異世界『SOMEWHERE IN TIME』と『戦術』を融合させ、絶賛を巻き起こしている最新“THE FUTURE PAST World Tour”。その最新レポートとなる極上ライヴアルバムがリリース決定です。そんな本作に吹き込まれているのは「2023年6月30日マンチェスター公演」。その一部始終を真空パックした最新オーディエンス録音です。当店ではツアー開始直後からリアルタイム・レポートを実施中。すでにShadesレーベルから4作の名作をご紹介しています。まずはツアーの最新状況を確認しつつ、本作も含めた各タイトルの位置関係を俯瞰してみましょう。欧州レッグ*5月28日『ALEXANDER IN SLOVENIA 2023(映像)』・5月30日ー6月4日(4公演)*6月7日『BERGEN 2023』・6月9日ー14日(4公演)*6月17日『HELLFEST 2023(映像)』・6月19日ー28日(5公演)*6月30日:マンチェスター公演 ←★本作★・6月28日ー8月5日(16公演)北米レッグ・9月28日ー10月6日(4公演)これが現在までに公表されている“THE FUTURE PAST Tour”。これまで映像2作とライヴアルバム1作が登場しており、本作はライヴアルバムの2作目になります。さらに細かく見ると欧州レッグは「大陸13公演→英国7公演→大陸12公演」という三段構えになっており、本作のマンチェスター公演は英国編の4公演目でもあります。そんなショウを真空パックした本作は、極上クオリティで話題の最新録音。芯は極太で力強く、距離感などまるでない。現場となった“AOアリーナ(旧:マンチェスター・アリーナ)”は2万人規模の屋内会場ではありますが、その鳴りは空気感というより厚みとダイナミズムとしか感じられません。ここまでの暫定ツアーベスト録音は『BERGEN 2023』とされていますが、本作もまったく劣らないツイン・ピークスと言っても良い。違いを挙げるなら『BERGEN 2023』は楽音に特化していてIRON MAIDENの生演奏がすべてを蹂躙するタイプだったのに対し、本作は大合唱もバランス良く吸い込んでいるタイプ。その唱和も間近な奇声はまったくなく、母国イギリスだからこそのシンクロ感が凄い。「演奏に集中したい」か「合唱があると燃える」という好みの違いでどっちが上とも断言できません。そんな極上級サウンドで綴られるのは、大絶賛が高じて「歴代最高では?」との声も出てきた“THE FUTURE PAST Tour”のフルショウ。セットは固定ですが、タイトルは本作が1本目でもありますので、ここでも再掲しておきましょう。サムホエア・イン・タイム(5曲)・Caught Somewhere In Time(★)/Stranger In A Strange Land/Heaven Can Wait/Alexander The Great(★★)/Wasted Years 戦術(5曲)・The Writing On The Wall/Days Of Future Past(★★)/The Time Machine(★★)/Death Of The Celts(★★)/Hell On Earth(★★)その他(5曲)・The Prisoner/Can I Play With Madness/Fear Of The Dark/Iron Maiden/The Trooper ※注:「★」印は6人編成になって初めて演奏された曲。特に「★★」印は完全初演。……と、このようになっています。ツアー開始当初は大復活の「Caught Somewhere In Time」や初の「Alexander The Great」が話題を呼びましたが、回を重ねるほどに「キャッチーなSOMEWHERE IN TIME」と「エピックな戦術」という想定外な好相性も浸透。本作でも長い新曲で合唱が巻き起こっています。そして、実はフレッシュ感覚の肝となっているのが「演奏していない曲」。エディのテーマ曲「Iron Maiden」は例外として、MAIDENライヴの超ド定番と言ったら「The Number of the Beast」「Hallowed Be Thy Name」「The Trooper」「Run to the Hills」「2 Minutes to Midnight」がズバ抜けて多い。今回のセットでは「The Trooper」以外の4曲が外されており、いつもなら感じる「そろそろ終わりも近いな」感覚が起きないのです。懐かしくも新鮮で、意外だけど正道ド真ん中。これまでになく絶妙なバランス感覚の名曲選が圧倒的な“THE FUTURE PAST Tour”。本作は、そのツアーNo.1録音の有力候補となる最新ライヴアルバムです。場数を踏むほどにこなれ、進化していくフルショウの最先端。大絶賛を巻き起こしている“THE FUTURE PAST Tour”の最新ライヴアルバムがリリース。現時点でツアーNo.1となる極太感と大合唱のスペクタクルを併せ持った大傑作で、レア曲満載のフルショウを極上体験できます。AO Arena, Manchester, UK 30th June 2023 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(60:01) 01 Intro: Doctor Doctor 02 Intro: Blade Runner (End Titles) 03 Caught Somewhere In Time 04 Stranger In A Strange Land 05 The Writing On The Wall 06 Days Of Future Past 07 The Time Machine 08 The Prisoner 09 Death Of The Celts Disc 2(62:42) 01 Can I Play With Madness 02 Heaven Can Wait 03 Alexander The Great 04 Fear Of The Dark 05 Iron Maiden 06 Hell On Earth 07 The Trooper 08 Wasted Years 09 Outro: Always Look On The Bright Side Of Life Bruce Dickinson – Vocals Steve Harris – Bass Dave Murray – Guitar Adrian Smith – Guitar Janick Gers – Guitar Nicko McBrain – Drums