今回のジャパン・ツアーにおいて、何故か音源より映像の方が豊富に流通しているという不思議な現象が東京ドーム初日。それを裏付けるかの如く、独自入手かつ良質オーディエンスショット映像の「TOKYO DOME 2018 1ST NIGHT: THE VIDEO」がリリースされましたが、またまた今週も驚きのオーディエンスショット映像が速攻リリース。「TOKYO DOME~」は一階席の正面からの撮影だったのに対し、今回の映像はアリーナから敢行された(アングルは向かって右寄り)ド迫力の映像。ちょうど各種リリースでおなじみとなった東京ドーム二日目の「TOKYO DOME 2018 2ND NIGHT: THE VIDEO」と似たようなアングルなのですが、今回は画質とアングルの両方でそれらのアイテムを軽く凌駕します。まず何と言っても素晴らしいのが、随所でクローズアップの効いたアングル。例えば「Nineteen Hundred And Eighty-Five」でグランドピアノを弾きながら歌うポールの横顔に迫ったクローズアップが圧巻。それが物語っているように、この映像は概してピアノ・ソングの時にクローズショットが発揮されるのですが、おかげで「My Valentine」を始める前にポールが日本語アクセントで「ナンシー」と発した時の楽しげな表情、さらには歌い出しのタイミングを間違え、その後も危うい調子ながらもなんとか歌い通した「Queenie Eye」の一部始終がどんどん迫ってゆくアングルで楽しめてしまうのです。ジョージを偲んで歌われた「Something」のウクレレパートでもプロショットそのものと呼べるクローズアップが。もっとも撮影機材の発達によってオーディエンスショット映像もよいポジションを確保できればそうしたクローズショットも難しくない昨今です。ただ近いだけのアングルで観られる映像であれば、それこそYouTube上にも現れる。そうした映像と一線を画すのが、その「解ってる」アングル。ただでさえ迫力満点のアングルな上、例えば「In Spite Of All the Danger」の間奏になると、ソロ弾くポールのプレイぶりがアップになる。これは素晴らしい。単にポールの上半身だけを撮り続けているような単調さとは一味違ったアングルが見飽きさせないのです。さらに随所でメンバーの姿もこの映像の卓越した点で、「Love Me Do」の間奏を迎えるとハーモニカを吹くウィックスの姿をちゃんと捉えてくれる。撮影したポジション故に全体を通してウィックスがライブ・サウンドの隠し味を担っている様子がよく解ります。「Helter Skelter」が始まるとセカンド・リズムギターを構える彼の姿なども同様。しかし何と言っても最高なのが、毎晩の恒例である「Hey Jude」でタンバリンを振り終えたブライアンが客席にタンバリンを投げる場面が正に絶妙のアングル、つまり撮影者の方に向かってそれを投げてくれたという臨場感抜群のアングルで観られるのです。アリーナから撮影されただけに、時としては盛り上がる観客にアングルが遮られてしまうこともある。久々に日本のステージ本番で披露された「Let 'Em In」の冒頭などがそうでした。微々たる問題ではありますが、こうした不安定要素がなければプレス盤でのリリースも可能だったのではと思えるほど。そんな秀逸な東京ドーム初日の独自入手映像をスピーディかつリーズナブルな価格でのリリース。これがディフィニティブ・ビデオ・マスター!★空前絶後の超高品質映像。ポール映像史に残る奇跡のタイトル突如出現!今回の日本ツアーで、この映像を超えるものは無いと断言できる最高のクオリティ。衝撃!!! Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 31st October 2018 MIRACLE SHOT!!!!(152:34) 1. Intro 2. A Hard Day's Night 3. Hi, Hi, Hi 4. All My Loving 5. Letting Go 6. Who Cares 7. Come On to Me 8. Let Me Roll It 9. I've Got a Feeling 10. Let 'Em In 11. My Valentine 12. Nineteen Hundred and Eighty-Five 13. Maybe I'm Amazed 14. I've Just Seen A Face 15. In Spite of All the Danger 16. From Me to You 17. Love Me Do 18. Blackbird 19. Here Today 20. Queenie Eye 21. Lady Madonna 22. Eleanor Rigby 23. Fuh You 24. Being for the Benefit of Mr Kite! 25. Something 26. Ob-La-Di, Ob-La-Da 27. Band on the Run 28. Back in the USSR 29. Let It Be 30. Live and Let Die 31. Hey Jude 32. Yesterday 33. Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 34. Helter Skelter 35. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End COLOUR NTSC Approx.153min.