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Paul McCartney Wings ポール・マッカートニー ウイングス/Wings Multi Tracks Vol.2

ウイングスの初期シングル4曲、「Hi Hi Hi」「Junior’s Farm」「Jet」「Band On The Run」のマルチトラックをセパレートで収録した『WINGS MULTI TRACKS』の続編がリリースになります。今回は「Maybe I’m Amazed」「Helen Wheels」「Let Me Roll It」の3曲に加え、前作とは異なるセパレーションの「Band On The Run」を収録しています。今回も基本的には(1)ヴォーカル (2)ギター (3)ベース (4)ドラム の順でそれぞれの楽曲が収録されています。詳細はトラックリストをご覧ください。今まで他の音に埋もれていて聴くことが出来なかった詳細な部分などが明確になり、新たな魅力に気付かされます。もちろん曲によってはギターが何度も重ねられていたり、リンダのキーボードが重ねられていたりと、まるでポールの曲作りの過程が伺えるようです。特に今でも人気の高い「Maybe I’m Amazed」は、ポールの哀愁を帯びたヴォーカル、今まで埋もれていたコーラスのリンダの声などが聴きどころ。またピアノトラックもあの印象的なメロディを奏でており、単独で耳にすると美しさが際立ちます。また「Helen Wheels」にはムーグという楽器が使われており、これも単独で収録。あの雑多な賑やかさを感じる曲調はこの楽器の効果によるものであるというのがわかります。余談ですが、この曲のタイトルはポールが所有していたランドローバーのニックネーム“Hell On Wheels”にちなんでいるそうです。ジョンの「How Do You Sleep」の返答歌と言われる「Let Me Roll It」は、あのジョンを意識したカッティング・ギターもさることながら、ウイングスのメンバーによるコーラス・ワーク、これに尽きます。ポールのヴォーカルに重なるリンダ、デニーのそれぞれ特長ある声質によるコーラス、これがまさにウイングス、70年代のポールの曲を構成する重要な要素であると思うのですが、この曲にそのエッセンスが詰まっていると言っても過言ではないでしょう。このように、ウイングスのナンバーの中でも、現在でもライヴで採り上げられる重要な楽曲を、それぞれセパレートした形で収録しているマルチトラック・シリーズの第二弾。DISC ONE【MAYBE I'M AMAZED】01. Vocals & Backing Vocals 02. Piano & Organ 03. Guitars #1 04. Guitars #2 05. Bass 06. Drums【BAND ON THE RUN (alternate separation)】07. Vocals & Backing Vocals 08. Guitars 09. Keyboards & Guitars & Horns 10. Keyboards 11. Bass 12. Drums DISC TWO【HELEN WHEELS】01. Vocals & Backing Vocals 02. Guitars #1 03. Guitars #2 04. Moog 05. Bass 06. Drums【LET ME ROLL IT】07. Vocals & Backing Vocals 08. Guitars #1 09. Guitars #2 10. Organ 11. Bass 12. Drums

Paul McCartney Wings ポール・マッカートニー ウイングス/Wings Multi Tracks Vol.2

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