黄金の80年代を総括した究極ツアー“RUSSIAN ROULETTE Tour”。その最高傑作となる伝説録音がブラッシュアップ。「GRAF ZEPPELIN」による細密&超極上サウンドリリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1986年4月11日ニューカッスル公演」。伝説名手「Crazy S.」氏の手による超絶級オーディエンス録音です。“RUSSIAN ROULETTE Tour”と言えば、ウド・ダークシュナイダー脱退直前の最後のワールド・ツアー。その後の再結成でも取り戻せなかった黄金時代の絶頂期でもありました。まずは、その全景を振り返り、本作のポジションを確かめてみましょう。・3月7日ー29日:欧州#1(20公演)・4月2日ー11日:英国(8公演)←★ココ★・4月13日ー5月11日:欧州#2(19公演)《4月21日『RUSSIAN ROULETTE』発売》・5月23日:プロヴィデンス公演・6月6日ー8月1日:北米(30公演)・8月20日:スプリングフィールド公演・9月24日ー10月1日:日本(6公演)・12月5日+6日:ブルックリン(2公演) これが1986年のACCEPT。ウドが脱退したのは1987年になってからですが、ライヴ活動は1986年内に終結していました。秋の日本公演も思い出深いところですが、本作のニューカッスル公演はその半年前となる「英国」ツアー。80年代最後のイギリス公演でもありました。このショウは、何よりも伝説的な極上録音が残された事で知られている。その伝説録音を記録したのは、かの名手“Crazy S.”氏。本作もその有名音源ではありますが、その大元カセットからダイレクトにデジタル化した究極ジェネ版であり、さらに「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで磨き直された最高峰更新盤なのです。そのサウンドは、まさにツアーNo.1の最高傑作。1曲目「T.V. War」の冒頭でやけに小さな音量だったりしますが、これは録音ミスではなく現場PAエンジニアのミス。もちろん、現場音ですから10秒ほどで異常に気づき、あっと言う間に改善。その後はもう「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい極上サウンドが広がる。ポイントは「超」付きのタイト感。現場となった“メイフェア・ボールルーム”は1,500人規模の劇場なのですが、そのタイト感はまるで野外録音。ヘッドフォンで耳を澄ませてもホール鳴りが感じられず、音を反射する屋根や壁があると思えないのです。しかも、距離感もゼロ。演奏音もヴォーカルも輪郭までキリッとしていて滲み濁りが微塵もない。強いて言うなら、スネアの音色がちょっとオーディエンスっぽいような気がする……という次元であり、それこそリハーサルルームに同席しているか、あるいはステージ上でメンバーと一緒に立っているような間近感なのです。そんな超絶の最高傑作サウンドで画かれるショウも、最高傑作の名に相応しい。黄金時代の名曲群を1回のステージに濃縮した究極のフルショウがスピーカーから吹き出してくるのです。彼らの黄金時代と言えば、公式作『STAYING A LIFE』が基準になりますが、本作とは別ツアーなのでセットも異なる。ここで比較しながら整理してみましょう。ロシアン・ルーレット(4曲)・T.V. War(★)/Monsterman(★)/Heaven Is Hell(★★)/Russian Roulette(★★)メタル・ハート(4曲)・Living for Tonight/Wrong Is Right(★)/Up To The Limit/Metal Heart その他(8曲)・ボールズ・トゥ・ザ・ウォール:London Leathearboys/Love Child/Balls To The Wall・レストレス・アンド・ワイルド:Princess Of The Dawn/Restless And Wild/Fast As A Shark・ブレイカー:Son Of A Bitch/Breaker ※注:「★」印は公式『STAYING A LIFE』で聴けなかった曲。特に「★★」印はこのツアーでしか演奏していない限定曲。……と、このようになっています。近作に重点を置きつつ、『BREAKER』以降の5作を綺麗に配分した理想的な選曲が素晴らしい。しかも再結成時代のような有名曲選ではなく、「Wrong Is Right」「Heaven Is Hell」「Russian Roulette」といったレア曲が散りばめられ、リアルタイムの現役感を醸しているのです。『STAYING A LIFE』で聴けなかったナンバーも美味しく、80年代だからこそのバンド・ポテンシャルも発散していた“RUSSIAN ROULETTE Tour”。本作は、そんな究極ツアーをフル体験する最高傑作なのです。公式/非公式やサウンドボード/オーディエンスといったカテゴライズではなく、シンプルに「音が良くて格好いいメタルアルバム」を求める方なら、オフィシャルの名作群さえ凌駕してしまうかも知れない……本作が立っているのは、そういう地平なのです。伝説名手「Crazy S.」が入念に録音し、「GRAF ZEPPELIN」が丹念に磨き上げた至高の名作。ここに堂々の誕生です!音切れ、カットは適宜対応 位相修正 左右の音量調整「1986年4月11日ニューカッスル公演」の超絶級オーディエンス録音。世界的名匠“Crazy S.”氏の大元カセットからダイレクトにデジタル化され、さらに「GRAF ZEPPELIN」による細密マスタリングで磨き上げられた最高峰更新盤。そのサウンドは「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさで、距離感もホール鳴りもまったく感じられないド密着&超タイト・サウンド。まるでステージ上でメンバーと一緒に立っているような間近感で、黄金時代を総括したRUSSIAN Tourをフル体験できる最高傑作アルバムです。Live at Mayfair Ballroom, Newcastle, UK 11th April 1986 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)*Upgrade 1. Intro. 2. TV War 3. Living For Tonight 4. Monster Man 5. London Leather Boys 6. Wrong Is Right 7. Princess Of The Dawn 8. Heaven Is Hell 9. Guitar Solo incl. Bolero 10. Restless And Wild 11. Son Of A Bitch 12. Breaker 13. Love Child 14. Up To The Limit 15. Metal Heart 16. Russian Roulette 17. Fast As A Shark 18. Balls To The Wall Udo Dirkschneider - Vocals Wolf Hoffman - Guitar Jorg Fischer - Guitar Peter Baltes - Bass Stefan Kaufmann - Drums