ウィンウッドとの欧州ツアー後の北米セカンド・レグより6月30日シンシナティはリバーベンド・ミュージック・センターでの公演(クロスロード・ギター・フェスティヴァルを含む追加5公演の内のひとつ)をオーディエンス録音で収録。(年初から夏にかけて行われたツアーですが、7月3日に終了しており、この公演はそのラストから3本目の公演となります)最近、ネットアップされた本音源ですが、もともと中域の締りが足りない、エコー感強めの輪郭のぼやけた音像でした。今回は、全体に亘り丁寧なトリートメントが施されており、楽器の分離感も素晴らしい、非常にバランスの良いサウンドに仕上がっています。なんと言ってもクラプトンのサウンドを理想的に捉えており、Tuff Luck Blues、I Shot the Sheriff etc...ソロ・パートでのダイレクトに響き渡る生々しいサウンドはまさに鳥肌ものです!クレジット的には基本的に最近のレギュラー・バンドのラインナップになりますが、来日公演にも参加した、カントリー・バンド、ザ・トラクターズのメンバーであるウォルト・リッチモンドが、再加入しており、卓越した素晴らしいプレイを披露しています。セットリストは殆ど定番といえますが、欧州ツアーでは取り入れてなかった「When Somebody Thinks You're Wonderful」が加わって、よりバラエティー豊かな内容になっています。とにかく聴きどころは、Little Queen Of Spades後半部でのソロ・パートで、ガッドの2,4にためを効かせた重めのリズムに絶妙に絡む、2拍3連フレーズ等を多様したクリスのアグレッシヴなソロ、派手さは無いものの、抑揚を効かせたウォルトの絶妙なオルガン・ソロに続く、締めを飾るクラプトンの渾身のソロで、ハイ・トーンから入るいきなりのテンション、転調部分からのきれまくりのプレイは尋常ではありません。(The Pros And Of Hitch Hiking TourでのSexual Revolution等で魅せた神懸かり的なプレイを彷彿させます)まさにクラプトン・バンドの、魅力的なインター・プレイの数々、究極にバランスのとれた鉄壁のアンサンブルを理想的なサウンドで贅沢にパッケージしたファン必携のアイテム登場です!Live at Riverbend Music Center, Cincinnati, Ohio, USA 30th Jun 2010 PERFECT SOUND Disc 1 1. Going Down Slow 2. Key To The Highway 3. Tell The Truth 4. Tuff Luck Blues 5. I Shot the Sheriff 6. Driftin' 7. Nobody Knows When You're Down And Out 8. I've Got A Rock And Roll Heart 9. Layla Disc 2 1. When Somebody Thinks You're Wonderful 2. Badge 3. Wonderful Tonight 4. Before You Accuse Me 5. Little Queen Of Spades 6. Cocaine 7. Crossroads Eric Clapton - Guitar, Vocals Chris Stainton - Keyboards Walt Richmond - Keyboards Willie Weeks - Bass Steve Gadd - Drums Michelle John - Backing Vocals