本作は1993年のジャパン・ツアーから、10月19日の大阪城ホール2日目公演を完全収録しています。この日の音源を収録した既発盤としましては、一部の通販店で販売されたCD-Rタイトルがありましたが、今回本盤に使用されたマスターは、それとは完全別の、当店が新たに独自発掘したDATマスターです。このマスターは、これまで完全未発表だったものです。既発盤を完全に凌駕するDATマスターならではの、クリアかつナチュラルで深みのある音像と抜群のサウンドバランスを実現しています。ステレオ感もあり、アンディ・フェアウェザー・ロウとクラプトンのギターの聴き分けも容易です。10月12日 東京・武道館13日 東京・武道館14日 名古屋・レインボーホール17日 福岡・国際センター18日 大阪・大阪城ホール19日 大阪・大阪城ホール ←ココ★21日 東京・武道館22日 東京・武道館23日 横浜・横浜アリーナ25日 東京・武道館26日 東京・武道館27日 東京・武道館30日 横浜・横浜アリーナ 31日 東京・武道館 この日はStone Freeの後奏で、クラプトンではなくアンディがフィードバックを起こして貢献しているのも聴き取れます。このツアーには、リトル・フィートのリッチー・ヘイワードがドラムで参加していたことで、南部仕込みのド迫力のプレイが楽しめますが、もう一人忘れてはならないのが、ハーモニカのジェリー・ポートノイでした。あのパイントップ・パーキンスを擁した筋金入りの自身のリーダーバンドを経て、クラプトンの要請によってクラプトンバンドに参加した彼のプレイは、ブルースナンバーでの激しいブロウは当然のことですが、意外にもTears In Heavenで繊細なプレイを聴くことができます。この美しく哀しいナンバーで見事に花を添える彼のプレイにも耳を傾けていただきところです。さらにホーンセクションが加わっていたのも特筆すべきことで、彼らが彩るCrossroadsやTearing Us Apartは一際輝きを放っています。ブラスの入った「エレクトリック」Laylaもこの時だけのバージョンです。クラプトンのプレイと言えばこの日は絶好調で、Tearing Us Apartでは、このツアーだけで設けられたバックステージ(ステージ裏)席のオーディエンスへのサービスとして、ノリノリで速弾きをしながらステージ裏を一周したと伝えられています。それほど乗っていたクラプトンゆえに、プレイクオリティは全編に渡って文句なしです。中間に挿まれたシッティングのアコースティックセットでのサウンドも、音量が落ちることなく明瞭に捉えられており、ナイロン弦ギターを爪弾くクラプトンの音がくっきり粒立っています。前日と甲乙つけ難い2日目公演。Live at Osaka Castle Hall, Osaka, Japan 19th October 1993 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (55:34) 1. Opening 2. Malted Milk 3. Terraplane Blues 4. How Long Blues 5. 32-20 6. Kidman Blues 7. County Jail Blues 8. .44 9. Blues Leave Me Alone 10. Tell Me Mama 11. White Room 12. Badge 13. Wonderful Tonight Disc 2 (55:53) 1. Stone Free 2. Circus Left Town 3. Tears In Heaven 4. Crossroads 5. Tearing Us Apart 6. Groaning The Blues 7. Cocaine 8. Ain't Nobody's Business 9. Layla Eric Clapton - Guitar, Vocals Andy Fairweather Low - Guitar Nathan East - Bass, Vocals Chris Stainton - Piano, Keyboards Richie Hayward - Drums Jerry Portnoy - Harmonica Roddy Lorimer - Trumpet, Horns Tim Sanders - Tenor Saxophone, Horns Simon Clarke - Baritone Saxophone, Horns Katie Kissoon - Backing Vocals Maggie Ryder - Backing Vocals