ジョージが1992年にロイヤル・アルバート・ホールで行ったチャリティ・コンサートは、当初、前年の来日公演のおまけのような位置づけでした。実際この日のライブは単発ステージであり、それ以降のツアーは遂に実現することなく終わってしまいます。結果としてジョージが生前最後に開いた自身のコンサートという重要な位置へと変化。そんな一日はリアルタイムで『HARI & HIJACK BAND』がリリースされたのを皮切りとして多くのオーディエンス録音タイトルを生み出してきました。そうした過去のリリースを一掃した名盤が2016年リリースの『ROYAL ALBERT HALL 1992』でした。マスターのハイポジ・カセットからのダイレクトなCD化が大好評を博して完売となった後、今度は「GRAF ZEPPELIN」による徹底されたリマスターの下で見事なアップグレードを実現させた名盤『ROYAL ALBERT HALL 1992 REVISITED』も昨年の内に完売。結果的にジョージのラスト・コンサートとなってしまった日の記録のベスト・レコーディングです。これを市場から絶やしてしまう訳にはいかない…とばかりに今回はMerseysideレーベルからの再リリースが実現いたします。今回の再リリースに際して「GRAF ZEPPELIN」が今一度、音源の微調整を加えてくれました。もっとも「GRAF ZEPPELIN」をして、前回盤との違いは分からないと思います…というレベルなのですが、それでも単なる再リリースにしたくないとのことからの処置でした。それほど提供されたハイポジ・カセット・マスターの音質は素晴らしく、なおかつ前回盤での「GRAF ZEPPELIN」リマスターが完成の域に達していたかを物語る結果となったのです。それに元の録音自体の音質が本当に素晴らしい。古の『HARI & HIJACK BAND』を始めとした過去のアイテムは音像が遠目でRAHのエコー感も強い。その点、2016年のリリース時から定評のある本音源は俄然聞きやすい。特にジョージの歌声の近さが大きな魅力でして、それを包むような演奏のバランスが絶妙。そして演奏に絡む場面ではなかったものの、カセットの面替えポイントに当たってしまったカットを先の過去音源で緻密に補填してくれたのも前回盤の見事な仕上がりでした。それに何と言ってもジョージが本当に楽しそうな様子が伝わってくるのも本録音の大きな魅力。やはり半年前の日本ツアーでライブの勘を取り戻した様子が随所に現れており、しかも母国でのライブということから彼が序盤から喋る喋る。その最たる例がライブ序盤で実現したジョージによるバンドメンバー紹介の場面。特にアンディ・フェアウェザー=ロウに大歓声が巻き起こるのもイギリスだからこそ。さらに際立つのがノリノリなジョージ。フィナーレ「Roll Over Beethoven」などはハイテンションに観客を煽っていて、まだ手探り状態だった日本公演から見事に進化したパフォーマーぶりを見せつけてくれる。さらに「Isn't It A Pity」ではレイ・クーパーが鐘を鳴らしたり、コーラス隊が日本公演よりもシャウトしてみせるといった具合からゴスペル調に進化しているのも聞き逃せません。そしてオープニングアクトの二組から完全に録音されているのも本音源のもう一つの魅力でしたが、特にブルース絶頂期のゲイリー・ムーアはもう歌もギターもキレッキレ。そんな彼とジョージのドリームタッグが「While My Guitar Gently Weeps」で実現も今となってはあまりに貴重な共演となってしまった。もはや単なるイベント・ライブとは思えないほど豪華な共演が実現、何より全編を通してのジョージのはつらつとした演奏が冴え渡る伝説の一日を捉えた最高のオーディエンス・アルバム。今回改めて位相修正と帯域調整が若干施されてはいますが、実質前回盤の再発です。*下記は前回のリマスター・メモ 録音者のマスターカセットよりダイレクト収録(THAT'S MRX PRO 90(Metal Position: Type IV) X 2本)。驚愕の完全初登場音源、しかも最高レベルの音質! 中高域を中心に補正。耳当たり重視の落ち着いたサウンド リマスターでよくある「迫力が増した」、とか「音圧がある」、とかとは真逆のリマスタリングとなってます 同日別ソースで曲間を3箇所補填し、過去最長収録を実現(★今回3分ほど増加) 同日別ソースは下記で、同じしゃべりや拍手が聞こえる事から、互いに非常に近いポジションである事が分かる 上記補填による収録時間の都合でDiscチェンジ位置を変更 Live at Royal Albert Hall London, UK 6th April 1992 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) UPGRADE Disc 1 (75:35) 01. Introduction Joe Walsh: 02. Pretty Maids All In A Row 03. In The City 04. Life In The Fast Lane 05. Funk #49 06. Rocky Mountain Way Gary Moore: 07. Walking By Myself 08. The Sky Is Crying 09. The Blues Is Alright ★5:33-5:45補填 10. Still Got The Blues George Harrison: 11. I Want To Tell You 12. Old Brown Shoe 13. Taxman 14. Member Introduction 15. Give Me Love 16. Something Disc 2 (75:16) 01. What Is Life 02. Piggies 03. Got My Mind Set On You 04. Cloud Nine 05. Here Comes The Sun ★3:17-3:33補填 06. My Sweet Lord 07. All Those Years Ago 08. Cheer Down 09. Isn't It A Pity 10. Devil's Radio ★4:19-7:10補填 11. Introductions 12. While My Guitar Gently Weeps (with Ringo Starr, Gary Moore) 13. Roll Over Beethoven (with Ringo Starr, Joe Walsh, Gary Moore) 14. Drum Solo (Ringo Starr) 15. Roll Over Beethoven (with Dhani Harrison) 16. Outro. George Harrison with The Hijack Band: Mike Campbell - guitar Andy Fairweather Low - guitar Ray Cooper - Percussion Greg Phillinganes - Keyboards Will Lee - Bass Steve Ferrone - Drums Chuck Leavell - Keyboards Katie Kissoon - Vocal Tessa Niles - Vocal





























