マニア待望の1970年パリ初日のラジオ実況放送の刷新が実現したとなれば、当然パリ二日目の方も改めてリリースするのは当然というもの。というのも、1970年ヨーロッパツアーを代表するラジオ放送のモノラル・サウンドボードだったパリ二日目に関しては、三年前に「GRAF ZEPPELIN」の入念なリマスターと状態の良い音源の相乗効果が生み出した決定版『PARIS 1970 2ND NIGHT SOUNDBOARD』が揺るぎない地位を確立しましたが、その一方で売り切れとなって久しい。そこで今回はパリ初日と合わせた再リリースは最高のタイミング。もちろん2023年盤をそのまま再リリースしたとしても、何ら問題なかったはず。音質だけでなく、細かなピッチの狂いにまでこだわった仕上がりだったからです。ですが、そこに再調整を加えて出し直すのも最高のタイミングでしたので、元の音源に遡って「GRAF ZEPPELIN」が改めてリマスター。前回盤『PARIS 1970 2ND NIGHT SOUNDBOARD』は「GRAF ZEPPELIN」のナチュラルな仕上がりが大好評でしたが、今回はナチュラルさをそのままに、アプローチを変えて中域に寄せたリマスターを敢行。その結果、前回ほどヒスノイズが目立たず、それでいてミックの歌声やキースのギターがクローズアップされた仕上がりへと生まれ変わっています。特にキースのギターのざっくりとした感触などは2023年盤よりも際立っており、なるほど前回盤は見事な仕上がりだったが、今回のリマスターの方がさらに好感触に映るマニアも少なくないのでは。その違いはオープニングの「Jumping Jack Flash」や70年名物の「Roll Over Beethoven」のイントロからして顕著。元々ビルのベースがブボブボと目立ちがちな音源であったのが前回のリマスターで一気に解消された感がありましたが、今回はさらに聞きやすく、それでいて1970年のストーンズらしいライブサウンドが今回もサウンドボードにてじっくりと味わえます。今回もラスト二曲がエアチェック違いのスピーカー収録ソースに切り替わる点や、ボーナスに断片的な再放送二曲を加えている点も2023年盤とは変わりませんが、メイン・パートは前回盤をお持ちのマニアでも買い替えたくなる仕上がり。元がエアチェック音源とは言え、70年ヨーロッパツアーの演奏がこうしたサウンドボード音源として、しっかり残されていた点は本当にラッキーだったと思います。そして前日とはまた違ったハイテンションな演奏を聞かせてくれるストーンズ。前日はミックのテンションの高さが印象的でしたが、この日は「Sympathy For The Devil」におけるキースからテイラーへのギターソロ回しが最高にスリリング。改めて70年ツアーの魅力を見せつけてくれるサウンドボード録音が再度のリリースというだけでなく、さらに聞きやすく生まれ変わりました!'70年の定番音源の最新リマスター!前回盤をさらに中域を中心にブースト。Palais des Sports, Paris, France 23rd September 1970 SBD UPGRADE (72:22) 01. Jumping Jack Flash 02. Roll Over Beethoven 03. Sympathy For The Devil 04. Stray Cat Blues 05. Love In Vain 06. Dead Flowers 07. Midnight Rambler 08. Live With Me 09. Let It Rock 10. Little Queenie 11. Brown Sugar 12. Honky Tonk Women 13. Street Fighting Man Bonus Tracks: Rebroadcast Version 14. Sympathy For The Devil 15. Brown Sugar





























