1983年ソロ名義としては実質デビュー作となるミニアルバム「ROAD GAMES」リリース時に伴うUSツアーより、10月8日サンフランシスコのザ・ストーンと、翌9日バークレーのキーストーンでのギグを、いずれも近年テーパーにより公開された当時としては良好なオーディエンス・マスターからカップリング収録。まず2公演共にホール会場ではないクラブ・ギグゆえにその臨場感たっぷりのクリアーな音や、各楽器のバランスの良さは驚異的。そして特筆すべきはこの時期のメンバーで、アルバムにも参加した盟友ポール・ウイリアムス、そしてブラフォード等で馴染み深いジェフ・バーリン、さらにドラムにはザッパ・バンドの活動の合間をぬって参加となったチャド・ワッカーマンという、まさにホールズワースのキャリア史上、最強のラインナップと云えるもの。何よりこのメンバーでの活動はこの時期のみの短期間ゆえ、ライブ音源自体がこのクオリティーで聴けるのはファンにとって嬉しい限り。そしてセットの方も演奏時間はいずれもやや短いながら前作「I.O.U」、そしてメインの「ROAD GAMES」からの2作品のナンバーで構成され、演奏もホールズワースの彼独特レガートプレイや”Tokyo Dream"、"Road Games"で聴けるメロディアスなソロ、そしてジェフの超絶ベース・ソロ、さらには終盤で披露され圧倒的なアンサンブルで聞かせる"Letters Of Marque"でのチャドのドラム・ソロ、そしてヴォーカリストをこのツアー後ほとんど起用しなくなったため、貴重と云えるポールのヴォーカル・ナンバーなど、そのすべてが必聴と云えるファン・マスト・アイテム!disc 1 : 1. Intro/2. Where Is One/3. Tokyo Dream/4. Road Games/5. White Line/6. Bass Solo/7. Devil Take The Hindmost (fade out)/8. Letters Of Marque disc 2 : 1. Material Real/2. The Things You See/3. Was There at the Stone, San Francisco, California, USA October 8th 1983 4. Intro/5. Where Is One/6. Tokyo Dream/7. Road Games/8. White Line disc 3 :1. Bass Solo/2. Devil Take The Hindmost/3. Letters Of Marque/4. Material Real/5. The Things You See/6. Panic Station at Keystone, Berkeley, California, USA October 9th 1983 Allan Holdsworth - Guitar /Jeff Berlin – Bass /Paul Williams - vocal /Cad Wackerman – Drums