2014年リリースの同盤は当時手に入った『THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'』のレア音源をまとめたコンパクトかつ便利な一枚としてマニアから激賞されましたが、その後は再発や『THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN RADIO STATION DISC & SESSIONS』のようなアップグレードが実現せず。その結果『THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN' OUTTAKES』を丸ごとコピーし、さらには同年のライブ音源で水増ししたグレーゾーンCDが現れるという顛末に発展してしまいましたが、それも同盤がいかに優れた内容であったかの証。おまけに昨年公開された映画が今なお配信で気軽に見られる状況を受け、初期ディランに対するレア音源は需要が高まるばかり。昨年の秋に公式がリリースしたボックスセット『THROUGH THE OPEN WINDOW 1956-1963』もまたそうした流れの中で実現したリリースでした。当然リリースから10年以上が経過した『THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN' OUTTAKES』に対する需要も止まないどころか高まる一方。そこで遂に実現するのが今回のリリース。幸いなことに、前回のリリースから時間が経過したことで『THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'』セッションからの新たな音源の発掘やアップグレードが実現。そこで今回は単なる再発ではなく、一から内容を見直して「SESSIONS & OUTTAKES」へとバージョンアップさせました。特に前回のリリースではアルバムのセッション音源が二曲しかなかったことからタイトルが「OUTTAKES」となっていましたが、新たな音源が昨年に発掘されたことからセッションパートが拡大。その一方で冒頭を飾るアルバム・タイトル曲の演奏キーが違う別テイクなど、元は公式のリリースだったのに今や入手困難な音源となってしまい価値が上がるという皮肉な結果にも。こうして貴重な別テイクが増量されただけでなく、アウトテイクに関しても昨年に新たな発掘があったことから新たに増量。それだけでなく「Farewell」などは前回盤よりも音質が向上している点も見逃せません。衝撃的なのはアウトテイクのパートを聞けば解るように、ディランがピアノで伴奏を付けた演奏を何テイクも録音しておきながら、どれもがお蔵入りしてしまったという事実。現在はセッションの録音順も完全に判明しており、これらピアノ・ソングの大半がウォームアップどころか一日のセッションの後半で集中的に録音されていたという事実までも明らかになっています。挙句の果てには「Key To The Highway」までピアノで演奏しておきながら、結局お蔵入りに。また後半にまとめられた未発表モノ・ミックスのファイルも今や入手困難となってしまい、ここでしか聞かれないモノを前回より増量。これによって『BIOGRAPH』に収録された「Lay Down Your Weary Tune」に『BOOTLEG SERIES 1-3』でリリースされたインストゥルメンタル「Suze (The Cough Song)」など、どちらも公式でリリースされたステレオより生のままでアナログチックなモノラルならではの近さが楽しめます。ベストセラーを続ける『THE FREEWHEELIN' BOB DYLAN RADIO STATION DISC & SESSIONS』に続いての再リリースが渇望されていた『THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'』も遂に内容面と音質面の両方でアップグレードを遂げた全編最高音質のセッション&アウトテイク集としてのリリースが実現します (60:51)SESSIONS 1. The Times They Are A-Changin' (Alternate take 23rd October 1963) 2. Ballad Of Hollis Brown (Early version from “Freewheelin” sessions 14th November 1962) 3. One Too Many Mornings (Take 1 24th October 1963) 4. Boots Of Spanish Leather (Take 5 6th August 1963) OUTTAKES 5. Farewell (Take 5 6th August 1963) 6. Eternal Circle (Incomplete early version 7th August 1963) 7. Bob Dylan's New Orleans Rag (Remake, Take 3 7th August 1963) 8. Bob Dylan's New Orleans Rag (Incomplete New Remake, 7th August 1963) 9. Hero Blues (Take 3 12th August 1963) 10. Eternal Circle (Take 4 12th August 1963) 11. Percy's Song (Alternate Take 24th October 1963) 12. East Laredo Blues (Take 1 23rd October 1963) 13. Key To The Highway (Take 1 23rd October 1963) 14. That's All Right Mama / Sally Free And Easy (Take 1 23rd October 1963) 15. Lay Down Your Weary Tune (Take 1 24th October 1963 Mono Acetate Mix) 16. Percy's Song (Take 1 23rd October 1963 Mono Acetate Mix) 17. Suze (The Cough Song) (Take 1 24th October 1963 Mono Mix)





























