類稀なる才能を誇るコンポーザー、アレンジャー、バンド・リーダー、優れたキーボーディストとして歴史にその名を刻むカーラ・ブレイが、詩人ポール・ハインズ、錚々たるメンバー達と3年がかりで制作し1971年に発表した画期的ジャズ・オペラの金字塔にして大作「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」を30年振りに完全再現した極貴重なライヴを極上高音質ステレオ・サウンドボードにて完全収録した稀少盤が初登場!!カーラの名を全世界に知らしめた歴史的名作「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」を、30年の時を経てアップデートし完全再現した1997年6月7日ドイツ、ケルンに於ける伝説のコンサートをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施したこれ以上ない極上高音質ステレオ・サウンドボードにて1時間40分に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!因みに「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」は、リリース当時もその後も本作をライヴで披露することはなかった。それが、スタジオ盤とはメンバーこそ違いますが共同制作者のポール・ハインズも参加しての完全再現コンサートを行なったという事実。まさに歴史的ライヴここにあり!!「ウッドストック」に先立つ1967年に開催されたポピュラー音楽元年といえる「モンタレー・ポップ・フェスティバル」。様々なジャンルの音楽家が集まり、愛と平和を掲げてヒッピー・ムーヴメントの真っ只中に行われ皆自由に音楽を創造する土台ともなったこの時期、ジャズ界では先端を行くマイルス・ディヴィスがエレクトリックに舵を取り、そのマイルスのバンドメンバーのチック・コリア、ジョン・マクラフリン、トニー・ウィリアムス、ロックを大胆にフュージョンさせたゲイリー・バートン、ジャズ・ロックの最重要人物ラリー・コリエル、そしてバートンとの緊密な関係を持つカーラ・ブレイもまたムーヴメントの影響を受けて新しい何かを創造するなか3年を掛けて完成させたのが、ジャズ、ロック、クラシック、民族音楽と、ジャンルの域を超えて壮大なスケールで織りなす画期的なトータル作品の金字塔「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」だった。当時は、多くのメンバーを擁するこの作品をライヴで再現するには金銭的など様々な問題をクリア出来ずコンサートは行われなかった。そしてアルバム制作から実に25年を経て遂にその時がやってきた!もちろん当時の参加メンバーではないが、負けず劣らぬ素晴らしいラインナップが集まり、さらに楽曲の完成度もアップデートされた新たな作品といっても過言ではない名演奏が繰り広げられています。「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」の共同制作者のポール・ハインズ、カーラの音楽を精神的にも支えるパートナーのスティーヴ・スワロウはじめ、ルー・ソロフ、アンディ・シェパードら錚々たるホーン陣、カーラの娘カレン、ヴォーカルにはシド・ストローの名も!特に注目なのが、知る人ぞ知るワールド・ミュージックを取り入れたボーダーレスなギタリストの代表格ブラッド・シェピクの参加。スタジオ盤ではジョン・マクラフリンが強烈なギターを弾いていた「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」のテーマでのマクラフリン以上の凄まじいプレイや、後半の民族音楽風の場面では本領発揮のビューティフルな演奏を聴かせてくれる。様々なジャンルを超越した世界初の大作ジャズ・オペラ、半世紀を経てさらに完成度を高めて再現され、さらに半世紀を経た現在に於いても全く古さを感じさせない、偉大なる音楽家カーラ・ブレイが創り上げた大傑作「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル」伝説の歴史的ライヴをお楽しみください!!Carla Bley - Paul Haines : Escalator over the Hill - a Chronotransduction Live at the MusikTriennale 1997, unknown venue*, Köln June 7, 1997 Carla Bley (Conductor) Paul Haines (Storyteller) Phil Minton, Syd Straw, Emily Strode, Linda Sharrock & David Moss (Vocals) Karen Mantler (Organ & Vocal) Brad Shepik (Guitar) Varian Weston (Keyboards & Vocals) Andy Sheppard (Tenor Sax) Wolfgang Puschnig (Alto Sax & Flute) Julian Arguelles (Baritone Sax) Lew Soloff & Guy Barker (Trumpet) Gary Valente, Richard Edwards, Fayaz Virji & Richard Henry (Trombone) Steve Swallow (Bass) Dennis Mackrel (Drums) Ramesh Shotham (Percussion) Manfred Niehaus (Viola) Reorchestration: Jeff Friedman Disc 1 01 This Is Here... Cecil Clark's Old Hotel 02 Like Animals 03 Escalator over the Hill 04 Stay Awake 05 Ginger and David 06 Song to Anything that Moves 07 EOTH Theme Off Premises 08 Businessmen 09 Ginger and David Theme 10 Why > It's Not What You Do Cecil Clark's 11 Detective Writer Daughter 12 Doctor Why 13 Slow Dance 14 Smalltown Agonist Disc 2 In the Meadow or in Hotels 15 End of Head 16 Over Her Head 17 Little Pony Soldier In Flux 18 Oh Say Can You Do? 19 Holiday in Risk 20 Holiday in Risk Theme 21 A.I.R. (All India Radio) 22 Rawalpindi Blues 23 End of Rawalpindi Over the Hill 24 End of Animals 25 ... And It's Again