2001年のロニーの立ち位置は、今と似たような感じでした。ストーンズの活動が始まらず、代わりに自身でライブを行う。さらに言えば、2001年はアルバム『NOT FOR BEGINNERS』をリリースしたタイミングでもあった。だからと言って大々的なツアーに乗り出さないところが、この時代の彼らしいところで、12月に近場のダブリンとロンドンで数回のライブを行っています。都合三回行われたライブの内、中日のシェパーズ・ブッシュは撮影され、後に公式リリースが実現しましたが、完全収録ではなかった。その点、懐かしの機動力を活かし、初日のダブリン、さらにシェパーズ・ブッシュの両方を独占入手のオーディエンス録音にてリリース。いち早く話題のライブを伝えてくれたものです。おかげでシェパーズ・ブッシュの方は価値が半減してしまったのですが、ダブリンの方はショート・ツアー初日の記録ということで未だに色褪せない。何しろ懐かしのMasterportからのリリースは今から25年前(!)。今となっては、その存在すら知らない人の方が多いかもしれません。このオーディエンス録音ですが、クラブらしいクローズな臨場感、それ以上にオンな音像が今なお素晴らしい。なかなか始動しないストーンズを尻目に、ライブがやりたくてうずいていた体を慣らすかのようなステージであったことが良く解ります。何しろ小さい会場ですので、ロニー自身も非常にリラックスした面持ちで、バーズのカバー「So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star」からスタート。アルバム『NOT FOR BEGINNERS』では「Rock & Roll Star」とクレジットされていたのも懐かしく、また意外な選曲だと驚かされたものでした。それだけではありません。これら三回の公演にはスラッシュが帯同しており、実質的にサブ・メンバーと呼べるほどの活躍を見せています。この日もライブ前半からさっそく登場。特に「Wayside」では思う存分弾きまくってくれます。 スラッシュの自伝においてもロニーとの仲睦まじさが綴られていましたが、ここでも「Just Like Anything」から続けて演奏されるという形で、ガンズの「Paradise City」がインストで披露されているのだから、このライブでも立派にメンバーの一員を務めていたことが分かるかと。ただし、こちらの音源は同メドレーから音質が落ちてしまうのが、当時のリリースにおける問題点でした。そこで今回は最新のテクノロジーを駆使し、このライブ後半の音質をアジャスト。当時のリリースよりもかなり聞きやすくなりました。このライブ後半の臨場感や盛り上がりというのが実に素晴らしく、「Paradise City」やジョン・レノン・カバーの「Jealous Guy」で客席から起こる大合唱の楽しそうなこと。これぞオーディエンス録音だからこそ味わえる魅力というもの。公式のシェパーズ・ブッシュでは、こうした盛り上がりが伝わりづらかっただけに、なおさら今回の音源ならではの魅力が際立っています。今や25年前となったスラッシュ参加の貴重ライブ。そのオーディエンス録音が音質を向上させ、生まれ変わって再降臨します。Dublin Vicar Street, Dublin, Ireland 8th December 2001 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (73:39) 1. Intro 2. So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star 3. Mystify Me 4. Leaving Here 5. This Little Heart 6. Breathe on Me 7. Whadd'Ya Think 8. Ooh La La 9. Band Introductions 10. Testify ★ここからスラッシュ登場 11. Am I Grooving You 12. Wayside 13. Flying 14. Hey Negrita 15. Take a Look at the Guy Disc 2 (59:38) 1. Little Red Rooster 2. Just Like Anything / Paradise City 3. Miss You 4. Far East Man 5. Jealous Guy 6. Crotch Music 7. It's Only Rock 'n' Roll (but I Like It) 8. Guitar Medley includes Around The Plynth Gasoline Alley hat's All You Need Amazing Grace Prodigal Son 9. Stay with Me Ronnie Wood - Guitar, Vocal Jesse Wood - Guitar Mark Wells - Bass Tramper Price - Keyboards Martin Wright - Drums Leah Woods - Vocal Vinnie Karslake - Vocal Special Guest: Slash - Guitar





























