『THE LIVING ROOM TOUR』を大ヒットさせ、17年ぶりの来日を実現させた2007年のキャロル・キング。そんな貴重なライヴ・イン・ジャパンを目撃できる極上プロショットが登場です。そんな本作のメインとなっているのは「2007年11月13日:日本武道館」公演。某衛星放送局の名物番組で特集されたマルチカメラ・プロショットです。彼女の初来日は1990年でしたが、その後ぱったりと途絶え、本作の2007年は若手女性シンガーのメアリー・J.ブライジやファーギーとのジョイント・ツアー”3 GREAT AMERICAN VOICES”としての再来日でした。まずは、その日程を振り返り、ショウのポジションを確かめておきましょう。・11月5日:大阪城ホール・11月6日:大阪城ホール ・11月10日:さいたまスーパーアリーナ・11月12日:日本武道館・11月13日:日本武道館 ←★本作★ 以上、全5公演。日本武道館は2連続公演でしたが、本作は最終日で撮影されました。この番組は大きく2部構成となっており、前半は武道館プロショットが約1時間。後半は、公式映像『WELCOME TO MY LIVING ROOM』から武道館で演奏しなかった曲を抜粋して特集。3組合同コンサートだからこその食い足りなさを補足してくれる至れり尽くせりの名番組なのです。それでは、前・後半をそれぞれご紹介していきましょう。 【前半:武道館ライヴ】本作を再生すると始まるのは、番組のパーソナリティを務めるクリス・ペ○ラー氏とRE○A女史による解説コーナー。REN○女史は「キャロル・キングを知らなかったんですけど」「あ、この曲知ってるって思いました」と率直に語り、ペプ○ー氏が解説していきます。いかに世代が違うとは言え、MTVジャパンで看板VJを務める人物があっけらかんと「知らない」と言い切ってしまう大胆さに驚きますが、本気で言っているのか、ペプラ○氏と掛け合う番組の都合で演じているのか迷います……。ともあれ、肝心のショウそのもの。これがもう超極上。2007年のプロショットですから当然とは言え、完全オフィシャル級。それこそ公式映像『WELCOME TO MY LIVING ROOM』にも劣らず、それでいてキャロルが日本語で「私のリンビング・ルームへようこそ!」「東京に来られて嬉しいです」「愛が地球を回してます(Love Makes The Worldのこと)」と語りかけるショウは間違いなく日本武道館。「Dancing In The Street」「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」では、親子以上に歳の離れたメアリー・J.ブライジ&ファーギーとの共演も楽しめます。ここで、そのセットも整理しておきましょう。つづれおり(7曲)・Home Again(★)/It’s Too Late/So Far Away/Smackwater Jack/You've Got a Friend/I Feel the Earth Move/(You Make Me Feel Like) A Natural Woman(メアリー・J.ブライジ&ファーギーと共演) その他(6曲)・ライター:Up on the Roof・ミュージック:Sweet Seasons(★)・カラー・オヴ・ユア・ドリームス:Now And Forever・ラヴ・メイクス・ザ・ワールド:Love Makes The World(★)・その他:Welcome To My Living Room/Dancing In The Street(★:メアリー&ファーギーと共演) ※注:「★」印は公式作『WELCOME TO MY LIVING ROOM』では観られない曲。 【後半:北米ツアー映像】そんな日本武道館の後は、再び○プラー氏&R○NA女史のトークが挟まり、ボーナス的なプロショットが放送されます。ここで取り上げられているのは公式映像『WELCOME TO MY LIVING ROOM』ですが、先述のように日本で演奏しなかった曲をピックアップ。MCには番組独自の日本語字幕も付けられ、来日公演をボリュームアップしてくれます。また、そのセレクションは初期に提供してきた大ヒット曲がメイン。フル演奏というよりは掻い摘んだ感じのパートではありますが、○ENA女史でなくても「あの曲も、この曲も彼女が書いたのか」となる幅広さが美味しいコーナーです。後半の選曲・つづれおり:Beautiful/Will You Love Me Tomorrow? ・パールズ:Hey Girl/One Fine Day/The Loco-Motion・提供曲など:Right Girl/Keep Your Hands Off My Baby(リトル・エヴァ)/Every Breath I Take(ジーン・ピットニー)/I'm Into Something Good(HERMAN'S HERMITS)/Go Away Little Girl(スティーヴ・ローレンス) この来日を機にキャロルの人気は再燃。翌2008年や2010年には矢継ぎ早の再来日も実現しました。それもこれも、彼女の書いてきた名曲が21世紀にも色あせず、2007年のステージが素晴らしかったからこそ。そんな日本武道館のステージを完全オフィシャル級のマルチカメラ・プロショットで楽しめる傑作。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 13th November 2007 PRO-SHOT Broadcast Date: 11th April 2008 (89:56) 1. VJ Intro 2. Intro 3. Home Again 4. Welcome To My Living Room 5. Now And Forever 6. It’s Too Late 7. So Far Away 8. Interviews (Carole King) 9. Smackwater Jack 10. Up On The Roof 11. Love Makes The World 12. Sweet Seasons 13. You've Got A Friend 14. I Feel The Earth Move 15. Interviews (Carole King, Mary J. Blige, Fergie) 16. Dancing In The Street (with Mary J. Blige, Fergie) 17. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman 18. VJ Talks Extra Live Tracks from US Tour 19. Beautiful 20. The Right Girl 21. Keep Your Hands Off My Baby 22. Every Breath I Take 23. I'm Into Something Good 24. Go Away Little Girl 25. Hey Girl 26. One Fine Day 27. Will You Love Me Tomorrow 28. Loco-Motion 29. VJ Outro Carole King - Vocal, Piano, Guitar Rudy Guess - Vocal, Guitar, Bass Gary Burr - Vocal, Guitar, Bass PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.90min.