急逝したジェフ・ポーカロの追悼ツアーともなってしまった“KINGDOM OF DESIRE Tour”。その現場を極上体験できる新名盤が到着です。そんな本作に吹き込まれているのは「1992年10月7日パリ公演」。その極上オーディエンス録音です。“KINGDOM OF DESIRE Tour”と言えば、公式作『ABSOLUTELY LIVE』が残され、当店では来日公演アルバム『BUDOKAN 1992』もお馴染み。そんな中で本作のポジションはいかなるものなのか、まずは当時のスケジュールから紐解いてみましょう。1992年・1月18日+2月14日:北米#1(2公演)《8月5日:ジェフ・ポーカロ死去》《9月7日『KINGDOM OF DESIRE』発売》・9月26日ー11月3日:欧州(28公演) ←★ココ★・11月7日ー12月3日:アジア/豪州(15公演)←※BUDOKAN 1992・12月14日:ユニバーサル・シティ公演 1993年・5月9日ー6月23日:北米#2/中南米(21公演)・8月26日:ホフマンエステーツ公演《10月12日『ABSOLUTELY LIVE』発売》・10月30日:トゥールーズ公演 これが1992年/1993年のTOTO。本作パリ公演はメインレッグでもあった「欧州」の9公演目。公式作『ABSOLUTELY LIVE』の直近12日前であり、来日の1ヶ月前というタイミングでもありました。そんなショウを真空パックした本作は、それはそれは見事な極上オーディエンス録音。何しろ、本作は今話題の「Stephane」コレクションから飛び出した特級品なのです。この人物はパリを中心に80年代末期/90年代初期の極上録音を次々と発表している録音家。IRON MAIDENの名盤『DEFINITIVE PARIS 1993』を筆頭に、SCORPIONSの『PARIS 1990』やMOTLEY CRUE『PARIS 1989』等が大好評を博しました。HR/HM系が多いのでTOTOファンの方には馴染みが薄いかも知れませんが、本作も名手の金看板を一層輝かせる大傑作なのです。どれほど極上かと言えば、「公式ABSOLUTELY LIVEと同レベル以上」と申し上げればご理解頂けるでしょうか。もちろん空間録音ですから『ABSOLUTELY LIVE』ほどのド密着感ではありませんし、音色や手拍子にもオーディエンスらしさは宿っています。しかし芯の力強さ、クリアな聴きやすさ、ディテールの鮮やかさ……項目を1つひとつチェックしてみると『ABSOLUTELY LIVE』にも負けていない。特にリッチで艶やかな鳴りの美しさは公式作も上回っており、大合唱スペクタクルやシンフォニックで染み入る聴き応えは比較にならない大感動を与えてくれるのです。そのサウンド以上にオフィシャル超えなのは、フルショウ完全収録の曲数ボリュームでしょう。公式『ABSOLUTELY LIVE』も約83分の2枚組ではありましたが、本作は約2倍尺の2時間42分という3枚組なのです。最後にセットを比較しておきましょう。キンボール時代(11曲)・宇宙の騎士:Child's Anthem(★)/I'll Supply The Love(★)/Georgy Porgy/Angela(★)/Hold The Line・聖なる剣:I Won't Hold You Back/Africa/Rosanna・その他:Hydra/99/If It's The Last Night(★)それ以降(12曲)・ファーレンハイト:I'll Be Over You/Don't Stop Me Now・第7の剣:Home Of The Brave/Stop Loving You(★)・欲望の王国:Gypsy Train(★)/Never Enough(★)/How Many Times(★)/Kingdom Of Desire/Jake To The Bone(★)/Don't Chain My Heart・その他:Angel Don't Cry(★)/With A Little Help From My Friends ※注:「★」印は『ABSOLUTELY LIVE』では聴けない曲。『ABSOLUTELY LIVE』と同じ13曲を丸ごと収録している上に、10曲も上乗せしている。ライヴ自体は別公演ではありますが、聴き応えはまさに「ABSOLUTELY LIVEの拡張・完全版」なのです。話題の名手「Stephane」コレクションから生まれた新名盤であり、“KINGDOM OF DESIRE Tour”を極上フル体験できる代表作として語り継がれて行くであろう永遠の傑作。「1992年10月7日パリ公演」の極上オーディエンス録音。話題の名手「Stephane」コレクションから飛び出した特級品で、オーディエンスらしさを感じさせつつも聴き応えは公式『ABSOLUTELY LIVE』に負けていない。特にリッチで艶やかな鳴りの美しさは公式作も上回っており、大合唱スペクタクルやシンフォニックで染み入る聴き応えも絶大。『ABSOLUTELY LIVE』の約2倍となる2時間42分のフルショウを極上体験できます。Palais Omnisports de Paris-Bercy, Paris, France 7th October 1992 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(70:10) 1. Intro 2. Gypsy Train 3. Never Enough 4. Child's Anthem 5. I'll Supply the Love 6. Hydra 7. I'll Be Over You 8. How Many Times 9. Home of the Brave 10. Keyboard Solo 11. Georgy Porgy 12. 99 13. If It's the Last Night 14. Angela 15. I Won't Hold You Back 16. Don't Stop Me Now Disc 2(62:27) 1. Africa 2. Guitar Solo 3. Kingdom of Desire 4. Jake to the Bone 5. Drum Solo 6. Angel Don't Cry 7. Don't Chain My Heart 8. Stop Loving You 9. Rosanna Disc 3(29:43) Encore 1. MC 2. Hold the Line 3. Band Introductions 4. With a Little Help From My Friends Steve Lukather - Guitar, Vocals Mike Porcaro - Bass David Paich - Keyboards, Vocals Simon Phillips - Drums Chris Trujillo - Percussions Jenny Douglas-McRae - Backing Vocals Donna McDaniel - Backing Vocals John James - Backing Vocals