70年代中頃オーネット・コールマンのバンドに在籍し、70年代の後半よりソロ活動を開始後は、ハーモロディック奏法なる伴奏とメロディーをごちゃ混ぜにしたようなギタープレイとアミン・アリ率いるバックバンドのファンキーなグルーヴでジャス界に衝撃を。そしてその後の1987年12月ニューヨークのニッティング・ファクトリーにおけるギグを、当時としては良好なオーディエンス・マスターから44分にわたり収録。ソロ転向後は、ブルースやファンクの影響を大きく取り込み、ジャズと言うよりは前衛ブルース、ファンクといった独自の路線を切り開いてきた中、ここでは盟友アミン・アリとアミンの父ラシッド・アリを迎えたトリオによる演奏で、これまでをはるかに上回るグルーヴでジャズ、ブルース、ファンクをミクスチャーした強烈なサウンドを展開。特にリズム隊2人の強靭なビートが、独特のブラック・フィーリングに溢れており、全編ほぼインプロによる混沌な世界はフリー・ジャズ・ファンにもオススメ。Recorded at Knitting Factory, NYC, NY, USA December 1987 : Audience Recording 1. Introduction by James Blood Ulmer 2-7. Untitled Tune (Improvisation) James Blood Ulmer – guitar / Amin Ali – bass / Rashied Ali - drums