ジョンとヨーコが、エリック.クラプトン、アラン・ホワイト、クラウス・フォアマンを従え、プラスティック・オノ・バンドとして初ステージを踏んだ1969年9月13日、カナダのトロントで行なわれた「ロックンロール・リヴァイヴァル・ショー」におけるステージを収録したライヴ・アルバム『平和の祈りをこめて(Live Peace in Toronto 1969)』(1969年リリース)の”Reel To Reel Source”ヴァージョンを収録。このライヴに関しては過去オーディエンス音源も出回っているほか、リリース当時のミックス、90年リリースのBOX SET『LENNON』、95年リマスター(CD)、MFSLリリース(CD,LP)、とオフィシャル音源だけでも様々なミックスがリリースされており、さらに映像はケーブルTVで放送されたヴァージョン、VHSやLD(旧規格DVD含む)、現行DVD (5.1ch)とこれまた様々な種類が存在。そんな中で本タイトルは、当時リリースされていたオープン・リールの音源で、リリース当時のLPと同一のミックスながら、音の分離や粒立ちに優れていると言われる、マニアの間ではベスト・クオリティーと称されるもの。さらにカップリングDVD-Rには映像と音源が収録されており、「Blue Suede Shoes」1曲だけですがラフカット・ヴァージョンと関連インタビューの映像が収録。そして音源はヨーコの「Don’t Worry Kyoko」のスタジオ・テイクのロング・ヴァージョン(ラフ・ミックス)を収録。改めて聞くと全体の出来は悪かったというものの、クラプトンは随所に光るプレイを見せ、ヨーコの曲でもへヴィなリフやフィードバックを披露しているところなど、新たな発見もあり。