『USE YOUR ILLUSION』を創り上げつつ、まだイジー・ストラドリンも在籍していた1991年のGUNS N' ROSES。その象徴サウンドボード・アルバムが最長・最高峰を(大幅)更新。そんな本作に刻まれているのは「1991年5月29日ノーブルズビル公演」。その全貌を捉えたステレオ・サウンドボード録音です。本作のポイントは「まだイジーがいるUSE YOUR ILLUSION Tourのフル・サウンドボード」というところ。まずは、激動のメンバーチェンジが始まった頃の流れを改めて整理し、ショウのポジションを確かめてみましょう。1990年《2月:ディジー・リード加入》・4月7日:Farm Aid出演《6月:スティーヴン脱退→マット・ソーラム加入》・11月9日:RIPマガジン・パーティ 1991年・1月20日+23日:ROCK IN RIO II(2公演)・5月9日ー16日:ウォームアップ(3公演)←※公式LIVE IN NEW YORK・5月24日ー6月30日:北米#1a(22公演) ←★ココ★《7月2日:暴動によりツアー中断》 ←※RIOT ACT・7月8日ー8月3日:北米#1b(15公演)・8月13日ー31日:欧州(7公演) ←※STOCKHOLM 1991 1ST NIGHT《9月17日『USE YOUR ILLUSION I&II』発売》《11月イジー脱退→ホーン含み13人編成に》・12月5日ー31日:北米#2(9公演)これが1990年/1991年のGUNS N' ROSES。ディジー&マットを迎えた彼らは“ROCK IN RIO II”で再始動し、春から本格的なツアーを開始。『USE YOUR ILLUSION I&II』のスーパーデラックス・エディションに収録されたリッツ公演はウォームアップ・ギグでしたが、本作のノーブルズビル公演はその2週間後にあたる「北米#1」4公演目のコンサートでした。このショウはTV放送プロショットが残された事でも知られるわけですが、本作はそのサウンドボード音声……ではない。映像篇は当店の『INDIANA 1991』でもお馴染みなものの、映像は良くても音声はモノラルで曇っており、いかにもTV放送といった感じのスカスカしていました。本作はそうではなく、独自ルートでもたらされた最新マスター。ステレオなだけでなく比較ならないほどクオリティが高いオフィシャル級サウンドボード。それこそ、正真正銘オフィシャルな『LIVE IN NEW YORK』と並べても遜色ない極上品なのです。しかも、長い。開演前や曲間が数秒ずつ長いですが、それ以外にもメンバー紹介やマットのドラムソロも収録している。実のところ、最近になって某動画サイトに長尺音声をシンクロさせたプロショットもアップされていますが、本作はそこでもカットされていた「It's So Easy」終了後のパートまで完全収録。結果として『INDIANA 1991』よりも約7分も長く、史上最長を更新しているのです。んなアップグレード・マスターで画かれるのは、1991年だからこそのレア曲も美味しいフルショウ。何度か引き合いに出している直近の公式作『LIVE IN NEW YORK』と比較しながら整理してみましょう。ユーズ・ユア・イリュージョン(11曲)・I:Right Next Door To Hell(★)/Bad Obsession(★)/Dust N' Bones(★)/Double Talkin' Jive/Live And Let Die/November Rain(*)/Perfect Crime(★*)・II:Civil War/14 Years(*)/Knockin' On Heaven's Door/Estranged その他(7曲+α)・アペタイト・フォー・ディストラクション:Mr. Brownstone/It's So Easy(*)/Rocket Queen(*)/Sweet Child O'Mine/Welcome To The Jungle/Paradise City・その他:Patience/Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather) ※注:「★」印は90年代にしか演奏していない曲。「*」印は公式『LIVE IN NEW YORK』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。まだリリースされていない『USE YOUR ILLUSION I&II』を軸にした大胆なセットで、イジーがメイン・ヴォーカルを務める「Dust N' Bones」「14 Years」も両方披露している。他にも後年には演奏しなくなるレア曲もたっぷり披露されており、特に「Right Next Door To Hell」はアルバム発売前だけの限定曲。「14 Years」にしても、2012年に数回演奏するまで長らくアルバム発売前の幻曲でした。そして、そんなレパートリーを綴るパフォーマンスが最高。新曲も大量投入したセットは猛烈にフレッシュで、名曲「November Rain」に至っては、この日が全世界初演だったりします。もちろん、全体的には本格ツアーが始まったことでエンジンも暖まってきていて、ウォームアップだった『LIVE IN NEW YORK』ほど不慣れでもない。そして何より、イジー入り。ホーンなどもなくソリッド「本来のGNR」らしさたっぷりに『USE YOUR ILLUSION』ナンバーをブチかましてくれる貴重なライヴアルバムなのです。プロショット音声とは比べものにならない完全オフィシャル級クオリティと、史上最長を併せ持った新発掘マスターです。公式デラックス・エディションの目玉であった『LIVE IN NEW YORK』と並ぶ……いや、超越しかねない決定盤。イジー・ストラドリンが在籍していた「1991年5月29日ノーブルズビル公演」のステレオ・サウンドボード録音。TV放送プロショットとは異なる新マスターで、オフィシャル級の極上クオリティ。ネットに出回り始めているバージョンよりも長い最長版です。公式デラックス・エディションの『LIVE IN NEW YORK』にも負けないサウンドで、貴重な「Perfect Crime」「14 Years」や全世界初演の「November Rain」等もたっぷりも楽しめる絶対作です。Deer Creek Music Center, Noblesville, IN, USA 29th May 1991 STEREO SBD(UPGRADE!!!!) Disc 1 (77:13) 1. Intro 2. Right Next Door to Hell 3. Mr. Brownstone 4. Bad Obsession 5. Dust n' Bones 6. Double Talkin' Jive 7. I Was Only Joking (Intro) 8. Patience 9. Civil War 10. 14 Years 11. Live and Let Die 12. Introduction of Izzy Stradlin 13. It's So Easy 14. Band Introductions ★冒頭部分は史上初登場 15. Drum Solo 16. Slash Guitar Solo 17. Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather) (Nino Rota cover) 18. Rocket Queen Disc 2 (55:24) 1. November Rain 2. Only Women Bleed 3. Knockin' on Heaven's Door 4. Perfect Crime 5. Estranged 6. Bad Time 7. Sweet Child o' Mine 8. Welcome to the Jungle 9. Paradise City W. Axl Rose - Vocals Slash - Guitar Izzy Stradlin - Guitar Duff McKagan - Bass Matt Sorum - Drums Dizzy Reed - Keyboards STEREO SOUNDBOARD RECORDING