ベスト盤『STEP BACK IN TIME: THE DEFINITIVE COLLECTION』が自身7枚目の全英1位に輝き、イギリスで根強い人気ぶりを見せつけたカイリー・ミノーグ。そんな彼女の最新・極上プロショットが登場です。そんな本作に収められているのは「2019年6月30日ピルトン公演」。英国伝統の音楽祭“グラストンベリー・フェスティバル”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。このフェスでは最終日の午後に「レジェンド枠」が設けられており、長年イギリス人気の高い彼女が出演しました。実のところ、最初は2005年に出演予定だったのですが、当時の彼女は乳がんの宣告を受けたために治療に専念。14年後に遂に実現したショウだったのです。また、カイリー自身の活動で見ると、現在進行中の欧州ツアー“SUMMER 2019”の一貫でもある。まずは、その日程でショウのポジションを確かめておきましょう。 ・6月20-23日:英国#1(3公演)《6月28日『STEP BACK IN TIME』発売》・6月28日:ベルギー公演・6月30日-7月3日:英国#2(3公演)←★ココ★・7月5日:ポーランド公演・7月6日:スペイン公演・7月11日-15日:英国#3(4公演)・8月1日+3日:英国#4(2公演) これが“SUMMER 2019”の全体像。今年は3月まで『GOLDEN』に伴うツアーを行っていたのですが、夏からはベスト盤ツアーに切り替え。ベルギー他の他国公演もあるものの、ほとんどが英国でのショウであり、いかに彼女のイギリス人気が高いのかよく分かります。そして、本作のグラストンベリー公演はそのハイライト。「英国#2」の初日にあたるコンサートでした。そんなショウを記録した本作は、まさに完全無欠のマルチカメラ・プロショット。“グラストンベリー・フェスティバル”は毎年名作プロショットを生み出しておりますが、特に今年は話題作を大量に排出。当店でもリアム・ギャラガー編を皮切りにジャネット・ジャクソン編やシェリル・クロウ編が大好評。本作はその第4弾となるものなのです。これらのうち1本でもご覧になった方ならピンと来ると思いますが、そのクオリティは完全オフィシャル級。最新デジタル配信ならではの画質と音質、超有名フェスだからこそ完璧なミックス、そして名門BBCの威信を賭けたようなカメラワーク。野外フェスの抜けるような青空も目に染みる超絶な映像美なのです。もはや四の五の言っても仕方がなく、“見れば誰でも満足間違いなしクオリティ”なわけですが、ショウの内容はもっと凄い。前述の通り、現行ツアー“SUMMER 2019”は最新ベスト盤をテーマにしているわけですが、本作はズバリその映像版。披露される全16曲+メドレーは超特濃なヒット・パレード。デビュー時代の「Locomotion」「I Should Be So Lucky」から昨年の「Dancing」まで幅広くはあるものの、披露される曲のことごとくがシングル・ヒット。全英ナンバー1ヒットが6曲もあり、それ以外も「Where The Wild Roses Grow(11位)」と「Dancing(38位)」を覗く全曲が全英トップ10に食い込んだ大ヒット曲ばかり。実際、全曲が『STEP BACK IN TIME: THE DEFINITIVE COLLECTION』の収録曲であり、比喩でも何でもなく「目で観るベスト盤」なのです。何から何まで完璧な本作ですが、さらに特別にしているのが2人のゲスト。1人は中盤の「Where The Wild Roses Grow」で登場するニック・ケイヴ。オリジナルと同じくムードたっぷりなデュエットを披露し、それを薔薇を掲げた大観衆が迎えるのです。もう1人のゲストが登場するのは後半に差し掛かった頃。カイリーが“グラストンベリー・フェスティバル”への思い入れを語ったところでコールされるのがCOLDPLAYのクリス・マーティン。英国ファンは大喝采でクリスを迎え、アコースティックギターで「Can't Get You Out of My Head」のイントロをかき鳴らしただけで凄まじい大合唱が巻き起こる。後半ではバンドも入りますが、前半はクリスのアコギと大合唱だけで名曲が紡がれる。この特別なショウでもとびっきりスペシャルな共演を超極上プロショットで楽しめるのです。まさに“動くベスト盤”。それこそ公式ベスト『STEP BACK IN TIME: THE DEFINITIVE COLLECTION』のボーナスディスクに付属させて欲しいほど完璧でゴージャスな超極上マルチカメラ・プロショットです。カイリーにとって、そして彼女を愛する英国人にとって特別なフェスを完全オフィシャル級クオリティで楽しめる映像作品。 Pyramid Stage, Worthy Farm, Pilton, UK 30th June 2019 PRO-SHOT 1. Love At First Sight 2. I Should Be So Lucky 3. On A Night Like This 4. Je Ne Sais Pas Pourquoi 5. Hand On Your Heart 6. Where The Wild Roses Grow (with Nick Cave) 7. Slow 8. Confide In Me 9. Kids 10. Kylie Talks About Glastonbury 2005 11. Can't Get You Out of My Head (with Chris Martin) 12. Especially For You 13. Shocked / Step Back In Time / Better The Devil You Know 14. Locomotion 15. All The Lovers 16. Dancing 17. Spinning Around PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.76min.