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Pink Floyd ピンク・フロイド/狂気 The Dark Side of the Moon original production master tape

半世紀前の1973年3月1日に発売され、今なおロック・ミュージック最大の金字塔として輝く不滅の名作『狂気』。その50周年を記念したCDタイトルが2種同時リリース決定です。本作は、第二弾。初登場の流出マスターによって初めて明かされた「真なるマスター・サウンドの狂気」です。流出したマスター・クローン「真なるマスター・サウンド」の正体とは一体なにか? それは「オフィシャル流出の無加工マスター・クローン」です。この50年間、世界中のコレクターが「究極サウンドの狂気」「本当のマスター・サウンド」を求めてきました。特にFLOYDマニアは全世界的にもうるさ型が多く、様々なフォーラムで議論を戦わせながら、あらゆるメディアの各国盤/プレス違いをかき集めては音を比べ、「最も音の良い狂気」を探し求めてきた。しかし、それらはいずれもLP、カセット、CD、高音質CD等がソース。つまり、一度は「メディア化」されたものばかりでした。しかし、本作は違う。ネット等にも出回っていない独自の研究家ルートでもたらされた音源でして、オフィシャルによるリマスター作業の現場から流出したもの。その経緯よりも重要なポイントは「無加工」段階というところで、大元アナログ・マスターからナチュラル・トランスファーされただけ。つまり、一度もLPやCDなどのメディアにコピーされたことがなく、一切のイコライジングや音圧調整も施されていない。まさに「マスター・テープそのもの」の音が詰まっているのです。究極鮮度と完全無加工な「真なる狂気」そのサウンドは、想像を超えたアルティメイト・ナチュラルな『狂気』。一聴すると地味で素朴にも感じますが、集中すればするほど鳴りの解像度に気づかされ、ディテールがどこまでも細やかに聴き取れる。ギターにしろドラムにしろ、1音の立ち上がりには弦や皮の振動まで目に浮かびますし、消えゆく突端まで綺麗に描かれる伸びにはスタジオの空間まで感じられる。言葉にすると、これまでご紹介してきた初回LPや高音質CD版などと音味になってしまいますが、本作はそのレベルが違う。ご自身でも演奏される方なら録音機材の種別まで判別できるんじゃないかと思えるほどの情報量なのです。あまりの細やかさに「もっと細部が確かめたい!」とどんどん音量を上げたくなってくるのですが、ここでさらに驚き。ガンガン音量を上げていっても美しいのです。現在のところ、世界のFLOYDマニアの間で「ベストの狂気」とされているのは日本盤初回CD『CP35-3017』なのですが、本作と比べると高音が強化されており、音量を上げていくと徐々にキンキンと耳に痛くなる。また、一般の知名度ならMobile Fidelityの『UDCD 517』も高音質で知られていますが、こちらは低音を盛って迫力押し。やはり大音量でかけるとやかましくなります。ところが、本作はどんどん上げていっても聴き疲れしない(あくまで他盤との比較の話です。無限に音量を上げてシステムがバカにならないようご注意ください)。たとえ「Time」のイントロや「Money」のギターソロであっても柔らかみが失われず、浮かび上がってくるささやかなSEや塩素の機微に全身を浸すことができるのです。たとえ初盤だとしてもLPは音を溝に物理変換していましたし、これまで「最もマスターに近い音」とされてきた日本盤初回CDも音をイジッていた。本作は、そうしたあらゆる加工・変換が一切ない究極オリジナルな『狂気』、歴史的大名盤の真なる姿なのです。まるで50年前のアビー・ロード・スタジオで名盤の誕生に居合わせているかのような1枚。Taken from the original production master tape (43:00) 1. Speak To Me 2. Breathe (In The Air) 3. On The Run 4. Time 5. The Great Gig In The Sky 6. Money 7. Us And Them 8. Any Colour You Like 9. Brain Damage 10. Eclipse

Pink Floyd ピンク・フロイド/狂気 The Dark Side of the Moon original production master tape

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