最も歌心溢れる温かいソロにシャープなバッキングを誇り、あらゆるジャンルのセッションに引っ張りだこだった名ギタリストのエリック・ゲイル、コルトレーン直結のジャズにレゲエ、ラテン/カリブなどの要素を加えたユニークな音楽性でフュージョン全盛期を牽引した絶頂期の伝説の日本公演とニューヨーク公演を、どちらもサウンドボード収録で初登場!!ゲイルのまさに全盛期の始まりと言える、大手コロンビアとソロ契約を結び1977年に発表した最初の作品で、日本含め全世界でも話題となった名盤「マルティプリケイション」、さらに立て続けにリリースした「ジンセン・ウーマン」を引っ提げての自身のバンド、ゲイルに、ソウル/R&B系で有名なギターの名手ジョニー・ギリアム、パーラメント/アース・ツアーはじめ、ファンカデリックなどPファンク系で大活躍のアルト・サックス奏者レイモンド・ディヴィス、シャーリー&カンパニー、ブラザー・トゥ・ブラザー、シュガー・ヒル系でしられるファンク・ピアノのベルナデッテ・ランドル、やはりギル・スコット・ヘロンの「ザ・ボトル」の秀逸なカヴァーが人気のブラザー・トゥ・ブラザーのキーボード奏者ダニー・ラトゥーカ、シルヴィア/ピロー・トークや貞操帯ジャケで有名なジャック・マクダフ/ソフィスケイテッド・ファンクなどで知られるグレート・ファンク・ベースのフランク・プレスコッド、2人のドラムス、ゴスペル・シンガーとしても活動してユゼフ・ラティーフのグループのドラムスでも知られるトム・ハリスと、15歳でプロのR&Bグループに加入してルーサー・バンドロスのアルバムやツアー・メンバーを務め、ニューヨークのダンス・ミュージック・シーンを席巻した名ドラマーのヨギ・ホートンという、ジャズ/フュージョン系のファンにはあまり馴染みのない、ソウル/R&B、ファンク系のファンには途轍もないスーパー・ミュージシャン軍団を率いて行った、伝説の1978年2月22日東京、中野サンプラザ・ホール公演と、80年代に入ってより自身のソロ活動を精力的に行うようになった、1986年6月ニューヨーク、ヴィレッジ・ゲイトでのライヴ、残念ながら参加メンバーの詳細はわかりません…の、どちらもレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した高音質サウンドボードでカップリング収録した必聴/必携盤が入荷しました!!1978年公演は、当時リー・リトナーとジェントル・ソウツによるダイレクト・ディスク第2弾にゲイルがゲストで参加した「シュガー・ローフ・エクスプレス」に収録されていた「モーニング・グローリー」からスタート。けして器用とはいえませんが、強面の風貌とは真逆の優しく思いやりのある性格で誰からも愛されるゲイルそのままのナチュラルで朴訥とした味わい深いフレーズが溢れる、聴いているだけで心が和むグッド・ミュージックを展開。他にもホール&オーツの名曲でマイク・マイニエリ「ラヴ・プレイ」収録の「サラ・スマイル」では、デイヴィッド・サンボーンのアルトを凌ぐ、情感たっぷりにギターを泣かすゲイルが堪らん!ラストはゲイルの代表曲でスタッフの公演でも演奏していた、ゲイルのルーツのひとつでもあるカリビアン風のカリプソ・リズムが心地よい「デ・ラビット」など全6曲40分、全盛期ゲイルのノリに乗った素晴らしいプレイのオンパレード!この時期のゲイル、スタッフの日本での人気は凄まじく、この78年はソロ以外にもスタッフでも来日し、前後の年も毎年日本に来日していたのです。1986年公演は、ゲイルがCTI系KUDUレーベル在籍期に仲良くなったグローヴァー・ワシントンの「ミスター・マジック」、ゲイルのオリジナル「タッチ・オブ・シルク」「マルティプリケイション」など、ゲイルほど個性的なプレイをするジャズ・ギタリストは他にいないとまでいわれる、独特の間合いをもった、コルトレーンから学んだサックスの呼吸法とフレージングの関係をギターに取り入れた独自のサウンドと個性的なシングル・ノートをたっぷりと味わっていただきたい!!