95年「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」初リリースの高音質オーディエンスマスター!56年にも及ぶキャリアを持つエリック・クラプトンが、ギタリストとしてライブステージで神懸かり的に歌い弾きまくった時代と言えばいつでしょう?ファンそれぞれに意見は分かれるところでしょうが、どなたもが納得されるのは、デレク&ザ・ドミノス時代、そしてセットリストにブルースしか組まなかった「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」ではないでしょうか。後者はまさにクラプトンが「ブルース・ミュージシャン」としての真骨頂を見せた、彼の集大成ステージであったと言えます。このツアーは1994年~1995年にかけて世界的に実施され、最後の公演地には日本が選ばれました。リリースしますマスターは、本ツアーのピークを捉えたと言っても過言ではない、全米ツアー9月15日のウースター公演の極上ステレオ・オーディエンスソースです。この音源は、一部のマニア間では海外製のブートレッグで流通していたようですが、日本においてきちんとした形でリリースされたことはありませんでした。この貴重音源のマスターが、近年当店が信頼を置く海外テーパーからもたらされたのです!しかも1stジェネレーションマスターをデジタルコピーしたDATで提供してくれました。冒頭部分では、急いで録音を始めたようで音が不安定な箇所がありますが、これを除けば完璧と言えるサウンドです。音質の印象は、この会場のアリーナ席中央あたりでコンサートを鑑賞している感じで、会場の空気感、鳴りも含めて非常にクリアでバランス良くレコーディングされた「きれいな」録音です。この国内初リリース音源は価値あります。サウンドバランスも良好です。アリーナ中央のイメージなので、周りには当然他のオーディエンスもいたわけですが、このマスターに捉えられているのは、決して煩わしいチャットや叫び声、ノイズではなく、誰もがクラプトンの演奏に集中し、その凄さに一様に感動して喝采を送っているというプラス要因です。周りのオーディエンスに恵まれた日だったと言えるでしょう。それを顕著に感じるのは、Every Day I Have the Bluesです。クラプトンの弾きまくるプレイに会場全体が唸りを上げるような喝采で盛り上がる様が捉えられています。それもクラプトンがフレーズを決めまくるジャストなタイミングです。聴いているこちらがその喝采で感動してしまうような感じです。無為なチャットなどを許さないほど、この日のクラプトンのプレイには凄味があったということでしょう。このツアーでは、連日、クラプトンが最もリラックスできると証言していたブルースで弾きまくっていましたので、音質、プレイクオリティともにハイレベルな音源は多いのですが、国内において未発表だったこのマスターをお届けする本作の登場により、音、プレイ両面でのハイレベルな内容から、一気に本ツアーの名盤ランキングの上位にランクインすることは間違いないでしょう。ではここで、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」 の全行程を見てみましょう。<NOTHIN' BUT THE BLUES TOUR> 1994年 9月28日:ニューヨーク、ハマースタイン・ボールルームにてツアーリハーサルを映像収録。これは後にアメリカ、ヨーロッパ、日本で放映された。10月3日~11月4日:全米アリーナ・ツアー 11月7日~11月28日:全米クラブ・ツアーⅠ 1995年 2月15日~3月7日:イギリス・ツアー 4月5日~5月5日:ヨーロッパ・ツアー 8月28日~9月24日:全米アリーナ・ツアーⅡ ←★ココ★ 10月1日~10月13日:ジャパン・ツアー 91年の幼い息子さんの死、その後に挑んだ「アンプラグド」ショー、それを経て改めてブルースの精神性を追求することになったクラプトン。その答えとして彼が実施したのがこのツアーでした。このツアーには、「求道者」としてのクラプトンのストイシズムが体現されていたと言っていいでしょう。94年ツアーは、ドラムがアンディ・ニューマークでしたが、95年にはスティーヴ・ガッドに交代するという変更はありましたが、こうして2年間に亘り、クラプトンはブルースだけをプレイするツアーに専念したわけです。その終盤、言わば日本公演直前の全米ツアー最終章を捉えたのが本盤です。最終章だけに各曲の味わいは芳醇を極め、バンドの結束は最強と言えました。そんな中で捉えられた本作のステージ。「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」のセットリストは全行程でほぼ固まっていました。シッティングのアコースティックセットからスタンディングのエレクトリックセットに移行する形を取り、エレクトリックセットの途中にはES-335TDに持ち替えての「フレディ・キング・コーナー」も設けられていました。その進行に連れてクラプトンとバンドの「熱」が急激に高まっていき、終盤では火を噴くような激しく情熱的な演奏が展開されたことで、このツアーがクラプトンのキャリア上最も弾きまくり、怒涛のボーカルを披露した時期だったと称される所以にもなったわけです。もちろんこの日もその例外ではありません。曲によってのギターの持ち替えにもこだわったツアーでもあり、マーティンだけでも2機種(12弦と6弦)、そしてドブロ、セミアコではギブソンL-5とバードランド、ES-335も2機種(チェリーレッドとブラウンサンバースト)、ストラトも2機種(ブラックとブロンド)、と1ステージでの使用ギター本数でも最多を記録したツアーでした。それゆえに全曲がハイライトと呼べるほど、素晴らしく、凄まじいプレイクオリティのステージです。このツアーのタイトルレビューでは、突出して素晴らしいナンバーを聴きどころ、キラーテイクとして挙げるのですが、本作においては、ディスク2に当たる全曲としか言えません。とにかく凄いのです。その締めとなったAin't Nobody's Businessでは、クラプトンはいつになく情感を込めたボーカルを披露しています。まるでベッシー・スミスになったかのように・・・。ラストのバンド全体での演奏も素晴らしく、このツアーではレギュラーだった曲ですが、このテイクもはずさずに聴いていただきたいと言わざるを得ません。本作はまさにクラプトンが弾きまくっている姿をこれでもかと体感できる極上の1枚となっております。アコースティックバラードを弾くクラプトンもいいですが、ここまでブルースで燃え上がるクラプトンこそが真のクラプトンなのです。日本国内初めてのリリースとなる最良マスター。Centrum, Worcester, MA, USA 15th September 1995 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (57:46) 1. Motherless Child 2. Malted Milk 3. Four Until Late 4. How Long Blues 5. Kidman Blue 6. I'm Gonna Cut Your Head 7. 44 8. Blues Leave Me Alone 9. Standing Around Crying 10. Hoochie Coochie Man 11. It Hurts Me Too 12. Blues Before Sunrise 13. Third Degree 14. Reconsider Baby 15. Sinner's Prayer Disc:2 (58:50) 1. Every Day I Have the Blues 2. Early In the Morning 3. Before You Accuse Me 4. Someday After a While 5. Tore Down 6. Have You Ever Loved a Woman 7. Crossroads 8. Five Long Years 9. Ain't Nobody's Business Eric Clapton - guitar / vocals Andy Fairweather Low - guitar Chris Stainton - keyboards Dave Bronze - bass Steve Gadd - drums Jerry Portnoy - harmonica The Kick Horns (Simon Clarke - baritone saxophone, Roddy Lorimer - trumpet, Tim Sanders- tenor saxophone)





























