『TALKING HEADS: 77』で鮮烈なデビューを飾った1977年のTALKING HEADS。その初々しくも鋭利な生演奏を脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1977年11月27日ナッシュヴィル公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。最近になって公開された、地元局“WKDF-FM”放送のベスト・マスターからCD化された1枚で、デビュー作の発売から間もない瑞々しい時期の記録。どれほど初期だったのか、まずは当時の歩みからたどってみましょう。1977年・1月13日~2月10日:北米#1(21公演)《ジェリー・ハリスン正式加入》・3月3日~12日/31日:北米#2(7公演)・4月24日~6月6日:欧州#1(33公演)・6月23日~7月8日:北米#3(6公演)《7月『TALKING HEADS: 77』完成》・8月25日~9月1日:北米#4(7公演)《9月16日『TALKING HEADS: 77』発売》・9月16日~12月31日:北米#5(66公演)←★ココ★ 1978年・1月10日~2月5日:欧州#2(26公演)・3月4日/5月1日~20日:北米#6(15公演)・6月6日~7月12日:欧州#3(15公演)《7月14日『MORE SONGS ABOUT BUILDINGS AND FOOD』発売》・8月1日~12月31日:北米#7(97公演)←※ANN ARBOR 1978 LIVE AT WCOZ 77のわずか10日後となるFMサウンドボード これが1977/1978年のTALKING HEADS。ジェリー・ハリスンは「北米#1」でのゲスト参加を経て正式加入。「北米#2」から4人編成がスタートしました。本作のナッシュヴィル公演は、デビュー作発売後に始まった怒涛の「北米#5」の一夜で、その48公演目にあたります。1977年と言えば、2024年の発掘盤『LIVE AT WCOZ 77』も記憶に新しいところですが、本作はそのわずか10日後(8公演後)。いわば“すぐ隣”の一夜でもありました。そんなショウを伝える本作は、実に生々しいサウンドボード。実のところ、ごくわずかにテープの揺れも残るヴィンテージ・サウンドボードでして「完全オフィシャル級!」と呼ぶタイプとはちょっと違うのですが、その一方で過去最高マスターなのも間違いない。何よりも素晴らしいのが透明感と鮮やかさ。曇りやゴワゴワ感といったダビング痕が一切なく、一音一音の輪郭がくっきりと鮮やかに立ち上がってくる。冒頭や曲間には、マイクで拾ったような客席の喝采もミックスされてはいるのですが、肝心要の演奏音は、まるでミックス卓直結系のように生々しく極太。とりわけヴォーカルは、デイヴィッド・バーンが吐き捨てるツバの飛沫までもが目に浮かぶような、途方もない超リアル感なのです。レア曲も美味しいデビュー間もないセット その超リアル系サウンドボードで味わえるのが、デビュー期ならではの初々しいセット。前述の発掘盤『LIVE AT WCOZ 77』とも照らし合わせながら、その中身を整理しておきましょう。サイコ・キラー'77(5曲)・New Feeling/Who Is It?/Psycho Killer/No Compassion(★★)/Pulled Up その他(5曲・モア・ソングス:Artists Only(★)/Stay Hungry/The Big Country/Thank You for Sending Me an Angel・その他:1-2-3 Red Light(★★)※注:「★」印は発掘盤『LIVE AT WCOZ 77』で聴けなかった曲。特に「★★」印は伝統盤『THE NAME OF THIS BAND IS TALKING HEADS』にない曲。……と、このようになっています。デビュー作『TALKING HEADS: 77』の楽曲を軸に、翌年の傑作『MORE SONGS ABOUT BUILDINGS AND FOOD』へと繋がっていく新曲もすでに顔を出している。中でも嬉しいのが「★」印の曲。「Artists Only」「No Compassion」「1-2-3 Red Light」は、いずれも『LIVE AT WCOZ 77』では聴けなかったナンバー。とりわけ「★★」印の「No Compassion」「1-2-3 Red Light」は、伝統の公式ライヴ盤『THE NAME OF THIS BAND IS TALKING HEADS』にも入っていない貴重曲。デビュー期TALKING HEADSの尖った魅力が、余すところなく詰まっているのです。デビュー作の熱がまだ冷めやらぬ1977年、坂道を駆け上がっていくTALKING HEADSの姿を、透き通ったサウンドボードでまるごと受け取れるサウンドボード・アルバムです。あの『LIVE AT WCOZ 77』からわずか10日後の「続編」であり、「アウトテイク編」としても楽しめる新名盤。「1977年11月27日ナッシュヴィル公演」のステレオ・サウンドボード録音。地元局“WKDF-FM”放送のベスト・マスターからCD化されたもので、透明感と鮮やかさが素晴らしく一音一音の輪郭がくっきり。演奏音はミックス卓直結系のように生々しく極太で、デイヴィッド・バーンのツバの飛沫まで見えるような超リアル感です。発掘盤『LIVE AT WCOZ 77』のわずか10日後という「続編」であり、同時に「アウトテイク編」として楽しめる新名盤です。Exit/In, Nashville, TN, USA 27th November 1977 (38:55) 01 Artists Only 02 Stay Hungry 03 The Big Country/ 04 New Feeling 05 Thank You for Sending Me an Angel 06 Who Is It 07 Psycho Killer 08 announcer & crowd 09 No Compassion 10 1-2-3 Red Light 11 announcer & crowd 12 Pulled Up 13 announcer & crowd STEREO SOUNDBOARD RECORDING David Byrne - vocals, guitar Jerry Harrison - guitar, keyboards, vocals Tina Weymouth - bass Chris Frantz - drums





























