パットの名を冠した1993年6〜7月に、ヨーロッパのジャズ・フェスティバルを中心に僅か16公演のみ行われた幻のスペシャル・カルテット。その後パットがシークレット・ストーリー・バンドでのツアーに戻り、終了後に今度はレッドマンの名を冠して全米で20公演行われた同メンバーによる至高のライヴが、関係者録音による超極上高音質収録にて初登場!!若き才能ジョシュアを広く認知してもらおうとパットが一役買い、自身が長年の構想を遂に実現した大プロジェクト、シークレット・ストーリー・バンドのツアーを1ヶ月中断し、より多くの観客の集まる1993年6〜7月に掛けてのジャズ・フェスティバルを中心に、パット・メセニー・スペシャル・カルテットとして、ジョシュアの「WISH」アルバムと同じパット、ジョシュア、ヒギンズに、ベースは当時売り出し中の若き名手クリスチャン・マクブライドという文句なしの強力なメンバーを招集してコンサートが行われた。その後パットがシークレット・ストーリー・バンドのツアーに戻り、ツアー終了後に今度は同ラインナップながらジョシュア・レッドマン・カルテット名義で全米20公演ツアーが行なわれた。その一期一会となる稀少なツアーより、1993年10月13日フィラデルフィアのシアター・オブ・ザ・リヴィング・アーツに於けるライフを、関係者が記録用に録音したマスターからレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した、各楽器の細部まで分かる超極上高音質にて収録された強力推薦盤が入荷しました!!コンサートは、先のジョシュアの傑作「WISH」からのナンバー、ジョシュアの凄まじいブローとこの楽曲に於けるパットの神懸かったベスト・プレイ!が聴けるアンコールのパットの「ジェームス」、オーネット・コールマン、チャーリー・ヘイデンからスティーヴィー・ワンダーの楽曲まで、ジョシュアはあの特徴的な全身をよじらせながらブローを吹きまくり、楽曲のオープニングを兼ねたマルチフォニック奏法での無伴奏ソロなど、全編に渡りその実力を存分に発揮している。またカルテットを先導するパットは、全編に渡り流石としか言いようのない、パットならではの表現豊かに歌い上げる絶妙なインプロビゼーションを聴かせてくれる。また新世代の憧れとなるマクブライドと、親子程も歳の離れたヒギンズによる鮮烈なリズム・チェンジや様々なスタイル提示も斬新で、バップやモード、フリー・ジャズまでを内包し、さらにユーモアやダイナミズムを自然に織り込んだ独自の感覚で心地良い違和感をグルーヴさせる。もちろん2人のソロもたっぷりとフューチュアされています。4人が呼吸をピタリと合わせながら、時に抽象的、ダイナミックでありながら繊細さや統制されたアンサンブルを構築し、確固たるビジョンに基づき変幻自在なインプロビゼーションを繰り出す見事な演奏を形成していく様は、他の誰も真似の出来ない卓越したテクニックと感性を兼ね備えたメンバーだから可能な高揚感と緊張感を生み出している。コンテンポラリー・ジャズ・カルテットの新たなスタイルと呼べる見事な演奏に酔いしれること必至!!!