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Paul McCartney ポール・マッカートニー/Liverpool,UK 2018 IEM Audio Dual Layer Ver.

世界中のポール・マニアをアッと言わせた昨年のイギリス・ツアーの各種イヤモニ・レコーディング。日本公演だけでなく、その後の最新公演まで別格の極上音質で聞けてしまうというサプライズに満ち溢れたリスニング体験を我々に提供してくれました。それらのリリース週、それぞれの公演の客席から撮影された映像がリリースされています。これらの撮影を敢行したのはイヤモニの巨匠とは別に本国の大団円を目撃するために渡英した日本人撮影者であり、彼から譲られたマスターをDVDとしていたもの。そうなれば勘が鋭い方なら察しがついていたかもしれませんが、この映像とイヤモニ音源を合体させ、極上のオーディエンス・ライブ・ビデオへと昇格させたアイテムをリリースさせる。こうして三公演それぞれのアッパー版が一挙リリースとなるのです。その先陣を切るはリバプール。それぞれの公演がワンカメラにて敢行されましたが、本公演の映像はステージ左側スタンド席から斜めに見下ろしたアングル。先にリリースされていた日本公演映像はどれもアリーナ席からの正統派ド迫力アングルが素晴らしかったのですが、それだけにリバプールでのスタンド席からのアングルというのが新鮮。ライブ全体を通して観るとヒキのアングルも多く、「大傑作」と呼べたレベルながら、さすがに日本公演、中でも両国のような大迫力アングルに及ばないのは事実。ところが、そんな映像に「LIVERPOOL 2018」のステレオ・イヤモニ音源をシンクロさせることでライブ映像としての説得力が一気に倍増したのです。オリジナルの映像が捉えていた音声はカメラの収音マイクによるものであり、演奏の輪郭こそ録れていたものの、音質自体は厚みを欠いており「B級」な感は否めません。そこへイヤモニのウルトラ・クリアー録音を合わせたアッパー感は強烈。こうして俄然見応えが増した映像ではありますが、反対に映像がイヤモニ音源だけでは伝わってこなかった場面をたっぷりと視界で確認させてくれるポイントがあまりに高い。先にも触れたように、トータルではヒキなアングルが少なくない映像ですが、それでも随所でしっかりと重要な場面を捉えてくれており、そのクローズアップのセンスは絶妙。まず前半において印象的なのが「Come On to Me」。演奏のブレイクから戻る際には、いつもベース見ながら弾くポールの姿。なるほど、毎回のタイミングを見計らいながらフレーズを決めている訳ですね。アコースティック・ソングのコーナーになるとクローズアップもグッと安定して素晴らしい場面が随所で見られ、なおかつしっかりとキャッチしてくれているのも魅力的。そのオープニングを飾る「I've Just Seen a Face」の前では、当初それほどMCが長引かず演奏が始まるはずだったものが、「はるばるカンサス・シティから来ました、ヘイヘイヘイ!」というビートルズの曲名に引っ掛けた粋な観客の掲げたボードに触れたことで話がエスカレート、そこから例の「日本語でサイコー!って言うんだ」という話にまでエスカレートした様子がよーく解ります。次の「In Spite of All the Danger」際には、同曲を録音した際のバンド(ビートルズの前身)クオリーメンのドラマー、コリン・ハントンがライブを観に来ているということをポールが告げてくれているのも貴重。このアコースティック・ソングのパートで注目すべきはドラマー、エイブが大活躍する姿。2018年のステージにおける目玉であったビートル・クラシック「From Me To You」においては、スタンディング・ドラムを叩きながらポールと共にハモってみせる。さらに日本公演後にレパートリー復活を遂げた「Dance Tonight」はスタンディング・ドラムのセッティングのままで演奏されるという意外なほど斬新なフォーメーションだけでなく、エイブがドラムキットに座らなくなった分、彼の華麗なダンスも久々に復活してバージョンアップ。観客を大いに沸かせています。そしてリバプール公演には「Fuh You」のミュージック・ビデオの主人公を務めたハリー・ワイアット君が観に来ていたのですが、ポールがそのことを告げるとスクリーンに彼が映し出される模様も(はっきりとまではいかないのですが)チラッと捉えられています。おまけにアンコールの「I Saw Her Standing There」において、ポールと歌うキャンペーンの勝者二人がステージに上がる様子も捉えられていますが、音源で聞かれたような歌唱の割に(苦笑)、ポールを前にしてステージ上で臆せず歌っている姿には驚かされました。このように見どころが随所に盛り込まれた秀逸なオーディエンス・ライブ・ビデオ。あのクリアネスを誇ったイヤモニ音源にビジュアルが加われば、これはもう楽しさ倍増です! ★オリジナル・オーディエンス・ショット映像に話題の超高音質ステレオ・イヤモニ音源をシンクロ収録。その効果は絶大です!★最高画質を実現するため、片面二層のデュアル・レイヤーDVDでのリリースです。 Live at Echo Arena, Liverpool, UK 12th December 2018 STEREO IEM(from Original Masters) DVD(182:56) 1. Intro 2. A Hard Day's Night 3. Junior's Farm 4. All My Loving 5. Letting Go 6. Who Cares 7. Got to Get You Into My Life 8. Come On to Me 9. Let Me Roll It 10. I've Got a Feeling 11. Let 'Em In 12. My Valentine 13. Nineteen Hundred and Eighty-Five 14. Maybe I'm Amazed 15. I've Just Seen a Face 16. In Spite of All the Danger 17. From Me to You 18. Dance Tonight 19. Love Me Do 20. Blackbird 21. Here Today 22. Queenie Eye 23. Lady Madonna 24. Eleanor Rigby 25. Fuh You 26. Being for the Benefit of Mr. Kite! 27. Something 28. Ob-La-Di, Ob-La-Da 29. Band on the Run 30. Back in the U.S.S.R. 31. Let It Be 32. Live and Let Die 33. Hey Jude 34. Birthday 35. I Saw Her Standing There 36. Wonderful Christmastime (with LIPA Choir) 37. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 38. Helter Skelter 39. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End COLOUR NTSC Approx.186min.

Paul McCartney ポール・マッカートニー/Liverpool,UK 2018 IEM Audio Dual Layer Ver.

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