エリック・クラプトンの93年ジャパンツアーから、初日に次いで行なわれた10月13日、日本武道館公演の2日目です。これも全て同じ録音者によるDATマスターですが、初日よりもさらに臨場感に溢れたダイナミックな音像になっています。恐らく録音したポジションが良かったのでしょう。クリアさ、ステレオ感の拡がり、サウンドバランス、どれをとっても特A級音質のこの2日目もきっとご満足いただけること間違いなしです実はこの2日目、既発盤がまったくリリースされていなかった日で、当時、一部の店にてブートレグ・カセットが売られていただけでした。本盤のマスターはもちろんそのカセットとも異なり、今回当店が独占入手した極上レベルのステレオDATレコーディング・ソースとなっています。この後の95年ジャパンツアー以降は全日公演収録のボックスセットがリリースされるようになりましたが、このツアーはまだ単発タイトルがリリースされるに留まっていた時代でした。そしてなぜか、この13日公演はリリースされないまま、唯一、音源が未発表の日となっていたのです。それが遂にDATマスターによる極上音質で初リリースとなります。本盤もマニア、コレクターには見逃せない一作になるでしょう。10月12日 東京・武道館 13日 東京・武道館 ←ココ 14日 名古屋・レインボーホール 17日 福岡・国際センター 18日 大阪・大阪城ホール 19日 大阪・大阪城ホール 21日 東京・武道館 22日 東京・武道館 23日 横浜・横浜アリーナ 25日 東京・武道館 26日 東京・武道館 27日 東京・武道館 30日 横浜・横浜アリーナ 31日 東京・武道館 セットリストは初日と変わりませんが、そこはクラプトンのこと、アドリブ性に溢れた、初日とはまったく異なるソロ・プレイを披露しています。初日と比べると、適度に崩したワイルドさを見せた日と言え、それだけに大胆にプレイしながら、決めるところは決めているスリリングなステージです。端正なパフォーマンスを披露した初日と是非聴き比べていただきたい内容です。リッチー・ヘイワードのドラミングも、よりかちっとはまってきた感があり、Stone Freeであばれまくるプレイが痛快です。クラプトンもこの日の同曲では、前日の初日には失敗していた、ジミ・ヘンばりにアンプにギターをこすりつけてフィードバックを起こすことに成功しています。そのため、より曲のダイナミズムが増しています。最大の聴きものは、終盤のGroaning The Bluesにおける弾き捲りのロング・ソロでしょう。このプレイを聴かずしてブルースマン、クラプトンは語れないと言っても過言ではないほどの凄まじさです。本邦初リリースの武道館2日目公演。極上ステレオ・オーディエンス音質でお楽しみください。Live at Budokan, Tokyo, Japan 13th October 1993 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (55:10) 1. Opening 2. Malted Milk 3. Terraplane Blues 4. How Long Blues 5. 32-20 6. Kidman Blues 7. County Jail Blues 8. .44 9. Blues Leave Me Alone 10. Tell Me Mama 11. White Room 12. Badge 13. Wonderful Tonight Disc 2 (57:09) 1. Stone Free 2. Circus Left Town 3. Tears In Heaven 4. Crossroads 5. Tearing Us Apart 6. Groaning The Blues 7. Cocaine 8. Ain't Nobody's Business 9. Layla Eric Clapton - Guitar, Vocals Andy Fairweather Low - Guitar Nathan East - Bass, Vocals Chris Stainton - Piano, Keyboards Richie Hayward - Drums Jerry Portnoy - Harmonica Roddy Lorimer - Trumpet, Horns Tim Sanders - Tenor Saxophone, Horns Simon Clarke - Baritone Saxophone, Horns Katie Kissoon - Backing Vocals Maggie Ryder - Backing Vocals