19年ぶりの新作『LIFE』を引っさげ、ヨーロッパ・ツアーを開始したCULTURE CLUB。その最新・超極上プロショットが登場です。そんな本作に収められているのは「2018年12月6日ベルリン公演」。フランス/ドイツの音楽専門チャンネルARTE CONCERTで放送されたマルチカメラ・プロショットです。『LIFE』リリース後の彼らは、2018年にヨーロッパ全域をツアー。今年も日程が決まり始めているところです。まずは、そんな彼らの近況からショウのポジションを確認してみましょう。 ●2018年・6月29日-8月11日:北米#1(30公演)・8月18日:スウェーデン公演・8月24日-10月7日:北米#2(31公演)《10月26日『LIFE』発売》・11月8日-25日:英国(13公演)・11月27日-12月8日:欧州#1(9公演)←★ココ★ ●2019年・4月11日+13日:欧州#2(2公演) これが現在までに公表されている2018年/2019年のスケジュール。BBC放送の極上プロショット『BBC RADIO 2 IN CONCERT 2018』も記憶に新しいところですが、それは『LIFE』リリース後1発目のショウ。それに対し、本作は2018年の最終盤。舞台をヨーロッパ大陸に移した「欧州#1」8公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに『BBC RADIO 2 IN CONCERT 2018(以後、前作)』のパート2となる超極上の逸品。現在ヨーロッパのMTVとも言うべきARTE CONCERTの最新放送ですから完全無欠のオフィシャル級なのは当然。画質・音質は言うに及ばず、サウンド・ミックスもカメラワークも鉄壁。このまま公式リリースも可能なパーフェクト・クオリティなのです。そんな映像美で描かれるショウは、凄い濃密感。まず、会場が小さい。前作もBBCの局内スタジオでしたが、本作はさらに小さいナイトクラブ“Schwuz”。客席にもステージにも横の広がりがほとんどなく、そこに現在の大所帯メンバーがぎっしり押し込まれている。ボーイ・ジョージも2・3歩しか身動きできないようなギュウ詰めのステージなのです。しかし、これが不思議とイイ感じ。ワンカット、ワンカットにメンバーがぎっしりと映り、ボーイのズームになっても他メンバーの顔が折り重なって画づらがやけに豪華。ナイトクラブ特有のピンクや紫を基調としたライティングもBBC以上にムーディでCULTURE CLUBにぴったりですし、その密着ぶりがホームパーティのような親密感まで醸し出している不思議なショウなのです。そして、セットも濃ゆい。約1時間の放送枠に沿っており、そこに11曲を詰め込む濃度。新曲や『COLOUR BY NUMBERS』レパートリーを軸にしつつ、ボーイのソロ「Everything I Own」やデヴィッド・ボウイ、WHAM!のカバーを散りばめている。前作から更に絞り込んだ濃縮セットではありますが、単に少ないのではなく前作以降に演奏されるようになった『LIFE』の「God & Love」も披露してくれるのです。『BBC RADIO 2 IN CONCERT 2018』に続く、超極上マルチカメラ・プロショットの第2弾です。曲数から前作ほどの話題にはならなかった放送ではありますが、その密度は凌駕している。ナイトクラブのムードによって一層艶っぽくなったCULTURE CLUB。完全オフィシャル級クオリティでありながら、プライベート感覚まで漂う1枚。前作を楽しまれた方も、見逃されている方にもお薦めできる大傑作。 Live at Schwuz, Berlin, Germany 6th December 2018 PRO-SHOT 1. Intro 2. Let's Dance 3. It's a Miracle 4. Let Somebody Love You 5. Everything I Own 6. Runaway Train 7. Do You Really Want to Hurt Me? 8. God & Love 9. Different Man 10. Church of the Poison Mind 11. I'm Your Man 12. Karma Chameleon PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.59min. Boy George - lead vocals Roy Hay - guitar, keyboards, backing vocals Mikey Craig - bass guitar, backing vocals Jon Moss - drums, percussion, backing vocals