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Jimmy Page Robert Plant ジミー・ペイジ ロバート・プラント/Tokyo,Japan 2.9.1996 Complete DAT Master

今から21年前、日本のZEPファンは幸福の絶頂にいたのではないでしょうか。そう、ペイジ・プラントが来襲し、連日で驚異的なステージを繰り広げていたからです。そこから遡ること三年前にはペイジがデヴィッド・カバーデイルと来日を果たし、あのZEPのギタリストが久しぶりに日本のステージに立つという出来事がありました。それだけでも熱狂したファンの数は相当なものだったのですが、今度はプラントとの来日によってZEPフロントの両雄が24年ぶりで日本のステージに並び立つという、文字通り夢のような出来事が実現したのですから。以前ジョン・ポール・ジョーンズの来日公演をリリースした時にも述べたことですが、1990年代は日本のZEPファンにとって本当に夢のような時代でした。とはいっても、当時はそれが当たり前のようにも思えた贅沢な時期であったのも事実。中でも1996年のペイジ・プラント来日公演がもたらした熱狂は凄まじいものがありました。今振り返ってみても、彼らの来日は絶妙なタイミングであったと痛感させられます。前年の3月から10月にかけて行われていたツアーを完遂してみせたおかげでバンドとしてのまとまり、ライブでの勘(特にペイジ)も取り戻し、正に絶好調と言うべき状態。その最大の恩恵は、ポール・トンプソンが抜けてギタリストがペイジ一人という、もっとも理想的なフォーメーションでの来日公演が実現したということ。これには大きな驚きを与えると同時に、ペイジ・プラントが次の段階へと登ってみせたことを痛感させてくれたものです。実は来日公演前の南米フェス出演で既にこのフォーメーションが披露されていたのですが、今と比べて情報の伝達が早くなく(インターネットはようやく認知され始めた頃)、ほとんどのファンは2月5日の武道館のステージでフォーメーションの変化を知ったはず。さらに多くのファンが驚かされ、さらに大いなる興奮を覚えたであろうこと、それが連日のセットリストの変化でしょう。前年のアメリカ・ツアー終盤のセットリストの情報は既に知れ渡っていましたので、恐らくはそれを踏襲したものになるだろうとの予想がついたもの。実際に5日のショーはそれまでのパターンから幕を開けています。ところが6日がスローな「Babe, I’m Gonna Leave You」で幕を開けたのを皮切りに、連日のショーの変化がそれまでにないほど目の離せない展開をみせました。前年の長期に渡ったアメリカ・ツアーが連日大いなる熱狂をもって迎えられたことから、英語が通じず、何よりも「演奏に聴き入る」日本のオーディエンスのリアクションに戸惑いを覚えた(特にプラント)と言われています。しかし、それを逆手に取ったかのような6日のオープニングが上手くいったことが、日本公演におけるセットリスト連日の極端な変化へと結びついています。今回リリースされる2月9日の武道館のオープニングなど、絶対にアメリカでは考えられないパターンでしょう。何しろ静かな「Rain Song」から始まったのですから。この曲と「No Quarter」が続けて演奏されるという「HOUSES OF THE HOLY」モードなパターンも魅力的。どちらもペイジ・プラントのライブ・ステージにおける支柱となったオーケストラとの融合が大きな威力を発揮した曲でもあり、それらがじっくりと聴き入る日本のオーディエンスの前で披露されたというのも効果抜群でした。それに1996年の日本公演と言えば、世界中のファンをアッと言わせた「Tea For One」のライブ披露でしょう。これは前日の公演から投入されたレパートリーでしたが、その時が演奏をやり直すほど緊張してしまったのに対し、二回目の披露となるここでは遂に曲のポテンシャルを生かし切った素晴らしい演奏へと進化。ペイジの弾きまくる様や、ここでもオーケストラとの融合がまた素晴らしい。にもかかわらず日本公演の終盤からはレギュラーだった「Since I’ve Been Loving You」戻ってしまい、完全にジャパン・スペシャルと化したレパートリーだったのです。当時の新曲であった「Yallah」などは受けの悪さからアメリカ・ツアーの後半では一切演奏されなくなってしまったレパートリーですが、これを日本で復活させたのも良いアイデアでしょうし、当初二人が聴かせようとした新たなサウンドがライブでも十分に活かされた曲として、再評価されるべきではないでしょうか。一つ言えることは、やはりオーケストラとの融合が重要なキーポイントだったように思えます。そして今回リリースされるのは、これまでトレーダー間にも一切出回っていなかったオーディエンス録音。1996年の来日公演と言えば「10DAYS」ボックスという絶大なるアイテムが存在しています。今回の音源はそれのようなオンな音像には及ばないものの、代わりに立体感溢れた音像とウォーミーな音質が魅力の音源。先のボックスの録音などは確かに音像が近いのですが、一方で今聴いてみると平面的な質感であり、メリハリを欠いた感が否めません。むしろ今回の音源の方が演奏の迫力や会場の臨場感を伝えてくれるフレッシュな味わいが楽しめることでしょう。特にペイジ・プラントのライブ・ツアーにおける最大の功労者と言っても過言ではない、マイケル・リーのドラミングの素晴らしさ、あるいは迫力がたっぷりと味わえる点も今回の音源の魅力でしょう。彼がZEPのスタジオ・バージョンの雰囲気を保ちつつ、それでいて毎晩で自由な展開をみせた「Whole Lotta Love」は最高です。ドアーズの「Break On Through」などはおなじみですが、この日はハウリン・ウルフの「Spoonful」からメドレーが始まるというスリリングなパターン。ZEPを継承しつつも二人が生み出そうとした新たなサウンドがここに凝縮されている点も、是非今回のリリースにて再評価してください、そして毎晩のセットリストの変化に誰もがドキドキした、あの1996年の日々が蘇ります。Live at Budokan, Tokyo, Japan 9th February 1996 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (58:36) 1. Introduction 2. The Rain Song 3. No Quarter 4. Babe I'm Gonna Leave You 5. Immigrant Song 6. The Wanton Song 7. Heartbreaker 8. Ramble On 9. Hurdy Gurdy Solo 10. Gallows Pole 11. Whole Lotta Love (incl. Spoonful / Break On Through / Dazed And Confused) Disc 2 (68:26) 1. Tea For One 2. Dancing Days 3. Yallah 4. Four Sticks 5. In The Evening 6. Kashmir 7. Black Dog 8. Rock And Roll

Jimmy Page Robert Plant ジミー・ペイジ ロバート・プラント/Tokyo,Japan 2.9.1996 Complete DAT Master

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