世紀の怪物ヒットを起こし、地球を丸ごと征服してしまった『SLIPPERY WHEN WET』時代のBON JOVI。その最高傑作サウンドボード・アルバムが復刻。永遠の超名盤をリリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1987年7月21日ランドバー公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。今なお絶大な人気を誇るBON JOVIではありますが、その彼の歴史でも“SLIPPERY WHEN WET Tour”は最大級のモンスター・ツアー。その中で最高傑作たる本作はいつ記録されたのか。まずは、世界征服を果たした栄光の活動全景から俯瞰してみましょう。1986年・7月14日ー26日:北米#1(8公演)・8月11日ー25日:日本#1(10公演)《8月18日『SLIPPERY WHEN WET』発売》・8月30日+31日:西ドイツ(2公演)・9月9日ー10月18日:北米#2(21公演)・11月7日ー12月8日:欧州(23公演)・12月19日ー31日:北米#3a(8公演)1987年・1月2日ー8月9日:北米#3b(134公演)←★ココ★・8月22日:MONSTERS OF ROCK出演・9月5日ー19日:オセアニア(12公演)・9月24日ー10月7日:日本#2(10公演)・10月15日ー17日:ホノルル(3公演)これが1986年/1987年のBON JOVI。文字通りのワールド・ツアーだったわけですが、その中でもメインだったのが「北米#3」。休みらしい休みもなく全日程の6割以上を締める140公演以上を駆け抜けました。本作のランドバー公演は、その終盤130公演目にあたるコンサートでした。これだけの規模にも関わらず、“SLIPPERY WHEN WET Tour”は音源の不毛地帯でもあります。当然リリースされると思われた公式作品が実現しなかっただけでなく、(傑作レベルの)オーディンス録音でさえ厳しい。フル・サウンドボードなど夢のまた夢だったのです。その状況が変わったのが2013年。ネット某所で突如として全長サウンドボードが発掘されたのです。しかも、そのクオリティがとんでもなかった。収録もミックスも完璧で、いわゆる「完全オフィシャル級」。流出サウンドボードにありがちな荒さがなく、超巨大な大歓声も綺麗にミックスされている。しかも、劣化痕もない。エアチェックではない……と申しますか、そもそも放送ではないので一度も電波に乗った形跡がありませんし、ダビング痕もゼロ。その一方でデジタル時代の発掘によくあるデータ圧縮の痕跡も見当たらない。それだけの超絶サウンドは全世界を震撼させ、一瞬にして定番化したのです。しかし、その衝撃マスターも完全無欠ではありませんでした。ショウ中盤の「Livin' On A Prayer」でテープ・チェンジと思しきカットが発生。約20秒ほどですが、厳密には完全ライヴアルバムではなかったのです。そして、そんな唯一(にしてささやかな)欠点も解決し、「完全アルバム」を実現したのが『WET & WILD』でした。当店独自の細心マスタリングで磨き上げられ、ピッチも位相も帯域バランスも丁寧に補正されたサウンドはまさに最高峰。何と言っても「Livin' On A Prayer」のノーカット収録。同じツアーのシンシナティ公演(3月19日)録音でパッチされているのですが、原音が似ている上に精密なマスタリングで違和感を解消。言われなければ……いえ、言われてもパッチされていることが分からないほどの仕上がりで、唯一無二の完全アルバムが実現しているのです。そして、本作はそんな究極サウンドボード・アルバムを精密に復刻したもの。復刻に際して再マスタリングも試みたのですが、これ以上の向上は果たせなかった。もちろん、ちょっとだけ音色を変える程度の誤魔化しリマスターはカンタンですが、ハッキリ向上でないのなら意味がない。それならば……と、オリジナルの凄みをそのまま残すことにいたしました。そんな究極クオリティで描かれるのは、絶賛ロック史塗り替え中だった究極のフルショウ。その極端なセットは当時ならではですので、ここで整理しておきましょう。SLIPPERY WHEN WET(8曲+α)・(Pink Flamingos) Raise Your Hands/I'd Die For You/You Give Love A Bad Name/Wild In The Streets/Never Say Goodbye/Livin' On A Prayer/Let It Rock/Wanted Dead Or Alive その他(6曲)・クラシックス:Tokyo Road/In And Out Of Love/Runaway・カバー:Twist & Shout/Drift Away/We're An American Band……と、このようになっています。歴史的大名盤『SLIPPERY WHEN WET』ナンバーの大盤振る舞い。もちろんアルバム再現ではありませんが、「Social Disease」「Without Love」以外の全曲を披露しているのです。そもそも「Social Disease」は指折り数える程度しか演奏されていませんし、「Without Love」に至っては現在までステージ演奏されたという記録自体がない。そんな中で8曲を押さえている本作は、十分に「生演奏版SLIPPERY WHEN WET」なのです。将来有望な若者バンドから全世界の覇者へ……英雄ひしめくロック史でも類い希な成功劇を演じた『SLIPPERY WHEN WET』時代のBON JOVI。本作は、そんな栄光の刹那を脳みそに直接流し込んでくれる奇跡の極上サウンドボードです。本来であればオフィシャルが残さなければならない文化遺産をさらに磨き上げた唯一無二の完全アルバム。「1987年7月21日ランドバー公演」のステレオ・サウンドボード録音。完全オフィシャル級クオリティのサウンドボードで、唯一の欠点だった「Livin' On A Prayer」も別音源でパッチした完全ライヴアルバム。歴史を塗り替えた“SLIPPERY WHEN WET Tour”のフルショウを楽しめる文化遺産サウンドボードの絶対作です。Coliseum, Landover, Maryland, USA 21st July 1987 STEREO SBD Disc 1 (49:35) 1. Pink Flamingos 2. Raise Your Hands 3. I'd Die For You 4. Tokyo Road 5. You Give Love A Bad Name 6. Wild In The Streets 7. Twist & Shout 8. Never Say Goodbye 9. Livin' On A Prayer Disc 2 (60:22) 1. Let It Rock 2. Guitar Solo 3. Drum Solo 4. In And Out Of Love 5. Runaway 6. Acoustic Guitar Solo 7. Wanted Dead Or Alive 8. Drift Away 9. We're An American Band Jon Bon Jovi - Vocals, Guitar Richie Sambora - Guitar, Vocals David Bryan - Keyboards, Vocals Alec John Such - Bass, Vocals Tico Torres - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING