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Eric Clapton エリック・クラプトン/London,UK 3.3.1991 Complete

1991年RAHオーケストラナイト初日の極上オーディエンスマスター登場!エリック・クラプトンでは当店お馴染みのイギリス在住重鎮テーパーからまた極上マスターが到着しました。クラプトンが24夜連続公演でイギリスの興行記録を樹立した1991年のロイヤル・アルバート・ホール公演から、フル・オーケストラと共演した「オーケストラ・ナイト」の初日、3月3日のステージを、超高音質ステレオ・オーディエンス録音で完全収録したマスターです。このソースは、元々90年代にリリースされた既発盤「19TH NERVOUS BREAKDOWN」と同じ日のソースですが、本マスターの方が1世代以上ジェネレーションが若く、音質がクリアなロウ・ジェネレーション・マスターとなっている上に、当店が2012年12月にリリースし、大好評の中で完売した同日の極上音質盤「EXCELLENCE & ELEGANCE」ともテープチェンジ個所が異なっているという別マスターでした。そのためテープチェンジ箇所を「EXCELLENCE & ELEGANCE」で補填した事によりほぼ完璧な全長版となりました。唯一欠落していたDisc2 3trk の一時停止部分も既発より長く収録されており、コンサートのイントロ/アウトロ部も既発盤より長く収録されているという優れたマスターです。本マスターも極上音質ゆえに、極上音質盤「EXCELLENCE & ELEGANCE」で補填したことにより、違和感、音質の差はまったくありません。ステレオの拡がりが鮮明で、オーディエンス録音では失われがちなオーケストラの繊細な弦と管の響きがクラプトンのギターと織り成す絶妙のサウンドが迫力満点で迫ってきます。冒頭もLaylaのオーケストラ・バージョンが欠けることなく収められており、まさに完全収録の醍醐味を味わうことができます。1990年のオーケストラ・ナイトは、今年リリースのオフィシャルライブ盤「DEFINITIVE 24 NIGHTS」にもフルセットが収められましたが、それは本作の日とは別の日の公演でした(しかもオフィシャル盤は1990年と1991年のテイクのミックスですので、純粋なフルコンサートとは言えないでしょう)。1990年のオーケストラナイトは完全版サウンドボード・ソースもアンダーグラウンドで世に出ていますが、1991年版となると音質の良いものが極端に少ない状況です。その中にあって本作は、当日のロイヤル・アルバート・ホールにタイムスリップできたかのようなリアルな臨場感を届けてくれる、数少ない決定版と言えるものです。クラプトンの人生絶頂期の記録 それではクラプトンの1991年の活動履歴日程を振り返ってみましょう。この年は大変な一年でした。・1月21日~25日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、4ピースバンドのリハーサル・1月26日~29日:来る「24 NIGHTS」に向けて、アイルランド、ダブリンのホール、ザ・ポイントにて、9ピースバンドのリハーサル・2月5日~3月9日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて24夜連続公演「24 Nights」を実施(この間の2月20日には、「ブルースナイト」のリハーサルをバークシャーのブレイ・スタジオにて行なう) ←★ここ★・1991年9月4日:ロサンゼルス、ロキシーでのバディ・ガイのギグに飛入り。・1991年9月26日:ハリウッド、ザ・パレスで収録されたネイザン・イーストがハウスバンド・リーダーを務めるコメディショウに出演。この模様は29日の日曜にFOXチャンネルで放映された。・1991年12月1日~12月17日:ジョージ・ハリスンのジャパン・ツアーを自らのバンドと全面バックアップ これを見ていただくと、3月10日から9月まで、一切活動していなかったことがお分かりでしょう。クラプトンは、前年の「ジャーニーマン・ワールドツアー」と2年続いてこなしたハードなロイヤル・アルバート・ホール連続公演が終了すれば、完全休養に入り、4歳になった幼い息子コナー君との生活をエンジョイするつもりだったそうです。ところが、その矢先の3月20日、あの事件が起こってしまいました。そのショックから、彼は6か月間一切の活動を停止し、内省の日々を送っていたのです。本作はあの悲劇に遭遇する前、連日成功を収めていた「24 NIGHTS」の最終行程、オーケストラナイトの初日を捉えたものです。この17日後に起こる事など彼に予想できるはずもなく、この日のクラプトンはオーケストラとの一大共演初日を迎え、奮い立っていた絶頂期にありました。プレイに集中する彼の人生にはネガティヴ要素など微塵もなかった時期でした。ロックミュージシャンとして、まさに最高の舞台に立っていたのです。彼のギタープレイ、歌からは自信に満ち溢れたエネルギーが迸ります。ギターソロはもちろん連日アドリブでしたので、オフィシャルライブ盤とは異なるプレイです。「ロックナイト」、「ブルースナイト」といった、この夜までのバンド編成時とはセットリストも異なり、このバンド・バージョンのために考え抜かれたセットが魅力となっています。中でも、クラプトンとは映画のサウンドトラックでコラボを続けてきた指揮者の故マイケル・ケイメンがわざわざこの共演のために書き下ろした「ギターとオーケストラのためのコンチェルト第1楽章、第2楽章」は最大の聴きものと言えるでしょう。独学でギターをマスターしたクラプトンだけに、彼が読譜できないことは周知の事実ですが、逆に指揮者のタクトに従い譜面どおりにしか演奏できないオーケストラを前にして、すべてのプレイを暗記して臨んだクラプトンの勇気と潔さ、本番での集中力を確かめるだけでも非常にスリリングな音源と言えます。しかも30分間に亘り、ノーミスで乗り切っているという、信じられない奇跡のパフォーマンスです。パワーに溢れたオーケストラを向こうに回し、起伏に富んだ感情表現をギター一本でやってのけたクラプトンの偉大さを実感するには格好の音源であり、演奏終了後の止むことのないオーディエンスのスタンディング・オベーションの興奮を是非味わっていただきたいものです。オーケストラ・ナイトのハイライトは、間違いなくこのパートにあったと言っても過言ではなく、これを聴かずしてオーケストラ・ナイトは語れません。他のパートでも、作者のロバート・ジョンソンが聴いたとしたら、草葉の陰で驚くに違いないフルオーケストラ・アレンジのCrossroadsもクラプトンだけが果たせたものでしょう。レイ・チャールズのHard Timesもそうです。全曲がケイメンによるオーケストラアレンジが施されており、従来の代表曲にもまた違った印象を抱きます。そのビロードのような滑らかなアレンジに乗ってクラプトンは弾き捲っています。素晴らしいとしか言いようのないステージ。ブルースとクラシックを、ギターを介して融合させたクラプトンの功績を今一度、本作でお確かめください。この初日を成功裏に収め、クラプトンは24連続公演を大成功のうちに完遂します。その満足感は恐らく彼のキャリアでも最大ではなかったかと想像できます。しかしそんな彼を神様はどん底に突き落とすのですね。本当に人生とはハードなものです。この後クラプトンはジョージ・ハリスンのツアーサポートをきっかけに立ち直り、「アンプラグド」を経て、彼の原点であるブルースの本質へと回帰していきます。ルックスも有名デザイナーの派手な衣装を纏った長髪姿からTシャツにジーンズというシンプルな衣装とばっさりカットした短髪にメガネという姿に変わっていきます。まるで人生で大事なものを失ってしまった自分にはもはや虚飾は要らないとでも言うように。その境地に達したクラプトンも偉大ですが、本作に捉えられた、誰にもできないことをやり遂げ「輝いていた」クラプトンもまた偉大だったと言えるでしょう。Live at Royal Albert Hall, London, UK 3rd March 1991 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc:1 (75:22) 1. Intro 2. Layla Orchestral Intro 3. Crossroads 4. Bell Bottom Blues 5. Holy Mother 6. I Shot The Sheriff 7. Hard Times 8. Can't Find My Way Home 9. Edge Of Darkness ★6:02 - 6:20 既発補填 10. Old Love ★9:29 ? 11trk 0:47迄は右チャンネル音落ちの為、強引に音圧を上げたので暫く違和感有り。11. Wonderful Tonight ★8:13 - 12trk 0:03 迄既発補填 12. White Room Disc:2 (61:24) 1. Intro 2. Concerto For Electric Guitar 1 3. Concerto For Electric Guitar 2 ★16:10 一時停止 - クロスフェード処理 4. A Remark You Made 5. Layla 6. Sunshine Of Your Love Eric Clapton : Guitar & Vocals Phil Palmer : Guitar Nathan East : Bass Chuck Leavell : Keyboards Steve Ferrone : Drums Ray Cooper : Percussion Katie Kissoon : Backing Vocals Tessa Niles : Backing Vocals The National Philharmonic Orchestra Conducted by Michael Kamen

Eric Clapton エリック・クラプトン/London,UK 3.3.1991 Complete

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