1972年の「クリスタル・サイレンス」から40年、デュオ演奏の可能性を限りなく拡げたチック・コリアとゲイリー・バートン。その最後となってしまった、グラミーを受賞した2012年発表の「ホット・ハウス」レコーディングの合間に行なった奇跡の名演奏と、チックのソロ・キャリア最初期の非常に稀少なソロ・パフパフォーマンスを、どちらも高音質サウンドボード収録した2枚組が初登場!!チックとゲイリー2人のデュオ作品としては最後となってしまった、2012年発売のの「ホット・ハウス」のレコーディングの合間を縫って行われた2011年3月23日ドイツ、ブルクハウゼンでの素晴らしき名演奏を、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した超極上高音質ステレオ・サウンドボードにて1時間半に渡りアンコールまで完全収録し、さらにチックの本格的なソロ・キャリア最初期の1973年1月30日サンフランシスコのキーストーン・コーナーで行われた珍しいソロ・コンサートから、3曲25分も高音質サウンドボードにてボーナス収録した2枚組が入荷しました!!デュオ・コンサートは、翌年リリースされるデュオ最終作にして、全10曲中チックのオリジナル1曲を除きあらゆるジャンルの珠玉のスタンダード集となる異色作「ホット・ハウス」収録曲の大半を披露しており、ビートルズの「エリナー・リグビー」、ビル・エヴァンスの「タイム・リメンバード」、アントニオ・カルロス・ジョビンの「シェガ・ヂ・サウダーヂ」、チックによる唯一のオリジナル「モーツァルト・ゴーズ・ダンシング」ほか、観客にとっては初体験となる楽曲群に、最早芸術的な域に達する「ラヴ・キャッスル」「ラ・フィエスタ」「ブルー・モンク」、アンコールの「アルマンドズ・ルンバ」まで、全編に渡りモダン・ジャズ全盛期のジャム・セッションの熱気を現代に甦らせたかのインプロビゼーションを分団に盛り込みながらも、一糸乱れぬ絶妙なアンサンブルがデュオ演奏の真髄を聴かせてくれます!また、チックの相変わらずの華麗なピアノ捌きとバートンの驚異の4本(またはそれ以上)マレットによる妙技は、驚くことに両者とも年輪を重ねるごとに演奏力には磨きが掛かり、パワフルで溌剌とした、誰もその領域に踏み入れることの出来ないパフォーマンスは圧倒的です!時に競い合うように高速パッセージを繰り出し、音で会話するようにフレーズを交わし合い、静かな中に恐ろしいほどの緊張感と繊細な叙情がクリスタルに響く、まさにECMが標榜とする "沈黙の次に最も美しいサウンド" 、このデュオならではの名演奏をお存分に楽しみください!!チックのアコースティック・ソロは、エレクトリック・ジャズ、フリーを経てたどり着いた桃源郷で演奏しているかのようなたおやかで瑞々しい感性が光るヒューブリスで貴重なライヴなのです!!