毎晩灼熱のステージを繰り返していたデビュー時代のトム・ペティ。そんな苛烈な生演奏を脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に封じられているのは「1977年4月23日サウサリート公演」。伝説スタジオ“レコード・プラント”で記録されたステレオ・サウンドボード録音です。トムのレコード・デビューは1976年ですが、ツアーが本格化するのは翌1977年になってから。プロショット作品『ROCKPALAST 1977 HD REBROADCAST』も大好評を博しましたが、もちろん(?)本作は別公演。まずは、当時の活動概要をスケジュール俯瞰しつつ、それぞれの位置関係を確かめてみましょう。1976年《11月9日『アメリカン・ガール』発売》・11月24日ー12月15日:北米#1(13公演)1977年・2月9日ー3月20日:北米#2(23公演)・4月23日ー27日:北米#3(4公演)←★ココ★・5月8日ー6月25日:欧州(33公演)←※ROCKPALAST 1977・8月5日ー9月16日:北米#4(13公演)・10月26日ー12月2日:北米#5(18公演)再放送版のプレFMマスターから起こされた最高峰盤 これがデビュー時代のトム・ペティ。先日の傑作プロショット『ROCKPALAST 1977』は初のヨーロッパ・ツアーで記録されたわけですが、本作のウサリート公演はその約2ヶ月前。「北米#3」の初日にあたるステージでした。このライヴはラジオ放送を前提としており、以前から数々の既発を生んできた定番。本作は、そのベスト・マスターからCD化されたもの。70年代ではなく「Dogs on the Run」も収録された1986年の再放送バージョンで、そのプレFMマスターからCD化されています。放送そのものの特性から「発掘オフィシャル級」といった感じですが、その鮮度は絶大。明らかに無加工・無修正な生演奏がムキ出しで吹き出し、ダビング痕はもちろんのこと経年劣化やテープヨレなどの形跡もまるでない。時空を飛び越えた放送電波が脳内に直接届いているようなダイレクト感なのです。初期衝動を肌感覚で味わえるサウンドボード・アルバム そんな最高峰サウンドで描かれるのは、世界に打って出ようとする26歳の大熱演。本稿に目を留められた方なら『ROCKPALAST 1977 HD REBROADCAST』も体験されていると思います(まだの方はぜひチャックしてください!)が、本作のセットは似て非なるもの。比較しながら整理してみましょう。アメリカン・ガール(4曲)・American Girl/Fooled Again (I Don't Like It)/Luna(★★)/Strangered in the Night その他(2曲+4曲)・ユア・ゴナ・ゲット・イット!:Listen To Her Heart/I Need to Know・その他:Surrender(★)/Jaguar And Thunderbird/Dog On The Run(★)/Route 66※注:「★」印は『HARD PROMISES』以降は演奏していない限定曲。特に「★★」印は『ROCKPALAST 1977 HD REBROADCAST』でも聴けなかった曲。……と、このようになっています。名作プロショットにはなかった「Luna」を筆頭に、「Surrender」「Dog On The Run」といった名曲群が美味しい。こうしたレパートリーはブレイクと共に演奏しなくなりますし、これだけ固めて演奏されるのも濃厚な初期ムードなのです。名作プロショット『ROCKPALAST 1977』に続く、デビュー当時の必聴サウンドボード・アルバムです。ステージ・テンションで燃え上がるトム・ペティの初期衝動を直接脳みそに流し込んでくれる快感盤。「1977年4月23日レコード・プラント・スタジオ」公演のステレオ・サウンドボード録音。最近公開された1986年再放送のプレFMマスターからCD化されたサウンドは「発掘オフィシャル級」。明らかに無加工・無修正な生演奏がムキ出しで吹き出し、時空を飛び越えた放送電波が脳内に直接届いているようなダイレクト感。『ROCKPALAST 1977』で聴けなかった「Luna」など、初期衝動溢れるデビュー時代のライヴが楽 ます。Record Plant, Sausalito, California, USA 23rd April 1977 (46:06) 01. Surrender 02. Jaguar & Thunderbird 03. Band Intros 04. American Girl 05. Al Kooper Intro 06. Fooled Again (I Don’t Like It) 07. Luna 08. Listen To Her Heart 09. I Need To Know 10. Strangered In The Night 11. Dogs On The Run 12. Route 66 (cover) Tom Petty - lead vocals, guitars Mike Campbell - guitars Ron Blair - bass Benmont Tench - keyboards, backing vocals Stan Lynch - drums, backing vocals STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























