リーブマンにリッチー・バイラーク、フランク・トゥサ、ドラムスはジェフでは無くエディ・ムーアながら、実質の「ルックアウト・ファーム」の再結成と言える、1982年ハーフ・ムーン・ベイ、ピート・ダグラス・ビーチ・ハウスでのライヴを関係者による、まるで目前で演奏しているかの極上高音質オーディエンス録音にて収録した2枚組。ほとんど原曲の体をなしていない、全力投球でブローするリーブマンが強烈な「ナルディス」、さすがの相性の良さのリーブマンとバイラークによる見事な邂逅を記した、デュオでのリーブマンのフルートとバイラークのピアノが深い味わいを醸し出し、バイラークの代表曲「エルム」での幻想的なサウンド、オーネットの「ロンリー・ウーマン」でのアヴァンギャルドなアプローチ、全盛期のコルトレーンを彷彿とさせる、ラストのドラムだけをバックに咆哮するリーブマン…どこから聴いても聴きどころ満載の大充実のステージ!