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Bob Dylan and the Rolling Thunder Revue Joan Baez,Roger McGuinn ボブ・ディラン/CT,USA 1975 2Shows Upgrade

ボブ・ディラン1975年のローリング・サンダー・レビューといえば四年前に全世界待望のボックスセットがリリースされた訳ですが、それらはあくまでマルチトラックで収録されたライブのみで構成されたセットでもあった。そのせいで音源がツアー中盤からの収録に偏る結果となってしまい、むしろマルチトラックの収録が行われなかったショーが多数存在していたことを明らかにする結果にも。それどころかツアー後半ですらマルチ収録されなかった日がいくつもあり、正にその隙間を埋めるべくリリースされたのが大好評発売中の『DEFINITIVE DOUBLE E'S』だった訳ですが、皮肉なことにローリング・サンダー・ボックスのリリースによって価値を失わなかったのが『NEW HAVEN 1975』。ツアーが軌道に乗ってきた頃のステージを良好オーディエンスで捉えた名盤であったと同時に、ローリング・サンダーの前半を代表する名盤でもあった。そしてリリースは約10年前であり、評判が評判を呼んで売り切れになって久しいアイテムでもある。実のところオフィシャルのローリング・サンダー・ボックスの登場以前に売り切れてしまったタイトルでもあり、同ボックスのリリース後は余計にマニアから再リリースの要望が絶えない名盤と化してしまったのです。そんなリリースから10年近い歳月が経過し、そろそろ再リリースを実現させるタイミングではないか?ということから、今回は音源のブラッシュアップを「Graf Zeppelin」に依頼。今回もその腕を見事にふるってくれた訳ですが、言うまでもなく再リリースに際して元音源から見直し。1975年のモノラル・オーディエンス録音としては抜群の鮮度を誇った録音状態が人気の秘密ですが、「Graf Zeppelin」がリマスターしてくれたことでさらにすっきりクリアーな状態。おまけに今回はオープニングのディラン登場前にボブ・ニューワースが紹介する場面から収録、内容面に関してもはっきりアッパー版へと進化。さらに「Graf Zeppelin」はボーナストラックに関しても全面的に見直し。前回のリリースはニュー・ヘイブン後の日程からレアナンバーを収録していましたが、今回は同じニュー・ヘイブンは夜の部のテイクをボーナス収録することでさらに統一性のある内容に。こちらには昼の部では歌われなかったレパートリーが多数あり「A Hard Rain's A-Gonna Fall」や「Blowin’ In The Wind」といったクラシックスが聞けるだけでなく、ディランの弾き語りによる「I Don’t Believe You」での優しい歌いっぷりが絶品。一方、前回のリリースで好評いただいたハートフォード公演から他アーティストの演奏ボーナスに関しても「Graf Zeppelin」が音源の段階から洗い直した改めてモノ化させた腰のある音質へと変化。その内の一つはリック・ダンコがザ・バンドでのライブ披露より先に歌ってみせた「It Makes No Difference」ですが、作者ロビー・ロバートソンの訃報が届いた今となってはなおさら歴史的な場面となってしまいました。そして何と言ってもニュー・ヘイブン本編に関してはサンダー・レビューの試運転期間が終わり、バンドして自信を持って演奏されるようになった様子が高音質オーディエンス故にしっかり感じられる。もちろん「まるでサウンドボード」と形容されるほどの音像ではないのですが、このクリアーで鮮度抜群な録音状態は本当に聞きやすい。改めてツアー前半の優良オーディエンスであることを思い知らされることかと。おまけに不朽の名作「Tangled Up In Blue」の歴史的なライブ初演がこれほど聞きやすい音質で捉えてくれたのはラッキーでしかない。そんな場面からもツアーが順調に進みだしたディランの自信が伺えますが、むしろ勢い余って起きた微笑ましいハプニングがDisc-1ラストの「One More Cup Of Coffee」。ここでディランはいつもと違うテンポを試したくなって歌い始めてみたものの、それに戸惑ったリズム隊によって却下されて元のリズムに戻るという傑作な場面が捉えられているのです。こうしたハプニングを抜群の聞きやすさで捉えていたのも本音源の大きな魅力。当時のリリースからして75年ローリング・サンダー・レビュー前半の名盤との誉れ高きリリースでしたが、今回は「Graf Zeppelin」による見事なプロデュースによって2023年の再登場に相応しいバージョンへと生まれ変わりました。ローリング・サンダー・ボックスでは味わえないツアー前半ならではの和やかさを捉えた名盤が最高の状態で再リリース!リマスター・メモ 本編は帯域を全面的に若干見直し、右chで時折入るプチノイズを除去 ボーナスのHartfordは前回の使い回しではなく、元データからの完全新規マスタリング。完全モノ化したことで、前回盤のような定位ズレもありません。Veterans Memorial Coliseum, New Haven, CT, USA 13th November 1975 PERFECT SOUND(UPGRADE) Veterans Memorial Coliseum, New Haven, CT, USA 13th November 1975 Afternoon ShowDisc 1(68:18) 01. When I Paint My Masterpiece ★アタマ10秒ほど前回盤より長い 02. It Ain't Me, Babe 03. The Lonesome Death Of Hattie Carroll 04. Romance In Durango 05. Isis 06. The Times They Are A-Changin' 07. Dark As A Dungeon 08. Never Let Me Go 09. I Dreamed I Saw St. Augustine 10. I Shall Be Released 11. Tangled Up In Blue (First Live Performance) 12. Oh, Sister 13. Hurricane 14. One More Cup Of Coffee Disc 2(66:38) 01. Sara 02. Just Like A Woman 03. Knockin' On Heaven's Door 04. This Land Is Your Land Bonus Tracks ★新規ボーナス Veterans Memorial Coliseum, New Haven, CT, USA 13th November 1975 Evening Show 05. A Hard Rain's A-Gonna Fall 06. Romance In Durango 07. Blowin' In The Wind 08. The Water Is Wide 09. I Don't Believe You 10. Simple Twist Of Fate 11. Hurricane Civic Center Arena, Hartford, CT, USA 24th November 1975 12. It Makes No Difference (by Rick Danko) 13. Help Me Make It Through The Night (by Joan Baez) 14. Eight Miles High (by Roger McGuinn) Bob Dylan - guitar, vocals, harmonica Joan Baez - guitar, vocals Bobby Neuwirth - guitar, vocals Scarlet Rivera - violin T-bone J. Henry Burnett - guitar Roger McGuinn - guitar, vocals Steven Soles - guitar Mick Ronson - guitar David Mansfield - steel guitar, violin, mandolin, dobro Rob Stoner - bass Howie Wyeth - piano, drums Luther Rix - drums, percussion Ronee Blakley - vocals Rick Danko (24th November only)

Bob Dylan and the Rolling Thunder Revue Joan Baez,Roger McGuinn ボブ・ディラン/CT,USA 1975 2Shows Upgrade

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