ソニー・ロリンズ、アート・ファーマー、ビル・エヴァンスなど著名なミュージシャンと長年共演しており、近年の若手含めジャズ・ギタリストで影響を受けていない者はいない!といわれるコンテンポラリー・ギターの父であり巨匠のジム・ホールが、クリス・ポッター、スコット・コリーら当時の若手実力者と繰り広げた至上の名演奏がこれ以上ない極上高音質完全収録にて初登場!!ホールに指事したビル・フリーゼルはじめ、最も影響を受けたと公言するパット・メセニー、ジョン・スコフィールド、マイク・スターン…コンテンポラリー・ジャズ・ギターという分野を確立した今や巨匠といわれる面々が、影響を受けたギタリストとして真っ先に挙げるジム・ホール。1955年の本格的プロ・デビュー、1957年の初リーダー作「ジャズ・ギター」から2013年12月10日に83年に逝去するまで、衰えを知らぬテクニックを駆使し常に新しいジャズ・ギターの理想像を打ち立てていったホールが、当時はまだ知名度が低いが実力は申し分なしの若手と精力的に共演をはじめ、ホールをリスペクトしてやまないパット・メセニーとの夢の共演作「ジム・ホール & パット・メセニー」を発表した199年4月15日フランス、パリのニュー・モーニングで、当時コンテンポラリー・ジャズ・シーンに旋風を巻き起こしつつあったサックスのクリス・ポッターに、現代流モーダル・バッパー第一人者の万能ベーシストとして高い評価を得るスコット・コリーと、1975年からホールが亡くなるまでホールの片腕としてサポートを続けた名ドラマーのテリー・クラークを擁したカルテット編成で行ったライヴを、ホールのナチュラルなギター弦の音もクッキリと生々しい、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施したこれ以上ない極上高音質ステレオ・サウンドボードにて2時間近くに渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!コンサートはホールとポッターのユニゾンによるテーマから始まる「ウィズ・ア・ソング・イン・マイ・ハート」でスタート。続いてバップ・ナンバー「セヴン・イレヴン」、さらにブルーズ・ナンバー、中盤ではポッターとカリーによる強烈なバトルから始まるアップテンポのナンバーや、CTI時代のアート・ファーマーのリーダー作「ビッグ・ブルーズ」のタイトル・ナンバーほか、全10曲、クラークの職人芸ともいえる極力無駄を省いたステディなドラムスの上を、これぞジャズ・ギターの真髄、生音を活かしたスモーキーな音色によるソロと美しいハーモニーを駆使した絶妙なバッキングで演奏を先導していくホールのギターと、ベースの特性を熟知した独自の5度調弦で太く地を這うようなラインで彼にしか出来ない深くニュアンスに富むプレイ全開のカリー、当時売り出し中だったポッターの緩急を変幻自在に操る素晴らしいプレイと、新旧の実力者がガッチリとタッグを組み、名匠ホールを中心に見事に構築されたパーフェクトな演奏を紡いでいく、名手達による燻し銀のランデブーに酔いしれる名演奏を、これまたパーフェクトな極上高音質でお楽しみください!!