今となっては懐かしいアルバム『NOW AND ZEN』の大ヒットを受けて行われた1988年のツアーは、時代の進化もあって音質の非常に良いオーディエンス録音が数多く存在します。それ故にいくつものリリースが実現していますが、今回は7月のプロヴィデンス。これがまた実に素晴らしい音質でして、とにかくクリアーな1988年らしいサウンド。さすが高音質揃いの『NOW AND ZEN』ツアーらしいところ。とにかくプロヴィデンスは盛り上がりが凄まじいのですが、その臨場感とのバランスがまた絶妙でして、リスニングの邪魔には(まったく!)ならない広がりのある豊かな音像。あらためて『NOW AND ZEN』の大ヒットぶりを再認識させてくれます。どれほどこの日の盛り上がりが凄いかと申しますと、オープニング「Helen of Troy」からして観客が大熱狂。というか、ずっとこの調子で熱狂が持続しっぱなし。とにかく観客が大喜びの連続なのです。そして『NOW AND ZEN』ツアーと言えば、新しいバンドと共に初めてZEPクラシックを大量投入したというトピックが大きな話題を呼びましたが、この日のZEP第一弾である「In the Evening」にも観客は大喜び。プラントとの掛け合いがまたアツいアツい。ところが、次の「In the Mood」が始まると、その盛り上がりがまた凄い。つまり、ZEPナンバーにプラントのソロ曲がまったく負けていないのです。これぞ1988年のプラントのライブならではの光景でした。そうでなくとも、これまでリリースされてきた『NOW AND ZEN』ツアーものは音質が良いが故に、どれも当時の熱狂ぶりが克明に記録されていましたが、今回のプロヴィデンスときたら、それらの中でも飛び抜けた盛り上がりが際立っています。極めつけは伝家の宝刀「Trampled Underfoot」を披露してからのプラント。あまりの盛り上がりに気を良くしたのは間違いなく、いつも以上に往年の「プッシュ!プッシュ!」を連発。そこからライブの終わりにかけて、ちょっとしつこいくらい(笑)「プッシュ!プッシュ!」を叫び続け、なおかつ観客にも求めているのが面白すぎる。彼自身、『NOW AND ZEN』の大ヒットによって再び第一線に戻れたように感じて嬉しかったと証言していましたが、正にそれを証明してくれるかのような、極上オーディエンス録音による素晴らしいドキュメント。そして誇らしげなバンドメンバー紹介に続いて演奏されたフィナーレ「Tall Cool One」ときたら、プラントが曲名を告げただけで観客は大熱狂。連日大盛況だった『NOW AND ZEN』ツアーにあって、これほどまで当時の熱狂と、それに応えるプラントの熱演を捉えてくれたオーディエンス録音として、ずば抜けた一枚だと断言いたします!Providence Civic Center, Providence, RI, USA 25th July 1988 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (44:56) 1. Intro 2. Helen of Troy 3. Other Arms 4. Billy's Revenge 5. In the Evening 6. In the Mood 7. Black Country Woman Disc:2 (45:29) 1. Ship of Fools 2. Dimples (with Heartbreaker) 3. Trampled Underfoot 4. Heaven Knows 5. Misty Mountain Hop 6. Big Log 7. Band Introduction 8. Tall Cool One Robert Plant - vocals Doug Boyle - guitar Charlie Jones - bass guitar Phil Johnstone - keyboards Chris Blackwell - drums





























