1986年モントルージャズフェスティバルでのオーティス・ラッシュとクラプトンの濃密セッションを収録!クラプトンのキャリアを振り返りますと、飛入りで演奏したナンバーはすべてクラプトンに馴染みのあるものばかり。アルバート・キングのCrosscut Saw は、83年リリースの「MONEY AND CIGARETTES」でカバーしていますし、ラッシュのDouble Troubleは、76年リリースの「NO REASON TO CRY」でカバーしていました。同じくラッシュのAll Your Loveに至っては、66年のジョン・メイオールズブルースブレイカーズ時代にカバーしていたことを見ても、いかにクラプトンが若い頃からラッシュを敬愛していたかが分かります。 B.B.キングのEvery Day I Have the Bluesは、スタジオ録音は残していませんが、70年のデレク&ザ・ドミノス時代のツアーで共演したナンバーでした(後94年の「Nothing But The Blues」ツアーではセットに組むことになります)。クラプトンとすれば、憧れのラッシュと共演できるこのタイミングで熱望して飛入りしたと思われます。このオーティス・ラッシュの1986年モントルージャズフェスティバルのステージもステレオ・サウンドボード録音され、オフィシャルでCDがリリースされているように、このディスクのマスターも公式にレコーディングされていたマスターの1stジェネレーションのデジタルコピーです。但し、クラプトンはラッシュのフルステージに参加したわけではなく、ステージ後半の4曲のみに参加したのでした。オリジナルのブルースマンと渡り合う、緊張感溢れるプレイ!このマスターでのクラプトンのプレイは、センターチャンネルやや右にミックスされています。ラッシュのプレイは、センターチャンネルやや左です。二人ともストラトキャスターをプレイしていますが、クラプトンがエッジの立ったワイルドなトーンでプレイしているのに対し、ストラトのマイルドなトーンでプレイしているという二人の対比も面白いものです。ラッシュはクラプトンを歓迎し、かなりのソロパートをクラプトンに譲っています。クラプトンはその厚意に応え、自分のセット並みに弾きまくっています。ラッシュは、自身の作である Double TroubleとAll Your Loveでは、クラプトンをボーカルフィーチャーもしています。ラッシュとしても、白人のクラプトンが自分をリスペクトしてくれていることが嬉しかったのでしょう。 Every Day I Have the Bluesにはさらに黒人ブルースギタリストのルーサー・アリソンが参加し、ギタープレイとともにボーカルでもフィーチャーされています。曲名はこの曲ですが、歌詞をアドリブで変え、ラッシュを称えたり、クラプトンを褒めたり、と自由に歌って盛り上げています。アリソンのギタープレイは左チャンネルにミックスされています。自身の出演日を待たずして、憧れのブルースマンのステージに飛入りしたクラプトン。このフェスティバルは彼の心に永遠の思い出を残したことでしょう。Le Casino, Montreux, Switzerland 9th July 1986 STEREO SBD(from Original Masters) (31:05) 1. Crosscut Saw (with Eric Clapton) 2. Double Trouble (with Eric Clapton 3. All Your Love (with Eric Clapton) 4. Every Day I Have the Blues (with Eric Clapton and Luther Allison) STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























