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Eric Clapton エリック・クラプトン/Kanagawa,Japan 1990 Complete Upgrade

1990年ジャーニーマン・ジャパン・ツアー最終公演の決定版がさらにグレードアップして登場!キャリアの中では今でも評価の高いエリック・クラプトン1990年「ジャーニーマン・ジャパン・ツアー」から、最終日となった12月11日の横浜アリーナ公演を極上のステレオ・オーディエンス録音で完全収録し、2012年5月にリリースされたのが「TERMINAL PORT(2CD)」でした。当時、1990年ジャパン・ツアーからの超高音質タイトル「DEFINITION OF LEGACY」「GOLD FLAVOR」「JOURNEY OF FAITH」「PRINCIPLE OF GOD」等数々の名盤をモノにした録音者のオリジナルマスターからリリースしたもので、90年ツアー最終横浜公演の一大決定版として人気を博し、完売したタイトルです。今回、この極上マスターをかのGraf Zeppelinがリマスターしてくれました!元より極上だったマスターの、微妙だった位相を完璧に修正、さらに音量を調整して、歪まない範囲で持ち上げての迫力アップ。その結果、極上のその上をいくレベルまで引き上げられることとなりました。このツアーのドラマーだったスティーヴ・フェローン(クラプトンは「フェローニ」と発音しますが)の特徴的な「バシャッ」というスネアのサウンドが忠実に収録されており、当日の会場ではまさにこのバンド・サウンドで聴こえていたと言えるリアルな音像になっています。すべての既発盤では音がボケていたオープニングのPretendingイントロでのスネア5連打の音を聴けば、それは明白です。録音上のトラブルは皆無で、テープチェンジによる欠落も一切なく、耳障りなオーディエンス・ノイズも全くないことが奇跡的とも言えます。45歳の弾き捲るクラプトン。セットリストが魅力!この公演は、ジャパン・ツアーの最終日という意味合いに留まらず、1月から開始した「ジャーニーマン・ツアー」そのものの千秋楽でもありました。それではここで1990年の「ジャーニーマン・ツアー」を含むクラプトンの活動履歴を振り返ってみましょう。《1989年11月7日:アルバム「JOURNEYMAN」リリース》・1月14日~2月10日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて18夜連続公演「18 Nights」を含むイギリス国内ツアー・2月14日~3月5日:北欧を含むヨーロッパツアー ・3月24日~5月5日:アメリカンツアー・ファーストレグ ・6月6日:ニューヨーク、レキシントンのアーモリーにて、「インターナショナル・ロック・アワード」受賞・6月30日:イギリス、ネブワースにて行われた「シルバークレフ・アワード・ウィナーズ・コンサート」(通称ネブワース・フェスティバル)に出演・7月21日~9月29日:アメリカンツアー・セカンドレグ・10月3日~10月21日:南米ツアー・11月7日~11月29日:オセアニア&東南アジアツアー・12月4日~12月13日:ジャパンツアー ←★ここ★ これを見ると、文字通りのワールドツアーに明け暮れた年だったことがお分かりいただけるでしょう。日本に辿り着くまでにRAHでの18夜連続公演でイギリスの興行記録を打ち立てたり(翌年には24 Nightsでさらに記録更新)、8月の全米ツアーでは一緒に回った盟友スティーヴィー・レイ・ヴォーンを不慮の事故で亡くしたりと、波乱万丈の一年でした。クラプトン自身も最後までツアーを完遂できたことが、非常に感慨深かったようで、クラプトンの気合が入らないわけがありませんでした。オープニングから飛ばし捲っています。1曲目の終了後にはバンド・メンバー、ツアー・スタッフ、ウドー音楽事務所の全員の名をコールして感謝の挨拶をしているという貴重なシーンが収められています(その気持ちを表すかのように、Cocaineではファースト・ソロをフィル・パーマーに、セカンド・ソロをグレッグ・フィリンゲインズに譲って花を持たせており、クラプトンのソロがない珍しいテイクとなっています。またこのグレッグのソロでは、Laylaのフレーズが散りばめられているのも一興です)。彼らに捧げると明言した公演だけに、クラプトンのプレイ・クオリティは本ツアーでも抜きん出たものとなっています。セットリストには当時の最新アルバム「JOURNEYMAN」からのナンバーが6曲も組まれており、あの名盤の楽曲のライブ映えするバージョンをたっぷり鑑賞することができます。セット中でも感極まらんばかりの怒涛のソロが聴けるのがI Shot The Sheriffの後奏です。本当に凄いの一語に尽きる、凄まじい至高の弾き捲りが詰まっています。このライブテイクを、クラプトンの長いキャリア上でもベストと推すプロギタリストも多いほどです。また、新年間近を意識しての「蛍の光」がLaylaの前奏曲としてプレイされているという珍しいシーンもあります。これは日本のファンに向けて、無事に新年を迎えてくれることを願っての特別サービスだったと言えるでしょう(イギリスでは、別れの曲ではなく、新年の多幸を祈念して歌われる曲です)。既に音源的には出回っているものの、このアップグレード極上音質で改めて聴いてみるだけの価値があるジャーニーマン・ツアー最終公演。ラストのネイザン・イーストによる「オツカレサマデシタ!」のMCまでも完全収録した最高クオリティのマスターとなっています。クラプトンが自ら「世界最高のバンド」と称えた、このツアーのみのサポートミュージシャンたち このツアーをここまでクオリティの高いものにしたのは、実力のあるバンドメンバーに負うところが大きかったと言えます。ベースのネイザン・イースト(現在もクラプトンの良き相棒です)、キーボードのグレッグ・フィリンゲインズ、ドラムのスティーヴ・フェローン、コーラスのテッサ・ナイルズ&ケイティ・キスーン(彼女も現在のバンドに在籍していますね)は86年の「AUGUST」以来の信頼関係にあるメンバーで、クラプトンとの呼吸を知り尽くした人たち。セカンドギターのフィル・パーマーは89年からバンドに加わったセッションマン上がりの実力派のプレイヤーでした。決して「七光り」ではありませんが、キンクスのデイヴィス兄弟の甥に当たる人で、まったくミストーンのない的確で器用なプレイぶりは大いにクラプトンをフォローしていました。クラプトンにスカウトされたきっかけは、86年のイギリスのシンガーソングライター、ポール・ブレイディのアルバムセッションで出会い、88年のプロデューサー兼アーティストのジョン・アストリーのアルバムセッションで再会したことだったようです(彼はこのツアー後、ダイア―・ストレイツに引き抜かれました)。因みにBadgeキーボードのでは担当したセカンドソロの前半で、クリームのオリジナルバージョンのクラプトンのソロを完コピしています(クラプトンはパーマーにとってもギターの師だったのでしょう)。この機会に改めて「世界最高のバンド」を本作でご確認ください。★位相修正 ★音量調整。歪まない範囲で持ち上げ ★帯域的には問題ないためほぼそのまま Yokohama Arena, Yokohama, Japan 13th December 1990 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (49:38) 1. Opening 2. Pretending 3. No Alibis 4. Running On Faith 5. I Shot The Sheriff 6. White Room 7. Can't Find My Way Home 8. Bad Love Disc 2 (75:49) 1. Before You Accuse Me 2. Old Love 3. Badge 4. Wonderful Tonight 5. Band Introduction 6. Cocaine 7. Auld Lang Syne / A Remark You Made 8. Layla 9. Crossroads 10. Sunshine Of Your Love Eric Clapton - guitar / vocals Phil Palmer - guitar Greg Phillinganes - keyboards Nathan East - bass / vocals Steve Ferrone - drums Katie Kissoon - backing vocals Tessa Niles - backing vocals

Eric Clapton エリック・クラプトン/Kanagawa,Japan 1990 Complete Upgrade

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