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Ace Frehley エース・フレーリー/CA,USA 1995

KISS再結成に先立ち、ソロ・ツアーでピーター・クリスと旧交を温めていた1995年のエース・フレーリー。その現場を極上体験できる超密着映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「1995年7月29日サンディエゴ公演」。その超絶級オーディエンス・ショットです……たぶん。本作最大のポイントは、思わず頼りなくなってしまうほどオーディエンス離れした異様なるクオリティにあるのですが、まずは何よりショウのポジション。1995年と言えば、彼らの一大転機となった『KISS UNPLUGGED』が実現した年でもありますので、それも交えて当時のスケジュールから振り返ってみましょう・1月1日:ブルックリン公演 ・2月19日ー25日:北米#1(3公演)・3月13日ー25日:北米#2(4公演)・5月25日ー28日:北米#3(4公演)・6月13日:オスロ公演・6月22日ー8月8日:北米#4(26公演)←★ココ★*8月9日:MTV出演『KISS UNPLUGGED』・8月11日+12日:北米#5(2公演)・9月2日ー30日:北米#6(8公演)・11月1日ー12月16日:北米#7(24公演) これが1995年のエース・フレーリー。こうして並べると活発なようですが、よく見るとひと月に数公演の気ままな活動がメイン。毎晩ステージと移動を繰り返す、いわゆる“ツアー”なのは「北米#4」と「北米#7」だけでした。その中で本作のサンディエゴ公演は、前者。運命の『KISS UNPLUGGED』まであと11日と迫っていた「北米#4」の18公演目にあたるステージでした。そんなショウで記録された本作は「これ、オーディエンス……だよね?」と迷ってしまう超絶ショット。なにが凄いと言って、そのポジション。どうやら現場は狭いクラブのようですが、完全に最前列……と言いますか、半分ステージに上がっているような密着感。やや左側からエースを覗き込むような感じでして、隠すそぶりもなくモニター・アンプの裏側まで見えてしまうほどド密着。曲間でわざわざ振り返るまで観客の姿も一切映り込まず、曲間MCの反応がなかったらスタジオ・リハーサルかと思うほど「バンドと自分だけ」という独り占め映像なのです。これはあくまで推測ですが、スタッフが飼料用に撮影した関係者ショットなのではないでしょうか。エースと共にギターを弾いているリッチー・スカーレットはソロになるとカメラにわざわざ寄ってきてアピールしてきますし、エースともハイタッチしている。90年代半ばと言えば、現在のように誰も彼もが撮影するわけではなく、アクセル・ローズに見つかればブン殴られるような時代。手を伸ばせば殴れる距離ですし、ただのファンとは思えないほどメンバーと慣れ親しんでいるのです。ともあれ、そんな独り占めショットで描かれるのは、幅広いキャリアを網羅したフルショウ。ここでその内容も整理しておきましょう。KISSナンバー・KISS:Nothin' To Lose(★)/Cold Gin/Deuce・HOTTER THAN HELL:Strange Ways(★)/Watchin' You/Parasite・DRESSED TO KILL:Rock and Roll All Nite(★)/Love Her All I Can・DESTROYER:Detroit Rock City・LOVE GUN:Shock Me・ALIVE II:Rocket Ride ソロ・ACE FREHLEY:Rip It Out/New York Groove・FREHLEY'S COMET:Breakou・TROUBLE WALKIN':2 Young 2 Die・ANOMALY:Sister その他・Louie Louie/Space Jam・メドレー:Insane/Trouble Walkin'/Rock Soldiers/Speedin' Back To My Baby/Hard Times ※注:「★」印はピーター・クリスの参加曲。……と、このようになっています。一部をメドレーに圧縮してまで披露される名曲群の雨あられ。特に注目なのが中盤。ピーター・クリスとの共演となる3曲です。エースが彼の名をコールするや狭いクラブの気温が一気に5度くらい上昇してピーターが登場。ただ、ピーターの担当はドラムではなくヴォーカル。タンバリン片手に「Strange Ways」をメインで歌い、「Nothin' To Lose」「Rock and Roll All Nite」のサイド・コーラスを担う。恐らく全員が酔っぱらっているのでしょうが、ステージ上をフラフラとしながら各メンバーとハグし、絡み、観客達と「Rock and Roll All Nite!」の大合唱を楽しんでいるのです。また、もう1曲面白いのが「Breakout」。ここではエースが「エリック・カーのために!」の一言でスタートし、リッチーが歌っています。とにかく、アットホームなムードと密室感を胸いっぱいに味わえる目の前ショットです。コンサートの観客と言うより、エースの友達になってクラブ・パーディに参加できる。羨ましさしかない体験をおすそ分けしてもらえる秘匿の1枚。 「1995年7月29日サンディエゴ公演」の超絶級オーディエンス・ショット……と言いますか、恐らくバンド関係者によるもの。狭いクラブの最前列から捉えており、半分ステージに上がっているような密着感。エースのモニター・アンプも裏側までのぞき込めてしまうほどの密着感です(リッチー・スカーレットがカメラ目線でアピールしたり、エースとハイタッチしたり……と、一般ファンではあり得ない親密ぶりです)。ピーター・クリスがヴォーカルで参加する3曲も含め、キャリアを幅広く網羅した名曲群を目の前視点で楽しめる超絶映像です。 The Coach House, San Diego, CA, USA 29th July 1995 AMAZING SHOT!!!!!! 1. Intro 2. Rip it Out 3. Shock Me 4. Breakout "this one's for Eric Carr" 5. Ace "Medley" Intro 6. Insane 7. Trouble Walkin' 8. Rock Soldiers 9. Speedin' Back To My Baby 10. Hard Times 11. Peter Criss joins 12. Strange Ways (with Peter Criss) 13. Nothin' To Lose (with Peter Criss) 14. Rock and Roll All Nite (with Peter Criss) 15. Cold Gin 16. Love Her All I Can 17. New York Groove 18. Ace 19. Sister 20. Bass & Drum Solo 21. Too Young To Die 22. Richie Guitar Solo 23. Louie Louie 24. Watchin' You 25. Rocket Ride 26. Detroit Rock City 27. Parasite 28. Ace Guitar Solo 29. Deuce 30. Space Jam Ace Frehley - Guitar, Vocals Richie Scarlet - Guitar, Vocals Mark Nomand - Bass, Vocals Steve "Budgie" Warner - Drums Peter Criss - Vocals, Tambourine (Special Guest) COLOUR NTSC Approx.104min.

Ace Frehley エース・フレーリー/CA,USA 1995

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