1972年8月13日のハリウッド・パラディアム公演が高音質マスター・クオリティの最長時間収録で登場です。同年7月23日のラウンドハウス公演を最後に、コージーとクライブに代わり、リズムセクションにカーマイン・アピスとティム・ボガードを起用し、ボーカルにキム・ミルフォードを迎えます。しかしながらキムは数回のコンサートでクビになり、最後の3回のカルフォルニア公演は、元のボブ・テンチが務めることになります。本音源はその3回目にあたるハリウッド公演を収録したものです。マックスのピアノをフィーチャーしたイントロ「Lady」からGoing Down、更にはBBAでお馴染みとなるSuperstitiousが演奏される冒頭のセットはこの時期ならでは(ボブの歌うSuperstitiousはレアで貴重)。カーマインがボーカルを取るPeople Get Readyは、Tonight, I'll Be Staying Here With Youのエンディングにメドレーで演奏されます。中盤ではPlynthに挟まられる形でドラム&ベース・ソロタイムが用意され、演奏後、ジェフのティムへの賞賛の言葉も聴かれます。後半のLet Me Love You、Jeff's Boogie、Morning Dewというおいしい流れも最良の音質で聴くことができます。ジェフの歴史的にもたいへん重要な音源がこれだけのクオリティで出現したことは、ファンには大変嬉しいことです。Got The Feelingではワウやスライドを使ったジェフのプレイが良く、カーマインのド迫力ドラムもあってエンディングがこれまた強烈。Let Me Love Youはニューアレンジになっており、歌詞はそのままで演奏が後のLet Me Love Youと言うヴァージョン。ラストのMorning Dew も最高。この後、ボブとマックスが抜けて。9月からトリオのBBAになるので、僅か10日間のラインアップ。この5人による貴重な音源。ベック・コレクターにとってはこの時期を代表する音源のひとつになることは間違いのない必聴アイテムの登場です。Live at Hollywood Palladium, Los Angeles, CA, USA 13th August 1972 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1(36:33) 1. Jody 2. Going Down 3. Superstitious 4. Tonight, I'll Be Staying Here With You 5. People Get Ready 6. New Ways 7. Train Train 8. Definitely Maybe Disc 2(44:49) 1. Plynth 2. Shotgun 3. Instrument Jam 1 4. Instrument Jam 2 5. Plynth(Reprise) 6. Got The Feeling 7. Let Me Love You 8. Jeff's Boogie 9. Morning Dew Jeff Beck - Guitar Bob Tench - Vocal Tim Bogert - Bass Carmine Appice - Drums Max Middleton - Keyboards