ついに完遂された2019年のジャパン・ツアー。その現場を目撃する大傑作オリジナル映像が登場です。そんな本作に収められているのは「2019年4月7日:東京ドームシティホール」公演。その極上オーディエンス・ショットです。本作最大のポイントは素晴らしすぎるクオリティにあるわけですが、まずはショウのポジション。先週からリリース・ラッシュとなっておりますので、そのコレクションを日程で整理しておきましょう。 ・3月27日:福岡サンパレス・3月29日:広島上野学園ホール・4月1日『SENDAI 2019』・4月2日『FUKUSHIMA 2019』・4月3日『HITOMI KINEN KODO 2019』・4月5日『TOKYO DOME CITY HALL 2019 1ST NIGHT』・4月6日:東京ドームシティホール ・4月7日:東京ドームシティホール 【本作】・4月9日:Zepp Nagoya・4月10日:あましんアルカイックホール・4月11日:オリックス劇場 以上、全11公演。追加もされた東京ドームシティホールでは3日連続公演と鳴っており、本作はその最終日にあたるコンサートでした。さて、そんなショウを記録した本作ですが、これが本当に絶品。前回来日でも傑作映像『TOKYO 2016 FINAL NIGHT: THE COMPLETE VIDEO』を残した人物によるもので、何よりも素晴らしいのは近さ。ステージ左寄り(グレッグ・ローリー寄り)の1階席から撮影されているのですが、何と9列目。すぐ目の前にステージがあり、そこから更にグイグイとズームで迫っていくから凄い。右の画面キャプチャーでは分かりづらいかも知れませんが、ステージ奥にいるウォーレン・ハムやグレッグ・ビソネットでさえ表情までばっちり。もちろん、スティーヴ・ルカサーやフロントに出てきた際のリンゴに至っては顔面ドアップが顔面いっぱいにまで迫る。それこそ、プロショットにも迫る映像美でフルショウを体験させてくれるのです。とは言え、本作はオーディエンス・ショット。しかも、段差のない1階席だけに前方席の頭や腕も多少映るのですが、それを忘れさせてくれるのがカメラワーク。果敢なズームだけでなく、どの曲で誰が歌うかを熟知したカメラ・ワークは実に自在で、見どころを外さない。前列の影も最大限に避けつつ、メンバーの間近ショットふんだんに盛り込んでいる。まさに特等席の旨みをたっぷりと体験させてくれる絶品映像なのです。本作は、その映像美を漏らさずお届けするため、デュアル・レイヤー(二層式)のDVDに封じ込めました。しかも、本作は音声も最高。もともとのカメラ音声も悪くなかったのですが、それとは異なる別のオーディエンス録音を厳選。ベストなものをシンクロさせました。この音声が実に素晴らしく、オンな芯が真っ直ぐ耳元に飛び込んでくる。「まるでサウンドボード」と呼ぶには喝采や唱和が生々しくもあるのですが、クリアさや各楽器の分離感、輪郭の鮮やかさのすべてが素晴らしい。映像がプロショットばりのズームになっても違和感を起こさない音声というのは難しいのですが、この録音はその役を見事にこなしてくれた。当初は単品ライヴアルバムでご紹介する予定だったのですが、傑作映像を大傑作に引き上げる事に致しました。そんなクオリティで描かれるのは、過去最高に豪華とも言われている名曲のラッシュ。メンバー各人のレパートリーを取り上げるヒット・パレードなのはいつも通りですが、今回の来日はコリン・ヘイとヘイミッシュ・スチュワートが加わった事でMEN AT WORKやAVERAGE WHITE BANDのヒット曲もたっぷりと演奏される。ここでセット内容も整理しておきましょう。 Live at Tokyo Dome City Hall, Tokyo, Japan 7th April 2019 AMAZING SHOT(from Original Video Master) ●ビートルズ(8曲)Matchbox、What Goes On、Boys、Don’t Pass Me By、Yellow Submarine、I Wanna Be Your Man、Act Naturally、With a Little Help From My Friends (with Give Peace a Chance) ●リンゴ(4曲)I Don’t Come Easy、You’re Sixteen、Anthem、Photograph ●SANTANA(3曲)Evil Ways、Black Magic Woman/Gypsy Queen、Oye Como Va●TOTO(3曲)Rosanna、Africa、Hold The Line ●MEN AT WORK(3曲)Down Under、Overkill、Who Can It Be Now? ●AVERAGE WHITE BAND(3曲)Pick Up The Pieces、Cut The Cake、Work To Do ……と、このようになっています。お馴染みの名曲もたっぷりと演奏されるものの、3曲ずつのMEN AT WORKとAVERAGE WHITE BANDナンバーは今回が初。全体のメジャー感がグッと上がっているのです。そして、ワンポイントなのがリンゴの「Anthem」。『RINGO 2012』のオープニングを飾った曲ですが、これも日本初披露となるナンバー。結果、前回から7曲が入れ替えられ、より豪華でよりフレッシュなロックンロール・パーティを繰り広げているのです。そして、リンゴの笑顔。今年79歳を迎えるわけですが、軽快なステップも上機嫌に歌う歌声も、その年齢が信じられない。豪華なヒットパレードが一層楽しくなるのは、この笑顔があればこそ。こればかりはライヴアルバムでは伝わりきれない映像だけの醍醐味です。RINGO STARR & HIS ALL STARRのショウは、いつでも底抜けに楽しいヒット・パレードですが、今回はメジャー感の増量で一層豪華。その一部始終を特等席で体験できる極上映像です。最新来日の想い出としては勿論ですが、たとえ日本だという事を忘れたとしても「目で観るジューク・ボックス」として最高な傑作映像。美しさを損なわないデュアル・レイヤー(二層式)DVDでたっぷりとお楽しみください。 ★最高画質を実現するため、片面二層のデュアル・レイヤーDVDでのリリースです★9列目からの撮影。音は良好オリジナルマスターに差し替え済み Live at Tokyo Dome City Hall, Tokyo, Japan 7th April 2019 AMAZING SHOT(from Original Video Master) (122:23) 1. Matchbox 2. It Don't Come Easy 3. What Goes On 4. Evil Ways 5. Rosanna 6. Pick Up The Pieces 7. Down Under 8. Boys 9. Don't Pass Me By 10. Yellow Submarine 11. Cut the Cake 12. Black Magic Woman / Gypsy Queen 13. You're Sixteen 14. Anthem 15. Overkill 16. Africa 17. Work To Do 18. Oye Como Va 19. I Wanna Be Your Man 20. Who Can It Be Now? 21. Hold the Line 22. Photograph 23. Act Naturally 24. With a Little Help From My Friends (with Give Peace a Chance) Ringo Starr - drums, percussion, vocals Steve Lukather - guitar, vocals Gregg Rolie - keyboards, vocals Colin Hay - guitar, vocals Hamish Stuart - bass, guitar, vocals Warren Ham - saxophone, Percussion Gregg Bissonette - drums, percussion COLOUR NTSC Approx.122min