激レアかつヴィンテージなUSカセットテープバージョンの復刻盤 エリック・クラプトンのオフィシャルコンピレーション盤「BLUES」の珍しいUSカセットテープの復刻CDをリリースします。本盤は、元々1999年にオフィシャルリリースされたもので、クラプトンのメイン作品ディスコグラフィーでアナログレコードのリリースがなかった数少ない作品の内の1つです。しかしひっそりとカセットテープバージョンはアメリカでリリースされていたのです。この貴重なヴィンテージ公式オリジナル・カセット(2本組)から細密にデジタル化。レコードが存在しないので、初のアナログサウンドで聴ける2枚組CDとなります。内容は、クラプトンファンからも世評が良い1枚で、貴重な未発表曲・バージョンを含み、「BLUES」というコンセプトの下、よくまとめられた作品となっています。デジタル化に際しましては、カセット本体に書かれていたとおり「ドルビーB」で再生を行ないました。同CDタイトルの音源との比較では、左右分離感(ステレオセパレート)と高音の抜けが良いと判断しました。本盤で70年代を甦らせるアナログチックでウォームなサウンドを是非味わっていただければと思います。これぞまさに、クラプトンらしいサウンドと言えるでしょう。クラプトンのコンピレーション盤では群を抜く秀逸な内容 リリース当時、本作はスタジオバージョンのみを収録した1CDとライブバージョンを収録したCDを追加した2CDの2バージョンがリリースされました。内容とともに価格もお買い得感があって、価値があったのはもちろん2CDの方でした。カセットもそれを反映して2本組となっていました。選曲は、70年のデレク・アンド・ザ・ドミノス時代からソロ時代の1981年(アルバム「ANOTHER TICKET」)までから行なわれており、70年代~80年代初期にどっぷりクラプトンが浸かっていたブルースの卓越したパフォーマンスを楽しむことができます。スタジオディスクでTo Make Somebody Happy、ライブディスクで Wonderful Tonightのようなバラードぽい曲が含まれているのが「?」な部分もありますが、これは選曲者がこれらの曲を「クラプトン・ブルース」と捉えたのだと理解できるでしょう。この作品の貴重な点は、ここで初めて公開された未発表曲・バージョンが含まれていたことです。ブートレッグで聴くことができたものもありますが、さすがはオフィシャル、完璧な音質、ミックスでの収録となりました。それらは、スタジオディスクでのBefore You Accuse Me (Take a Look Yourself) Version 1とVersion 2、Alberta、Meet Me (Down at the Bottom)の4曲です。Before You Accuse Meは、78年のアルバム「BACKLESS」レコーディング時のアウトテイクでバージョン1と2ともエレクトリックでプレイされているのですが、両者はまったくリズムアレンジが異なっています。1はリフ中心の速めのテンポ、2はシャッフルです。この曲が正式にアルバム収録されたのは、89年リリースの「JOURNEYMAN」ですから、そのはるか11年前には何とかこの曲をモノにしたいと試行錯誤していたことが分かります。実に興味深い2つのバージョンです。Albertaは、77年のアルバム「SLOWHAND」レコーディング時のアウトテイクで、デモに近いクラプトン一人による弾き語りです。アルバムには収録されませんでしたが、その理由は、恐らくAll The Wayというアコースティックナンバーを収録したため、アコースティックナンバーの重複を避けたのではと考えられます。それでもこの曲はクラプトンのお気に入りだったようで、このアルバムのツアーでは中盤のアコースティックセットで頻繁に演奏していたことが思い出されます。きちんとスタジオ録音もしていたのですね。コードストロークでのマーティンの音色が本当に美しいです。Meet Me (Down at the Bottom)は、74年のアルバム「461 OCEAN BOULEVARD」レコーディング時のアウトテイクです。ブートでも聴くことができましたが、ここにはそれを上回る完璧な音質で収録されました。あのアルバムのレイドバックしたムードを反映したナンバーです。一方ライブディスクには未発表テイクはありませんが、クラプトンのキャリアにおいてこの時点でスタジオ録音が存在しなかった曲としては、 Stormy Monday、 Worried Life Blues、 Kind Hearted Woman 、Driftin' Blues、Crossroads、 Further on Up the Roadが挙げられます。ライブにおいてクラプトンは、メモリーの引き出しから自由にこうしたナンバーを引っ張り出してきては演奏していたわけです(それは今も変わりません)。フレディ・キングの追悼コンピレーションアルバム「Freddie King 1934-1976」からのFurther on Up the Road (Convention Centre, Dallas, TX, USA 15th November1976) は、原盤では曲前に「Freddie King !」というキングを呼び出すクラプトンのコールが入っていましたが、ここにはそれをカットしたバージョンを収めている上に、「Freddie King 1934-1976」ではカット編集されていたセカンド・ギター、ジョージ・テリーのソロパートも完全収録したフルバージョンが収められています(そのため、収録時間が大幅に長くなっています)。昔からリリースするアルバムには必ず1曲はオールドブルースを収めていたクラプトンの様々な時代での素晴らしいパフォーマンスを一気に聴くことができる秀逸なコンピレーションです。クラプトンが「FROM THE CRADLE」のリリースを受けて1994年から1995年にかけて行なった「NOTHING BUT THE BLUES TOUR」でのセットリストともほとんどダブりがないので、90年代ではなく、70年代~80年代初期の「クラプトン・ブルース」をあの時代らしい「アナログサウンド」でたっぷり楽しんでいただけるでしょう。激レアカセットバージョンのウォームなサウンドをお楽しみください。元々1999年にオフィシャルリリースされたもので、クラプトンのメイン作品ディスコグラフィーで、アナログレコードのリリースがなかった数少ない作品の内の1つです。クラプトンファンからも評価が高い1枚 貴重な公式オリジナル・カセット(2本組)からデジタル化。レコードが存在しないので、初のアナログ・サウンドで聴ける2枚組CD Taken from the original U.S. double cassette tapes (Polydor 314 547 178-4) Disc:1 (72:08) Studio Blues 1. Before You Accuse Me (Take a Look Yourself) Version 1 2. Mean Old World 3. Ain't That Loving You 4. The Sky Is Crying 5. Cryin' 6. Have You Ever Loved a Woman 7. Alberta 8. Early in the Morning 9. Give Me Strength 10. Meet Me (Down at the Bottom) 11. County Jail Blues 12. Floating Bridge 13. Blow Wind Blow 14. To Make Somebody Happy 15. Before You Accuse Me (Take a Look at Yourself) Version 2 Disc:2 (75:02) Live Blues 1. Stormy Monday (Hammersmith Odeon, London, UK 27th April 1977) from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 2. Worried Life Blues (Victoria Hall, Hanley, Staffordshire, Stoke-on-Trent, UK 28th November 1978) from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 3. Early in the Morning (Budokan, Tokyo, Japan 3rd December 1979) from Just One Night 4. Have You Ever Loved a Woman (Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA 19th July 1974), from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 5. Wonderful Tonight (Glasgow Apollo, Glasgow, Scotland 24th November 1978) from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 6. Kind Hearted Woma (Glasgow Apollo, Glasgow, Scotland, 24 November 1978), from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 7. Double Trouble (Budokan, Tokyo, Japan 3rd December 1979) from Just One Night 8. Driftin' Blues (Civic Center, Providence, RI, USA 25 June 1975) from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 9. Crossroads (Victoria Hall, Hanley, Staffordshire, Stoke-on-Trent, UK 28th November 1978) from Crossroads vol. 2: Live in the Seventies 10. Further on Up the Road/Long Version (Convention Centre, Dallas, TX, USA 15th November 1976) from Freddie King 1934-1976