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Who,The ザ・フー/IL,USA 1973

リリースされるザ・フーの『FILLMORE WEST 1968 3RD NIGHT』、さらには大好評発売中の『FILLMORE WEST 1969 2ND NIGHT』そしてクリーム一連の1968年音源を公開してくれた人物は他にもフーの気になる音源を公開してくれています。その一つがこの1973年のシカゴ公演。もちろん『QUADROPHENIA』ツアーの一環にして今まで一切のアイテムが存在しなかった日。もっとも録音は完全収録とはいかず「Love, Reign O'er Me」の途中までとなっており、おまけにピッチが低い。また音像に関しては遠めでやや轟音(笑)というビンテージ・オーディエンス感丸出しな録音状態ではあるものの鮮度は上々、それでもなおフー絶頂期を捉えた貴重音源であることは間違いない。そこでこの貴重なビンテージ・オーディエンス最大の欠点であるピッチの低さをしっかりアジャストした上で、さらに微調整を加えた結果、元のYouTubeで公開されているバージョンよりもはるかに聞きやすくなってくれたのです。まず粗い音質をイコライズで調整、さらに音像が遠いなりにロジャーの歌声が大きく捉えていたことから、そこへピッチの狂いを正すとこのバランスがさらに吉へと転じたのでした。もっとも初心者には厳しいかもしれませんが、オーディエンス慣れしたマニアなら余裕で楽しめること間違いなし。何よりこれは天下無敵な1973年『QUADROPHENIA』ツアーなのです。ここではピート入魂のコンセプトから彼が総監督する立場へ廻った分ギタープレイの比重が薄く、なおさらキースの縦横無尽なドラミングとロジャーの熱唱が印象的なツアーとなりました。特に彼の歌声が大きく録音されているということもあり、これがまた『QUADROPHENIA』ツアーならではの迫力あるライブ・サウンドを十分に感じさせてくれることでしょう。もちろん「Bell Boy」ではキースが大暴れしながら熱唱する様子もしっかり捉えており、そこに会場の出音のバランスも良くなって一段と聞きやすくなっている。こうなると不完全収録&ピッチが低い、そして粗さの目立つ音質が改善されていよいよ楽しめるビンテージ・オーディエンスへと豹変。International Amphitheatre, Chicago, IL, USA 29th November 1973 Disc:1 (49:01) 1. I Can't Explain 2. Summertime Blues 3. My Wife 4. My Generation 5. Quadrophenia Introduction 6. I Am the Sea 7. The Real Me 8. The Punk and the Godfather 9. I'm One 10. Helpless Dancer 11. 5:15 Disc:2 (39:45) 1. Sea and Sand 2. Drowned 3. Bell Boy 4. Doctor Jimmy 5. Love, Reign O'er Me

Who,The ザ・フー/IL,USA 1973

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