エリック・クラプトン2009年RAH公演の極上音質ニューマスターが新登場!エリック・クラプトンの秘蔵音源では当店でお馴染みの、イギリス在住の重鎮テーパーから極上音質の凄い音源がもたらされました。2009年にクラプトンが行なったロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール連続公演から、7公演目に当たった5月25日を極上ステレオ・オーディエンス録音で完全収録したDATマスターです。この日の音源は過去に「ROAMING THIS OLD HIGHWAY」(4CD)のタイトルでリリースしており、そのサウンドボード録音のような驚異的な高音質で喜んでいただいたものです。ところが、今回重鎮テーパーから提供されたのは、それとは異なり、さらにその上をいく極上音質のDATマスターだったのです!これがオーディエンス録音なんて信じられません!この楽音の際立ち。良質なサウンドボード録音のようにしか聞こえないのです。既発盤をお持ちの方でもこの音質には驚かれることでしょうし、お持ちでない方なら、決定版として喜んでいただけること請け合いです。2009年はジャパン・ツアーも行なわれましたが、日本公演時とはセットリストもバンドメンバーも変わっており、この年中盤のクラプトンのライブとしてははずせない内容だと言えます。日本公演とはまったく異なる魅力的なセットリストだった一夜 それではここでこの年のクラプトンの履歴を追ってみましょう。・2009年2月12日~28日:11公演に渡るジャパンツアー(21日、22日には埼玉スーパーアリーナでのジェフ・ベックとのジョイント公演を含む)・2009年3月4日~10日:短期オセアニアツアー・2009年3月19日、20日:オールマン・ブラザーズ・バンドの結成40周年記念コンサートにゲストとして出演2009年5月4日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたギタリスト、ジョー・ボナマッサのコンサートに飛入り・2009年5月9日:ロンドン、グロスヴナー・ホウス・ホテルで開催された「バンバリー・クリケット・クラブ」のチャリティイベントでプレイ・2009年5月11日~31日:ロイヤル・アルバート・ホール11公演を含むイギリス国内ツアー ←★ココ★・2009年6月10日~30日:アメリカン・ツアー・2009年10月20日:BBCテレビジョンスタジオにて音楽番組「Later...With Jools Holland」のスモーキー・ロビンソンのゲスト回に出演(ロビンソンのレギュラー・ギタリストが体調不良を来たしたための急遽の出だった)・2009年10月30日:ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンで行なわれた「ロックの殿堂25周年記念セレモニー」にてクラプトンバンドとして出演、アレサ・フランクリン、オジー・オズボーン、U2らと共演する・2009年11月23日:スイス、ジュネーヴで行なわれたチャリティ・イベント「Children Auction」に出演、愛用のマーティン000-28も出品した・2009年12月31日:AA(アルコール中毒者の会)のための恒例のチャリティ・コンサート「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」開催 チャリティイベントやテレビ番組にも出演し、世界各地でツアーも行なった非常に精力的な活動の一年だったことがお分かりいただけるでしょう。ここには日本でのジェフ・ベックとのジョイント・コンサートも含まれていました。そして本作の日は、地元ロイヤル・アルバート・ホールでの11連続公演の7夜目に当たっていました。言わば、慣れた地元で伸び伸びとプレイできたタイミングだったと言えます。ジャパン・ツアーの音源を気に入っておられる方にも是非注目いただきたいのが、まずはドラマーがエイブ・ラボリアル・ジュニアからスティーヴ・ガッドに替わっていたことです。クラプトンの楽曲と言えば、もはやガッドほど「はまる」人選はないと言ってもいいほどです。その絶対的な安心感から、クラプトンはジャパン・ツアー時とは劇的にセットリストを変更してきたのです。オープニングナンバーからして違います。01年の「レプタイル・ツアー」以来8年ぶりの演奏となるGoing Down Slowからというサプライズ。この曲もOld Loveも、共に98年の「ピルグリム・ツアー」の時のアレンジでプレイされています。このあたりは、98年当時にもキーボードにティム・カーモンがいたことが主因と考えられ、Old Loveでのカーモンのシンセソロも素晴らしいものですが、彼のシンセサイザーのプレイアビリティを活かしての、92年以来17年ぶりとなったAnything For Your Loveの重厚なパフォーマンスも聴きものです。この曲でのクラプトンのチョーキングは、90年の「ジャーニーマン・ツアー」と同等の指の強さを窺わせます。19年経ってもまったく衰えを見せていないことがお判りいただけるでしょう。そして前半のハイライト曲であるI Shot The Sheriff。この曲での後奏のソロは、クラプトンが冴え渡った時の、圧倒的に力でねじ伏せるような超速弾きは聴かれませんが、非常に繊細な、クラプトンにしか弾けないようなエモーショナルなフレーズ構成となっています。まるで、冤罪を逃れようともがく一人の男のストーリーを語ろうとするかのような切ないソロです。是非聴いていただきたいパフォーマンスです。また、この日からは、それまでの公演で組まれていたディラン・カバーNot Dark Yetに代わってブルースのDriftin'が演奏されています。またレアな選曲と言えば、Anytime For You。クラプトンの敬愛するビッグ・メイシオのブルースナンバーです。この曲はライブでは初カバーでした。演奏が始まった途端、会場がアメリカの鄙びた酒場のステージに変わったかのようなムードになります。その活躍の主人公はピアノのクリス・スティントンです。このムードが実現できるクラプトンバンド、凄いと思います。2003年ツアーではアンコールナンバーだったスタンダードナンバーSomewhere Over The Rainbowを中盤のシッティングセットで披露しているのもバラエティの妙というほかはありません。何が飛び出すか、ワクワクする前半に対し、後半は王道的なセットリストですが、演奏は総じて素晴らしく、どの曲でも圧倒的なスケール感を感じさせる充実の演奏を楽しむことができます。この日のCocaineのソロは一風変わったフレーズから始めているのも面白いですが、ソロ中盤からの畳みかけるスローハンド奏法の速弾きは、この日一番のプレイと断言できます。冴え捲っています!レギュラーセットのラストに組まれることの多いこの曲では、通常はかなりの疲れを見せていて、冴えたソロはあまり聴かれなくなっているのが2000代以降のクラプトンですが、この日のCocaineは違います!2009年もクラプトンは元気でした!ジャパン・ツアーの後に行なわれたという珍しい日程だったロイヤル・アルバート・ホール公演でしたが、ドラマーがチェンジし、セットリストも大幅に変わっただけに、日本公演とはまた違った魅力に溢れているパフォーマンスが極上音質で完全収録されているのが本作です。Royal Albert Hall, London, UK 25th May 2009 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)★奇跡的超高音質★初登場 Disc 1 (66:15) 1. Intro. 2. Going Down Slow 3. Key To The Highway 4. Old Love 5. Anything For Your Love 6. I Shot The Sheriff 7. Driftin' 8. Layla 9. Nobody Knows You When You're Down And Out 10. Anytime For You 11. Somewhere Over The Rainbow Disc 2 (52:21) 1. Badge 2. Little Queen Of Spades 3. Before You Accuse Me 4. Wonderful Tonight 5. Cocaine 6. Crossroads Eric Clapton - guitar / vocals Andy Fairweather Low - guitar / vocals Chris Stainton - keyboards Tim Carmon - keyboards Willie Weeks - bass Steve Gadd - drums Michelle John - backing vocals Sharon White - backing vocals