「ランディ・ローズとドン・エイリー」……クラシカル・ハードロックの至宝2人が並び立った奇跡の“DIARY OF A MADMAN Tour”。その最強フル・ライヴアルバムがブラッシュアップ。そんな本作に刻まれているのは「1982年1月22日ミルウォーキー公演」。ランディが亡くなるわずか約2ヶ月前に記録された極上オーディエンス録音です。前回盤『MILWAUKEE 1982』は長らく「客録の域を超えたサウンドボード級の名録音」として愛されてきましたが、本作はそのマスターを細密マスタリングで磨き直したアップグレード・アルバムです。その気になるサウンドの前に、まずはショウのポジション。メンバーチェンジも多かったランディ時代の歩みを振り返ってみましょう。1980年《Bデイズリー、Lカースレイク、Lブリッジウォーター》・9月3日-11月8日:英国(37公演)1981年《Rサーゾ、Tアルドリッジ、Lブリッジウォーター》・4月22日-9月13日:北米#1(34公演+英国1)・11月1日-12月2日:欧州(11公演)《Rサーゾ、Tアルドリッジ、Dエイリー・12月30日+31日:北米#2a(2公演)1982年・1月1日-3月18日:北米#2b(44公演)←★ココ★《3月19日ランディ・ローズ死去》<これがランディ在命中のオジー・オズボーン。1981年末にドン・エイリーが正式加入したことで、ランディ時代の究極形とも言えるラインナップが完成しました。しかし、その黄金布陣が揃ってから悲劇までは全46公演のみ。本作のミルウォーキー公演は「北米#2b」の13公演目にあたります。当店ではこの特別な時期を可能な限りの名録音でアーカイヴしてきましたので、ここでコレクションの全体像を見渡しておきましょう「北米#2b」の詳細・1月1日ー6日(3公演)*1月7日『NEW MEXICAN REVELATION(アルバカーキ)』・1月9日ー13日(4公演)*1月15日『BLOOMINGTON 1982 SOUNDBOARD』・1月17日ー20日(3公演)*1月22日:ミルウォーキー公演 ←★本作★・1月23日ー2月6日(10公演)*2月8日『DETROIT 1982』*2月9日『DEFINITIVE KALAMAZOO 1982 SOUNDBOARD』・2月11日ー21日(9公演)*2月23日『EL PASO 1982』・2月24日ー3月18日(9公演)《3月19日ランディ・ローズ死去》※注:「*」印は当店コレクションで実際に聴けるライヴ 秘められた音源の可能性を引き出したマスタリング上記のうちサウンドボードは『BLOOMINGTON 1982 SOUNDBOARD』と『DEFINITIVE KALAMAZOO 1982 SOUNDBOARD』の2本。残りはいずれもオーディエンス録音ですが、その中で圧倒的な最高峰として君臨してきたのがミルウォーキー公演でした。古くから「サウンドボード」として取引されてきたほどの名録音であり、前回盤『MILWAUKEE 1982』はその究極ジェネであるマスター・ダイレクト・バージョン(2010年発掘)をベースにした名盤として好評を賜りました。では、なぜあの名盤を更新する必要があったのか。前作もたしかに最高峰でしたが、仔細に耳を澄ませると幾つかの課題が残されていました。本作は、それらを一つ残らず解消した、文字通りの決定盤なのです。まず体感で明らかに違うのが音圧の向上。「GRAF ZEPPELIN」は無意味な音圧稼ぎなどしない純ナチュラル派ではありますが、それにしても大元マスターはやや細かった。本作は(あくまでナチュラル感が微塵も損なわれない範囲で)引き上げられており、聴いた瞬間にパワーが感じられる。演奏のアタック、ランディのギターが切り込む瞬間の力感、オジーの歌声が胸に突き刺さる鋭さ――すべてが従来盤より一段も二段も肉厚になっている。特にドラムスがよりラウドに迫り出しており、ライヴ現場のムードを一層リアルに体感できる。ランディのギターも細かなニュアンスをこれまで以上に追いかけられるようになり、この録音が本来持っていた潜在能力が、ようやく100パーセント解放されたと言っても過言ではありません。SBDすら問題にしないランディ時代のベスト客席録音 続いて効果絶大だったのが帯域ダウンの補正。従来盤では数カ所、突如として音の抜けが悪くなるポイントが存在していました。『Zodiac 843』をお持ちの方でしたら、「Mr. Crowley」の4分30秒以降や「Revelation (Mother Earth)」の5分30秒以降、「I Don’t Know」の1分30秒辺りを聴いてみてください。こうした箇所で急にレンジが狭まり、こもったような音に変わっているのに気づかれるのではないでしょうか(大元マスター・ダイレクトですので、これはダビング劣化ではありません)。「GRAF ZEPPELIN」はこれらを1つひとつ丹念に洗い出し、前後の帯域と違和感なく繋がるよう補正。通して聴いた時の安定感が格段に向上している。もし、本作だけ聴いたら単純に完全無欠なだけですが、従来盤が身体に馴染んでいる方には「こんなに安定感あったっけ?」と驚かれるのではないでしょうか。もう1つ効果が大きかったのが位相の補正。旧盤『Zodiac 170』をお持ちの方なら覚えがあるかと思いますが、あの盤ではヴォーカルを筆頭に音像が終始左に寄っており、「Over The Mountain」などではふらつく場面もありました。本作ではそのズレが精密に補正され、音像がほぼ中央にビシッと安定。たかが定位と思われるかも知れませんが、本作を体験した後で旧盤に戻ると、常に左に引っぱられているような居心地の悪さを覚えるほど。聴き易さが格段に向上しているのです。オンでダイレクトな音像が明瞭に打ち出されたことで、本作のポジションは一変。これまで「82年のベスト客席録音」として語られてきたミルウォーキー公演は、もはや「ランディ時代全体のベスト客席録音」へとランクアップ。しかも、これは「客席録音にしては」ではありません。『BLOOMINGTON 1982 SOUNDBOARD』や『DEFINITIVE KALAMAZOO 1982 SOUNDBOARD』もありますが、そうしたサウンドボード名盤さえ問題にしないレベルなのです。セットリスト、演奏、サウンドのすべてが揃った本作は、当分の間ランディ時代最高の録音ソースとして君臨し続けるでしょう。ランディとドンが並び立つ奇跡のフルショウそんな極みのサウンドで蘇るのは、公式盤『TRIBUTE』とは異なる構成で繰り広げられる“DIARY OF A MADMAN Tour”のフルショウ。改めてセットを整理しておきましょう。ソロ(8曲+3曲)・ブリザード・オブ・オズ:Mr. Crowley/Crazy Train/Revelation (Mother Earth)/Steal Away (The Night)/Suicide Solution/Goodbye to Romance/I Don’t Know/No Bone Movies(*)・ダイアリー・オブ・ア・マッドマン:Over the Mountain(★)/Believer/Flying High Again サバス(3曲)・Iron Man/Children of the Grave/Paranoid※注:「★」印は公式『TRIBUTE』で聴けない曲。「*」印は直近サウンドボード『BLOOMINGTON 1982』になかった曲。『TRIBUTE』では聴けない「Over the Mountain」による幕開け、触れれば壊れそうなランディの儚いメロディとドン・エイリーの煌びやかなフレーズの共演、ルディ・サーゾとトミー・アルドリッジの強靱なリズム隊が支える盤石のアンサンブル――全員がスターの輝きを放つ、まさに絶頂期の記録です。ドン・エイリーもすっかりバンドに馴染んでおり、ランディとの一体感が随所で花開く。特筆すべきは「Revelation (Mother Earth)」から「Steal Away」へと雪崩れ込む流れ。いつも見事ではありますが、本作ではランディとドンの個性がムキ出しになったフレーズが白眉な本作のハイライトです。同様に「Goodbye To Romance」でのランディとドンの競演も素晴らしく、繊細なメロディの綾が胸を打つ。全編を通じて、ランディ&ドンという唯一無二のコンビネーションが存分に堪能できるのです。音圧、位相、帯域バランス。あらゆる面から極限まで追い込んだ「GRAF ZEPPELIN」マスタリングにより、「サウンドボード級」と呼ばれ続けたダイレクト感がいっそう研ぎ澄まされた。オフィシャルやサウンドボードをかき集めても届かない“DIARY OF A MADMAN Tour”の現場。本作は、その最強録音の、さらにその先を行く究極の決定盤です。セットリスト、演奏、サウンド、どれをとっても文句なし――ランディ・ローズとドン・エイリー、2人の天才が並び立つステージを本生100パーセントで体験する、これ以上はない至高の1枚お楽しみください。「1982年1月22日ミルウォーキー公演」の極上オーディエンス録音。マスター・ダイレクトだった前回盤『MILWAUKEE 1982』を「GRAF ZEPPELIN」が磨き直した最高峰更新盤。音圧向上でランディのニュアンスも鮮明に、帯域ダウンも違和感なく修復。「82年のベスト」から「ランディ時代全体のベスト客席録音」へとランクアップし、サウンドボード名盤『BLOOMINGTON 1982』『DEFINITIVE KALAMAZOO 1982』すら問題にしないレベルに進化した究極決定盤です。Auditorium, Milwaukee, WI, USA 22nd January 1982 (78:52) 01. Diary Of A Madman 02. Over The Mountain 03. Mr. Crowley 04. Crazy Train 05. Revelation 06. Steal Away (The Night) 07. Suicide Solution 08. Guitar Solo 09. Drum Solo 10. Goodbye To Romance 11. I Don’t Know 12. No Bone Movies 13. Believer 14. Flying High Again 15. Iron Man 16. Children Of The Grave 17. Paranoid Ozzy Osbourne - Vocals Randy Rhoads - Guitar Rudy Sarzo - Bass Tommy Aldridge - Drums Don Airey - Keyboards





























