デビュー35周年記念ツアーとして行われた2014年ジャパンツアーより、東京ドーム・シティ・ホール公演2日目、4月27日のライヴとサウンドチェックを、そのどちらもTOTOブートレッグ史上空前絶後の超高音質オーディエンス録音で完全収録した3枚組CDに登場です。テーパーは、昨年のヒューイ・ルイス、そして今年に入ってからのマイケル・シェンカー、先週リリースのジェフ・ベックの「TDCH 2014 2ND & 3RD NIGHT」と言ったタイトルを筆頭に、ライン録音に匹敵する極上レベルの超クリアー・サウンドのオーディエンス録音で、数々の決定盤東京公演タイトルを生み出しているお馴染みの録音者によるもの。このテーパーの特性としては、本当に驚くほどに澄み切ったクリーン&クリアなサウンド。これは他のテーパーに無い、圧倒的な個性と言って良いでしょう。(マイケル・シェンカーの東京2日目ライヴは本当に驚かされました!)CDを再生すれば、一発でご納得されると思いますが、とにかく全編に渡って、「これがオーディエンス?」と誰もが驚く、本当に異次元レベルの大別格サウンドで録音されているのです。今回の録音場所はアリーナ左ブロック6列目とのことですが、オーディエンスノイズも非常に少なく、楽音が、終始、ダイレクト感いっぱいに録音されています。音像は非常にクリアーでカラフル。それでいて、イコライズ感を殆ど感じさせない耳に優しいテイストをもった音なのです。普通、ここまで綺麗な音だと、耳に高周波が突き刺さって不快に感じたりするものなのですが、このテーパーの録音にはそういったネガティブな印象が全くない、まさに新次元のクリアーサウンドと言って良いでしょう。人によっては、オーディエンス録音特有の熱気や雑味に欠けるなどと難癖を付ける人もいるかもしれませんが、とにかく、そのくらいスペシャルな録音なのです。ライヴの内容の素晴らしさは今更言うまでもなし。日本ツアー4日目、しかも同じTDCH2日目とあって、東京初日以上にエキサイティングなライヴを展開しています。ライヴの流れもスムーズで、全てが上手くいっている印象の非常に高品質なコンサートを最高音質で楽しむことが出来ます。キース・カーロックのドラムは前任のサイモン・フィリップスよりもジェフ・ポーカロに近い感じで、TOTOの繊細なアンサンブルにはよりフィットしているのかもしれません。ジョセフ・ウイリアムスは、今回、非常によく声が出ており、各曲でオーディエンスを大いに感動させてくれてます。演奏能力は語るまでもなく天下一品で、前回同様スティーブ・ポーカロが復活したTwin Keyboardによる分厚く美麗サウンドは健在。(この日はスティーブ・ポーカロ紹介時に彼がマイケル・ジャクソンに書いた曲ヒューマン・ネイチャーを語りマイケル・ジャクソンの物まねまで披露すると言う一幕もあります。)最初から最後まで安定したブレの無い、ウルトラ・クリアーな超高音質サウンドでショウをたっぷりと堪能できます。ディスク3には当日、開場2時間前から開催されたVIPチケットに含まれるサウンド・チェックをこちらも本編同様に優れたオーディエンス録音で約37分に渡って収録。録音場所はアリーナ・センターブロック・最前列。約50人の参加者の前での、楽しいセッション風サウンドチェックを聴くことができます。フレンドリーかつリラックスしたムードでいっぱいの中、ライヴでもお馴染みのナンバーを次々と披露。演奏もボーカルも良い意味でラフで方の力が抜けたものですが、彼らの人柄が音に表れているような、楽しいパフォーマンスの数々を聴くことができます。It's A Feeling を後半、ボーカルとキーボードのみで再度軽く歌ったりと、こういう場でなければ聴けないパートも貴重。頭からクリアーに録音されていますが、St. George And The Dragon の鉄壁なサウンドは驚き。出音も本編と違いRAW&ROUGHなプロダクションなのですが、それを実にリアルに再現してくれます。演奏を途中ですぱっと止め、キーボードチェックの後、「アコースティック!」の声とともにアコギの音が会場に響きます。ピアノが軽く加わり「99」がスタート。歌の一番で軽く切り上げた後はメンバー紹介。ピアノに導かれ曲はI Won't Hold You Backへ。こちらも歌の一番を歌いきって後で軽く終了、場はファンとのQ&Aタイムに移ります。ラストはショウのオープニングのOn The Run / Child's Anthemで、サウンドチェック最後ということで、短いながらも気合の入った演奏が聴けます。全て同一録音者・同一機材による当日のサウンドチェックと本編ライヴ。TOTOライヴ音源史以上、間違いなくトップにランクされるであろう、空前絶後のスーパーサウンドで、この日のライヴをたっぷりとお楽しみ下さい!Live at Tokyo Dome City Hall, Tokyo, Japan 27th April 2014 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (73:45) 1. On The Run / Child's Anthem / Goodbye Elenore 2. Goin' Home 3. Hydra 4. St. George And The Dragon 5. I'll Be Over You 6. It's A Feeling 7. Rosanna 8. Wings Of Time 9. Falling In Between 10. I Won't Hold You Back 11. Pamela Disc 2 (68:07) 1. 99 2. White Sister 3. Africa 4. Band Introductions 5. How Many Times 6. Stop Loving You 7. Drum Solo 8. Hold The Line 9. Home Of The Brave Disc 3(37:22) Soundcheck 1. Soundcheck 2. Manuela Run 3. It's A Feeling 4. St. George And The Dragon 5. 99 6. Band Introductions 7. I Won't Hold You Back 8. Q&A 9. On The Run / Child's Anthem Steve Lukather - Guitars, Vocals David Paich - Keyboards, Vocals Steve Porcaro - Keyboards Joseph Williams - Lead Vocals Nathan East - Bass Keith Carlock - Drums Mabvuto Carpenter - Backing Vocals Amy Keys - Backing Vocals