エリック・クラプトンの全米ツアーにスペシャル・ゲストとして帯同し、大舞台でその存在感を轟かせていた1975年のSANTANA。前年の異色作『BORBOLETTA』を引っさげたそのステージを捉えた極上サウンドボードのアップグレード・マスターが新発掘です。そんな本作に刻まれているのは「1975年6月20日シャーロット公演」のサウンドボード録音です。最近のSANTANAと言えば、名門「JEMS」から初登場のサウンドボード・マスターが大量発掘されていますが、その源泉は数年前に他界された西海岸のコア・コレクターが遺した遺品コレクション。そこから次々と極上サウンドボード・マスターが発見されているのです。SANTANAだけでも相当数が発掘されてきましたが、その発掘の中心はもっぱら「1974年」。それに対して本作はシリーズ初の「1975年」で、意味合いが異なっています。その辺をご説明するためにも、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。1974年・1月14日:イサカ公演《5月『LOTUS』/7月『GREATEST HITS』発売》・7月13日~10月28日:北米#1(62公演)←※MILWAUKEE 1974他《10月『BORBOLETTA』発売》・11月16日:ホノルル公演・11月23日~12月14日:日本(16公演)1975年・3月23日~4月27日:北米#2(20公演)・5月23日~7月12日:北米#3(29公演)←★ココ★・8月3日~9月1日:北米#4(13公演)・9月5日~10月13日:欧州(39公演)・11月14日~12月7日:北米#5(6公演)・12月31日:デイリーシティ公演 新発掘シリーズ初の1975年サウンドボード これが1974/1975年のSANTANA。『MILWAUKEE 1974 SOUNDBOARD』など、これまでの遺品サウンドボード・シリーズは1974年の「北米#1」に集中していました。それに対し、本作のシャーロット公演は『BORBOLETTA』リリース後の「北米#3」の13公演目でした。また、「北米#3-4」は一部(6月14日~8月17日)がエリック・クラプトンの全米ツアーのオープニング・アクトとしてのもの。その多くのショウでカルロスはクラプトンのアンコールにも客演。その定番が、後述する「Eyesight To The Blind」でもありました。本作のシャーロット公演もまた、まさにそんな二枚看板の一夜でした。さて、そんなシャーロット公演は、以前からサウンドボードが残された事でも知られてきました。しかし、従来のマスターは「聴けるだけありがたい」レベルのシロモノ。ディテールはどこもかしこも角が丸く、モコモコと籠もり、おまけにシュワシュワとしたノイズ感が周期的に強まったり弱まったりと落ち着かない。ダビング痕と経年劣化のダブルパンチを食らったような音で、その内容の素晴らしさをかろうじて偲ぶしかありませんでした。ところが、新発掘マスターの本作はまるで違う。今挙げた難点がごっそり消え失せているのです。具体的なダビング回数までは断定されていないものの、「超若ジェネ(Very Low Gen SB)」として公開された高鮮度マスターで、そのアップグレード感はズバリ「まるで別物」級。遺品シリーズでお馴染みのミックス卓直結系のムキ出し感はオフィシャル作品と比べるようなタイプではないものの、従来マスターとは比較にならないほど猛烈クリア。輪郭はシャキッと際立ち、1音1音がくっきりハッキリと立ち上がる。あの気まぐれな周期変化など初めから存在しなかったかのように消え去り、荒縄のようにねじれ太った演奏が、ビシッと安定したまま脳へ流し込まれてくるのです。シリーズを追いかけてこられた方なら、本作にも「今回もスゴい」と頷いていただけると思いますが、それ以上に従来マスターをご存知の方ほど衝撃は桁違い。「なんだコレは!」「シャーロットは、こんなにも美しいサウンドボードだったのか」と目からどころか、耳からもボロボロとウロコが落ちていく快感に浸れることでしょう。クラプトンとの共演も美味しいライヴアルバム そんな生まれ変わったサウンドボードで味わえるのが、これまでのシリーズとは様変わりした“BORBOLETTA Tour”のセット。ここで比較しながら整理しておきましょう。天の守護神(4曲)・Incident At Neshabur/Black Magic Woman-Gypsy Queen/Oye Como Va/Samba Pa Ti その他(6曲+α)・サンタナ:Savor/Soul Sacrifice (Stormy Monday)・その他:Let The Music Set You Free(★)/Time Waits For No One(★)/Toussaint L'Overture/Eyesight To The Blind(★)※注:「★」印は「北米#1」のサウンドボード・シリーズにはなかった曲。……と、このようになっています。1974年の「北米#1」シリーズを聴き込んでこられた方なら、その違いは一目瞭然。あの頃セットの軸を担っていた冒頭メドレーや「Mirage」「Bambele」といったナンバーが姿を消し、代わりに「Let The Music Set You Free」「Time Waits For No One」が並んでいる。この2曲は、いずれも当時最新作だった『BORBOLETTA』からのレパートリー。まさに“BORBOLETTA Tour”ならではの選曲であり、本シリーズで初めて聴ける1975年の新しい顔なのです。そして、本作最大のトピックがラストの「Eyesight To The Blind」。この曲のみSANTANAではなく、メイン・アクトだったクラプトンのステージ。カルロスがゲスト共演した1曲だけボーナス・トラック的に追加収録されているのです。惜しくも曲の途中で録音は途切れてしまいますが、それでも本編同様の極上サウンドボードで13分以上も収録されている。しかも、その中身も素晴らしく、クラプトン&カルロス、それにジョージ・テリーによる三者三様のソロがばっちり聞き分けられる。ド直結サウンドボードの威力をまざまざと見せつけるような必聴テイクなのです。名門「JEMS」が手掛ける遺品マスター・シリーズ、その最新弾にして初の1975年サウンドボード・アルバムです。長らく「聴けるだけ有り難い」級だったマニア向けサウンドボードが万人向けに衝撃アップグレードを果たした決定盤。クラプトンとの邂逅まで刻まれた“BORBOLETTA Tour”の貴重なライヴアルバム。「1975年6月20日シャーロット公演」のサウンドボード録音。名門「JEMS」の遺品マスター・シリーズ最新弾で、貴重な“BORBOLETTA Tour”のライヴアルバムです。モコモコに籠もっていた従来マスターとは比べものにならない「まるで別物」級の「超若ジェネ(Very Low Gen)」サウンドで、エリック・クラプトンのアンコールにカルロスが客演した「Eyesight To The Blind」も楽しめる。音源の未開地だった1975年の新名盤が誕生です。Charlotte Coliseum, Charlotte, NC, USA 20th June 1975 Disc:1 (55:35) 1. Incident At Neshabur 2. Black Magic Woman / Gypsy Queen 3. Oye Como Va 4. Let The Music Set You Free 5. Time Waits For No One 6. Samba Pa Ti 7. Savor 8. Toussaint L'Overture Disc:2 (33:15) 1. Band Introductions 2. Soul Sacrifice / Stormy Monday 3. Eyesight To The Blind





























