BB&Aの1973年ヨーロッパ・ツアーより6月14日フランス・パリ・オリンピア公演を良好オーディエンス録音(モノラル寄り)にて約84分にわたり全曲収録した好盤が登場。この日のライブは15年ほど前(2000年)「LIVE IN PARIS 1973」という2枚組のCDで同じソースを使いリリースされていましたが、本盤はより鮮度の良いマスターを使用しCD化。音源履歴がジェネレーション不明とされるバージョンではありますが、既発と比べれば理屈抜きにその差は歴然。既発タイトルでは、くぐもった各楽器の音を際立たせるような当時流行のメタリックで派手目な加工感の強い音処理が全体的になされており、シンバルなどの高域にキーンとつんざく耳障りなノイズが入っていましたが、今回のマスターはそのような処理が一切なされていない図太くナチュラルな素材となっており不快な歪みなども殆どなし。良い意味で雰囲気抜群の当時の生録の質感をもった、終始安心して鑑賞頂けるお薦めタイトルになっています。改めて聞いてみてると、まず演奏を十分至近距離で捉えているのがポイントで、音像も図太く、ほぼモノラル寄りの録音ながら各楽器が絶妙なバランスで分離良く録音されており、想像以上に3人の骨太かつハードなプレイを全編にわたり堪能できることでしょう。なお、曲中カットが数ヶ所(LOSE MYSELF WITH YOU 8:02付近、BLACK CAT MOAN 0:51付近)で確認されるほか、若干の曲間カットも生じますが、そこは独自に修正処理を施し、なるべくスムーズに鑑賞できるよう配慮してあります。また音源素材の良さを生かすため無駄に音圧をかせぐようなコンプ処理、イコライズ等は一切行っておりませんので、是非ボリュームを上げ圧巻のプレイを爆音でお楽しみ下さい。間違いなくファン必携と言える1973年のスーパートリオの優良ライブがここに登場です。Live at Olympia, Paris, France 14th June 1973 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 1.Superstition 2.Livin' Alone 3.I'm So Proud 4.Lady 5.Morning Dew incl. drum solo Disc 2 1.MC 2.Lose Myself With You incl. bass solo 3.Black Cat Moan incl. You Shock Me 4.Why Should I Care 5.Going Down 6.Boogie Jeff Beck - Guitar, Vocal Tim Bogert - Bass, Vocals Carmine Appice - Drums, Vocals