1993年北米ツアーより2月20日ハリウッドはロキシーでのセカンド・ショーを、近年公開されたミキサー卓からダイレクト収録されたステレオ・サウンドボード音源にてほぼフル収録。まずすでにこの日のファースト・ショーが公開され、続いて発掘されたのがこの2NDショーで、同じく関係者流出による卓直結のライン音源からの収録にて。そして基本的には先のファースト・ショー同様、当時リリースされた『ハード・ハット・エリア』からのナンバーを軸としたセットリストで、スリリングなプログレ的展開や流麗なテクノ・フュージョンまで、この当時ならではのハイレベルな演奏が最後まで楽しめる中で、アンコール・ラストではファースト・ショーにはなかった必殺の「プロト・コスモス」が演奏されたのは要チェック。なおメンバーはおなじみ、チャド・ワッカーマンにスティーヴ・ハントのキーボード、そして当時注目の新進ベーシスト、スクリ・セバリンソンによる完璧なアンサンブルとなっており、このあたりはこの翌年5月の来日時とセット構成もほぼ同じで、何より90年代半ばのライブ音源というのはあまり流通しておらず、多彩なトーンやフレーズを生み出しレガートプレイの速弾きや、ソロでは独特な和音や音階を混ぜた柔らかい響きで観客を魅了した、今となってはもう2度と聴くことのできない才気溢れる演奏をベスト・クオリティーでここに。 Live At The Roxy, West Hollywood, CA, USA February 20th 1993 Late Show : stereo soundboard recording 01. Looking Glass/02. Pud Wud/03. Ruhkukah/04. Low Levels High Stakes/05. Devil Take The Hindmost/06. House Of Mirrors/07. Drum Solo/08. Tell Me/09. Water On The Brain/10. Non Brewed Condiment/11. Zone/12. Proto-Cosmos