激レア・必聴のライヴアルバムが登場! 新発掘の大元マスター・サウンドCDでリリース決定です!んな本作に刻まれているのは「1976年12月2日メンフィス公演」。その灼熱オーディエンス録音です。本作最大のポイントは「中断事件」と「激レア曲」の両方が飛び出すショウそのもの。なぜ、そんなショウになったのかをご紹介するためにも、まずは当日のポジションから始めましょう。本稿に目を留められた方なら独自プロショット・シリーズもご存知と思いますので、それらを足がかりに流れをイメージしてください。1976年 “ALIVE! Tour”・1月23日ー3月28日:北米#1(35公演)←※DETROIT 1976 “DESTROYER Tour”・4月11日ー5月4日:北米#2(13公演)・5月13日ー6月6日:欧州(17公演)・7月3日ー9月12日:北米#3(35公演)←※ANAHEIM 1976“ROCK & ROLL OVER Tour”・11月24日-12月30日:北米#4(22公演)←★ココ★ 1977年・1月1日ー3月7日:北米#5(38公演)←※MSG FEBRUARY 1977・3月24日ー4月4日:初来日(10公演)←※COMPLETE BUDOKAN 1977 “LOVE GUN Tour”・7月8日ー9月5日:北米#6(30公演)←※HOUSTON 1977 “ALIVE II Tour” ・11月15日ー12月31日:北米#7(27公演)←※LARGO 1977 これが1976年/1977年のKISS。本作のメンフィス公演は初来日の約4ヶ月前にあたる「北米#4」の6公演目。“ROCK & ROLL OVER Tour”が始まったばかりの序盤だったわけです。何度もショウが中断される“事件の夜” そんなショウは様々な点で歴史的なのですが、何よりもショッキングなのが「事件」。凄まじい熱狂の中で観客がトラブルを起こしたらしく、地元消防署の署長までステージに上がってショウを何度も中断するのです。テープを再生させると開演時から異様な雰囲気。風圧を感じるほどの大歓声を掻き分けるように「Detroit Rock City」がスタートし、その中でなにやら怒鳴り声も飛ぶ。そして、2曲目「Take Me」が終わるや早速ショウが中断されてしまう。この時は観客に向かって「通路を開けて!」とアナウンスされるだけで約30秒ほどの中断なのですが、どうも熱くなった観客には通用しなかった。そこから4曲畳みかけた「Firehouse」の後で再度ショウが中断。ここでは注意に応じるよう懇願するアナウンスに危機感がアリアリと浮かび、「消防署の署長がショウを中止させてしまうぞ!」と警告している。脊椎反射で怒る観客、ショウ再開を望む拍手が入り乱れ、「We want KISS!」の巨大コールへと発展。1回目は30秒程度だった中断も、2回目は約5分も続く。そして、そんな観客の狂乱を鎮めるかのようにポールが「I Want You」のイントロを歌い出し、ショウへ戻っていく……本作は、そんな事件現場をノーカットで記録しきっているのです。セットも曲順も激レアなフルショウ なんとも凄絶なドキュメントですが、それだけで終わらないから本作はスゴい。再開されたショウ自体もツアー初期だからこそのレア度が強烈なのです。“ROCK & ROLL OVER Tour”と言えば、私たちにとっては初来日こそがすべての基準。ここではフル・プロショット『COMPLETE BUDOKAN 1977』と比較しながらセットをチェックしてみましょう。"ROCK AND ROLL OVER"(5曲)・Take Me/Ladies Room/I Want You/Hard Luck Woman(★)/Makin' Love その他(10曲)・"KISS":Strutter(★)/Firehouse/Cold Gin/Black Diamond・"DESTROYER":Detroit Rock City/Do You Love Me/God Of Thunder/Beth・その他:Let Me Go, Rock And Roll/Rock And Roll All Nite ※注:「★」印は初来日で演奏しなかった曲。まず何と言っても『ROCK & ROLL OVER』の新曲群。本作はツアー最古の記録であり、新曲群も最古の録音。「Ladies Room」はシンガロング入りのアンレジが新鮮ですし、90年代まで封印されてしまう「Hard Luck Women」のフルバージョンが聴ける唯一の録音でもあります。さらに言えば、お馴染みの曲も普段とは違う。新曲群と「Strutter」が共存しているのもツアー初期ならではですし、「Makin' Love」のポジションもまだ決まっておらず、アンコールで演奏されるのもこの日だけ。1曲ずつの貴重度だけでなく、全体の流れも激レアなのです。独自ルートで発掘された大元マスター・サウンド そんな唯一無二のフルショウを伝える本作は、究極クオリティでもある。実のところ、LP時代から知られるヴィンテージ・オーディエンスなのですが、本作はその大元マスター。当店では独自の関係者ルートから世界初公開サウンドボードを大量にご紹介してきましたが、本作もまたそのルートで発掘されたもの。大元だからこその鮮度は究極で、まさにこれ以上はあり得ないリアルな現場サウンドが封じられているのです。中断もセットも激レアで超リアルな「事件の夜」。2つとない現場を大元マスター・クオリティで体験できるライヴアルバムです。まさに文化遺産以外の何物でもない銘品中の銘品。「1976年12月2日メンフィス公演」の超貴重オーディエンス録音。観客トラブルでショウが二度も中断される事件ライヴで、独自ルートで発掘された大元マスターからデジタル化された銘品。「Hard Luck Women」のフルバージョンが聴ける唯一の録音でもあり、シンガロング入り「Ladies Room」やアンコールに配された「Makin' Love」など、隅々までレアな文化遺産アルバムです。Mid-South Coliseum, Memphis, TN, USA 2nd December 1976 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) (74:28) 01. Intro 02. Detroit Rock City 03. Take Me 04. Announcement 1★ショウ中断 05. Let Me Go, Rock 'N' Roll 06. Strutter 07. Ladies Room 08. Firehouse 09. Announcement 2 ★ショウ2度目の中断(途中の「We Want Kiss!」コールも生々しい)*5分に及ぶ中断 10. I Want You 11. Hard Luck Woman★フル演奏 12. Do You Love Me? 13. Cold Gin 14. Ace Frehley Guitar Solo 15. God Of Thunder 16. Peter Criss Drum Solo 17. God Of Thunder(reprise) 18. Rock And Roll All Nite 19. Beth 20. Makin' Love 21. Black Diamond Paul Stanley - Guitar & Vocals Gene Simmons - Bass & Vocals Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums & Vocals