数々のカヴァーが存在するチック・コリア「スペイン」の20分に及ぶ決定的なベスト・ヴァージョンといわれる大名演奏を記した、もう2度と実現しないであろう、東西のスーパー・ミュージシャンが一堂に介した「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」に於ける奇跡の一夜を奇跡の極上高音質ステレオ・サウンドボードで捉えた奇跡のアイテムが初登場!!日本に於けるジャズ人気を象徴する「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」は、1977年ハービー・ハンコックのV.S.O.P.を皮切りに、それまでの日本では考えられない豪華なラインナップで毎年凄まじい盛り上がり(現在の東京ジャズなどの比ではない)を呈していた。そんなライヴ・アンダー・ザ・スカイの目玉が、この時だけの特別な編成で行われる、まさに一期一会のスペシャル・ライヴでした。さて第13回目の開催となった1990年はどのような出演者がいたのでしょうか。本作はそのセレクト・ライヴ・スペシャル・バンドによる1990年7月28日に読売ランド・イーストで行われたライヴ・アンダー・ザ・スカイ'90でのライヴを、メンバー各人の細部のプレイもハッキリ、クッキリと聴き分けられる、門外不出のオリジナル・PCM・ デジタル・レコーディング・マスターからダイレクトに、これ以上ない別次元の驚愕・究極の極上高音質ステレオ・サウンドボードで収録した至高のアイテム!オープニング・ナンバーはジョー・サンプルの「レインボー・シーカー」!一発でガッドと判る細かでグルーヴィーなスネア捌きが光るイントロから、サンプルのピアノを存分にフューチャーし、終盤にはガッドのドラムとレニー・カストロのパーカッションによる激しいバトルで早くもテンション上げ上げ状態。2曲目では、もう1人のキーボード奏者(というかこの編成ではサンプルはピアノに専念)フィリップ・セスの代表曲「ヌガロ・グルーヴ」がセットイン。フィリップはアル・ディ・メオラに見初められアルの「スプレンディド・ホテル」でメジャー・デビューしたフランス出身のテクニシャンで、日本の伊藤たけしや角松敏生のアルバムのプロデューサーとしても知られ、サイモン・フィリップスとピノ・パラディーノとのセス・トリオとして日本でも多くのファンを持つ。ここでは彼の類稀なるテクニックとセンスが爆発するロング・ソロをたっぷりと聴かせてくれる。さらに、待ってましたのバジー・フェイトンのアグレッシヴながらメロディアスなフルムーン・ソロも最高!3曲目はニュー・ソウルのファンにはお馴染みのロバータ・フラックとダニー・ハザウェイによるデュエットで知られる名曲「ザ・クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」を、当時大ブレイクしていた歌姫ミキ・ハワードとアル・ジャロウのソウルフルなデュエットで、オリジナルを超える名唱を聴かせてくれる。またガッドはじめ各メンバーの燻銀なバック演奏も堪りませんなぁ!4曲目はチック・コリア作の永遠のクラシック「スペイン」!リターン・トゥ・フォーエバーに在籍していたガッド、チックとの共作でも素晴らしいヴァージョンを残しているジャロウ所縁のナンバーながら、サンプルの気合いの入ったピアノ・ソロ、セスのシンセ、フェイトンのらしいソロと、皆最高にグルーヴィーな演奏を繰り広げるなか、やはりジャロウの楽器を超越した超絶ヴォーカリゼーションとガッドの驚異のソロが聴きもの!ジャズ・ミュージシャンに限らず、あらゆるジャンルのアーティストにカヴァーされる「スペイン」。何百というカヴァー・ヴァージョンが存在しますが、ここでの20分に及ぶ力演はまさに最強、これぞベスト・ヴァージョンというに相応しい名演奏となっています!5曲目はスライ&ザ・ファミリー・ストーンの隠れた名曲、ミディアム・バラード・ナンバーの「エブリバディ・イズ・ア・スター」。ここで再びミキ・ハワードが登場してジャロウとの美しいデュオを聴かせてくれる。しかし、ここらのツボを得た楽曲選びって一体誰が選曲しているんだろう?う〜ん、気になるなぁ…ここからメドレー形式でラストのビートルズ「ヘイ・ジュード」になだれ込み、メンバー、観客、皆大盛り上がりで大団円!!今では考えられないほど豪華絢爛、東西のスーパー・ミュージシャンが一堂に介し繰り広げられたゴージャスな名演奏を、門外不出の奇跡の発掘PCM・デジタル・レコーディング・マスターからダイレクトに収録された、これ以上ない別次元といえる驚異の超極上高音質ステレオ・サウンドボードで完璧に捉えた夢のようなアイテムで御座います!!